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戦争は人を殺すためにやるものではないんですか?

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pipopipo777

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戦争は人を殺すためにやるものではないんですか?


[Q] spiralabyrinth


この前クラスター爆弾の全面禁止を新聞で知ったのですが..そこにクラスター爆弾の全面禁止の理由として非戦闘員の死傷の防止などが書かれていました
そこで質問なんですが戦争は人を殺すためにやるものではないんですか?
またもし戦争で人を殺しても罪に問われないのは何故ですか?
戦争をするのにあたっての主な目的はなんですか?
浅はかな知識なので明らかに変なところなどがあるかもしれませんがよかったら回答をお願いします


[A] tengu_tou2000


戦争は人を殺すためにやるものではないんですか?

人一般ではなく、戦闘員を殺すことです。もっと正確に言えば相手の兵力を弱めることです。変ないい方になりますが、「民間人をまきこまず、戦闘員同士が、しかもできるだけ残虐でない方法で殺し合うようにする」というのが戦争をやるうえでの国際法の流れなのです。これは1868年のサンクト・ペテルブルグ宣言で生まれた流れです。「戦争で国家の追求する唯一正当な目的は、敵の兵力を弱むるにある。なるべく多くの人を戦闘外にはじきだせばよい。(負傷して)戦闘外におかれたものをむやみに苦しめ、または必ず死に至らしむる兵器(残酷、みな殺し兵器)は人道に反する」という宣言です。これが特定の兵器の規制とむすびついたのは、1899年のダムダム弾・毒ガス禁止宣言です。ダムダム弾というのは、弾頭が丸くて刻みが入れてあり、命中すると裂けて、体内をぐちゃぐちゃにします。苦しんだあげくに死にます。こうした兵器は禁止・規制するというのが戦争をやるうええのルールになっています。

クラスター爆弾は、戦闘員以外を広く殺す武器になっているのでこの流れからすると禁止されるべきなのです。


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