パーティ構築

ただ単に強いポケモンを6匹集めただけではまず勝てない。
重要なのは戦略やポケモンごとの役割を決めてパーティ構築をすること。
この考えがなければ、小学生のサッカー試合のようにボールに群がるだけの哀れな戦い方しかできない。
ここでは戦略を立てポケモンごとの役割を与えてパーティを組むことを目標とし、構築例を示す。


最初に

パーティを構築するには、仮想敵を決めてそれの対策をすると言うことから始めた方が作りやすい。
しかし、仮想敵と言われてもピンと来ない方も多いので、まずポケモン対戦で腹の立ったことを上げてみよう。
  • ガブリアスに3タテされた。
  • 殻を破るパルシェンに何も出来なかった。
  • エルフーンうざい
この思い出からデンチュラを選択する。とくに苦い思い出がなければ、好きなポケモンでも入れておくのでもよい。

1体目

デンチュラの構成を考える。ガブリアスに有効なめざめるパワー氷、パルシェンに有効なかみなりを覚えさせる。
しかしきあいのタスキの場合返り討ちに遭うため、持ち物をきあいのタスキにし、ふいうちを覚えさせた。
そして残りはの技は虫のさざめきとした。
デンチュラ かみなり むしのさざめき めざめるパワー氷 ふいうち@きあいのタスキ

2体目

デンチュラの型は決定したが、パルシェンが初手で殻をやぶるをしてこなかった場合、
タスキで耐えられてロックブラストによって倒されてしまう。
その後、パルシェンを止めることが出来ずに負けてしまうことが考えられる。
そのためにパルシェン対策に先制技を持ったポケモンが必要となる。

そこで2体目としてローブシンを選ぶ。
先制技のマッハパンチやデンチュラでは倒せないハピナス、バンギラスなどの特殊受けを突破できる。
そこで技構成は以下のようにした。
ローブシン マッハパンチ ドレインパンチ じしん ストーンエッジ@たべのこし

3体目

次にデンチュラではエルフーンを100%対策できない。
なぜなら、隙を与えてしまえばやどりぎのタネを撒かれてしまい、完封されるおそれがある。
そのため、デンチュラでエルフーン対策を行うためには、後出しが許されないと言うことになる。
またデンチュラ+ローブシンの組み合わせでは、後出しでラティオスなどの特殊アタッカーに対応することが出来ないので、
相手のパーティにラティオスやエルフーンが入っていると、必ず初手でデンチュラを選出しなければならなくなる。

そこで3体目にキリキザンを選出する。ラティオスへ後出ししても勝つことが出来るためである。
技は以下のようにした。
キリキザン ふいうち でんじは アイアンヘッド ちょうはつ@ラムのみ
ラティオスへふいうち、交換読みで電磁波を撃つことができ、エルフーンには挑発で牽制できる。

4体目

ここから4体目となるが、これ以降は3体のバランスを補う用に構成して問題ない。
3体のうち2体が炎弱点であることや、物理2体、特殊1体であることを考えて、バランスを取ってみる。
また、ガブリアスやヘラクロスなどの物理アタッカーを受けられることが出来ない。

そこで物理攻撃を受けることが出来るミロカロス採用する。
ミロカロス なみのり こごえるかぜ じこさいせい あやしいひかり@オボンのみ
ガブリアスなどの物理アタッカーへ後出し可能であり、交換読みで自己再生妖しい光を撃つことが出来る。

5体目

ここまで選んだ4体を見ると全てのポケモンに地震が等倍以上取れてしまう。
そのため、その点を考慮して選出する。

そこでグライオンを入れヘラクロスなどの物理アタッカーにさらに強くする。
グライオン じしん つばめがえし ハサミギロチン はねやすめ@ヤチェ

6体目

最後に速いポケモンがデンチュラのみになってしまった。
そこで素早さが高く、弱点を補えるポケモンを入れる。

最後のポケモンはフリージオにした。
フリージオ こおりのいぶき ラスターカノン めざめるパワー炎 こおりのつぶて@こおりのジュエル
めいそうライコウなどの積みポケモンやナットレイに弱くなってしまったためこのような構成にした。

結果

【デンチュラ】かみなり むしのさざめき めざめるパワー氷 ふいうち@きあいのタスキ
【ローブシン】マッハパンチ ドレインパンチ じしん ストーンエッジ@たべのこし
【キリキザン】ふいうち でんじは アイアンヘッド ちょうはつ@ラムのみ
【ミロカロス】なみのり こごえるかぜ じこさいせい あやしいひかり@オボンのみ
【グライオン】じしん つばめがえし ハサミギロチン はねやすめ@ヤチェのみ
【フリージオ】こおりのいぶき ラスターカノン めざめるパワー炎 こおりのつぶて@こおりのジュエル

このような流れでパーティを組んでいったが、必ずしもこの手順が正しい訳ではない。
パーティを組もうと思った人は参考にしていただけたら幸いである。

しかし、完全に机上論で組んだため弱点が見つかると思われる。
対戦による実践を繰り返し、改良することも必要である。

努力値

後出しを考えない単純なアタッカーであれば252振りで問題ないが、
ローブシン、キリキザン、ミロカロス、グライオンは耐久調整する必要がある。

以下に努力値配分例を示すが、下に書いてあることが正解ではない。
努力値配分によって同じポケモンでも全く違う立ち回りが可能であることを覚えておいて欲しい。

ローブシンは主にデンチュラの苦手な相手に出す使い方をしたいので、
ハピナスの大文字やバンギラスのストーンエッジが主な調整先だろう。
防御はバンギラスのストーンエッジ2発耐え。
特防はハピナスの大文字2発耐え程度なら十分といえる。

キリキザンはメガネラティオスorラティアスの流星群1.5発耐えでよい。
その後不意打ちでラティオスorラティアス確定か高乱数1発で落とせるように調整したい。

ミロカロスはオボン込みでガブリアスの逆鱗2発耐えが望ましい。
逆鱗2発耐えるので、中途半端な物理技で落とされなくなる。
その後凍える風で抜きたい相手を想定して素早さ調整し、残りを特攻に持ってくるのが良いかもしれない。

グライオンはテラキオンなどの砂パアタッカーやハサミギロチンによる耐久型潰しを想定している。
そのためこれもガブリアスの逆鱗2発耐えにしておけば物理受けとしての役割を果たせる。
次にメタグロスを地震確定2発やつばめがえしでヘラクロス確定1発で落とせるようにできるといい。

最後に

使いたいポケモンを一匹選び、6匹の決定、努力値配分まで行った。
ポケモンでは単体の性能に目が行ってしまうことが多いが、パーティ全体で考えることで厨ポケすら相手にすることが可能である。

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最終更新:2010年12月06日 22:30