南京安全区国際委員会(赤十字委員会)
南京事件資料集アメリカ関係資料編などによる。
南京安全区国際委員会
ミニー・ヴォートリンが、南京アメリカ大使館のW.R.ペックに「安全区」を設置するよう求める。
また、「安全区」の建物として金陵女子文理学院を使うのはどうかと提案。
- 同年同月二十二日 米国政府、国務長官、上海総領事、アメリカ北京大使館へ向け委員会の声明
南京及びその近郊において、不幸にも戦闘が行われた際の市民の避難場所として、安全区を設置することを日中両国の当局へ提起したい。」と求め、
・安全区内に軍事施設及び通信所を含む事務所を置くことはできない。また、同目的に使うことはできない。
・市民警察がピストルを所持する以外は誰も武器を持たない
・戦闘能力を有する兵士及び将校が、安全区を通行することはできない など
これらの条件を認めるよう求め、履行のため委員会は検閲・監視するとした。
さらに安全区の境界を、
・東:中山北路に沿って新街クチから山西路のロータリー
・北:山西路ロータリーから西康路へ真西に走る線(新住宅地区の西境界)
・西:西康路に沿って北境界線から漢口路交差点(新住宅地区の西南の端)から東南方向へ直線で上海路と
漢中路の交差点
・南:漢中路に沿って上海路との交差点から起点の新街口
と定める案を出した。
なお、安全区の境界を白旗もしくは何らかの標示で示すとした。
提案者:J.M.Hansen(ハンセン)
G.Shultze Pantin(シュルツ・パンティン)
P.H.Munro Faure(マンロ・フォーレ)
Jhon Magee(マギー)
P.R.Shields(シールズ)
Iver Mackay(アイバー・マッケイ)
John.H.D.Rabe(ラーベ)
J.F.Pickering(ピッカリング)
M.S.Bates(ベイツ)
Edward SperLing(エドワード・スペルリング)
W.P.Mills(ミルズ)
C.S.Trimmer(トリマー)
D.J.Lean(リーン)
Charles.H.Riggs(リッグス)
Lewis.S.C.Smythe(スマイス)
最終更新:2009年11月02日 12:40