かざばな




かざばな / 雪舞うP



足を止めて 吹き風
暮れ行く 白と黒

鈍に揺れる 凍て空
声も色も変え

遠く 焦がれて待つ
木々を 寄せて

帰路に 彷徨い
ただ 街を染めて


雪が舞うのは 悲しいから
そう気づく頃に消えてしまう だから

雪が舞うのは 伝えたいから
きっと言葉に そっと涙を変えて

暖かな陽に 想いは溶けて
あなたの道に 花を咲かすでしょう




指を抜けて 吹き風
駆け行く 白と黒

果てに揺れる 灯火
夜も色を変え

遠く 離れて発つ
羽を 寄せて

瞼閉じて
過ぎる今を抱いた


雪が舞うのは 哀しいから
青芽吹く前に消えてしまう だから

雪が舞うのは 届かないから
きっとこのまま そっと時を忘れて

愛しい日々に 別れを告げて
失くした明日に 夢を見るのでしょう



ねえ もし形を変えず
気持ち 届いていたら

素直に 声を上げて
泣いていたら



雪が舞うのは 悲しいから
そう気づく頃に消えてしまう だから

雪が舞うのは 伝えたいから
きっと言葉に そっと涙を変えて

暖かな陽に 想いは溶けて
あなたの道に 花を咲かすでしょう





最終更新:2011年08月25日 03:34
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