新企画! いろラジ!!オリジナル色鉛筆を考えてみよう!


皆様は500色色鉛筆と言うものをご存知でしょうか?
ポンバドゥール婦人の笑顔色、お母さんのおしるこ色 etc…
そんな超☆個性的なネーミングの色鉛筆が実在するのです!
だったらそれを上回るいろラジ!!色鉛筆を考えてみようぜ!という企画です。
そんな訳で皆さんの考えた個性あふれるオリジナル色鉛筆を募集します!


募集する内容。

  • オリジナルの色鉛筆の名前。
  • その色が何故その名前なのかのバックストーリー。

※なお、ニコ生中にコメントでの投稿だと拾いきれない為、出来るだけメールでご投稿ください。


「必殺仕事人色」
貧弱一般リンクスさん

黒に限りなく近い灰色。悪人を暗殺するヒトの眼がこんな感じのため、この名前がつけられた。
見ていると、悪人を舞台からおろしたくなってくる。



「セルウィスター伯爵家から見える

      7月のヴァストラン湖色」
北辰さん

『深く澄んだ緑色』

中世ヨーロッパに栄えたセルウィスター伯爵家の屋敷の敷地にはヴァストラン湖という湖がある。
湖の畔では伯爵の家族がよくピクニックに来ることで有名であった。
湖は7月の間の午前9時から午後4時までの間に周りの山々の緑が映り込み深緑色に見える。
このことからこの色をこう名付けている。
しかしながらセルウィスター家は14世紀に大流行した黒き死の病の影響で一族は離散し。
現在はその湖と屋敷跡が残るのみとなっている。

※この逸話はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません



「495年で塗りつぶれた彼女の心色」
北辰さん

『全ての色を混ぜた濁り色』→『消しゴムで塗った所を消すと見る方向で変わる虹色』

彼女がその地下室に幽閉されたのは遥か昔の話。
その心は元から壊れていたのか、それともその長い月日が壊したのか。
彼女の心のキャンパスはもう色が見えないほど塗りつぶされている。
誰か彼女の本当の心の色を彼女に教えてあげてください。
彼女の心の色はその羽のようにキラキラと虹色に輝いているのですから。



「眠気の誘い色」
村紗黒さん

暗っぽいピンク。
意識持ってかれる数秒前。気が付いたら朝、もしくは夜。なかなか逆らうことができない魔の色。今まで何千万人が犠牲になったか…。



「地底につながる明るい黒色」
紅白刀さん

隔離された土地、幻想郷、その幻想より隔離された地へとつながる道。その道を照らす光はなし。
されど、そこはいつも明るい力強さに満ちている云々。



「白昼に見上げた月色」
北辰さん

『青に霞む白』

昼間に見える月、有明の月とも呼ばれるそれはどこか場違いな印象を与える。
月と太陽が同時に見える光景はなんとも不思議な気分にさせられる。
その白はその空に消えそうになりながらもその姿を残す。
夜に主役を飾る月もいいが昼間の儚い月を眺めるのも一興だろう。



「廃村照らす夕焼け色」
北辰さん

『濃いオレンジ色』

廃屋や廃村はどこか淋しいものである。
夕日の色はその風景をより切なく儚く彩ってくれる。
今でも誰かが住んでいるようなそんな感覚に迷い込まされてしまう。
しかし、聞こえてくるのは猫の暇そうな鳴き声のみ。
夜が落ちてくるまでの短い時間の中での一色。



「暗い部屋の隅色」
北辰さん

『目を凝らしたくなる黒』

夜、布団に入った時に部屋の隅がやけに気になる。
その暗がりには本来何があっただろうか。
曖昧な記憶の中には残っていない。
一瞬その闇から視線を外せなくなる、ナニかと見つめ合ってしまったのだろうか?
夢と現がはっきりしないまま寝返りをうち背を向ける。
その背に視線のようなものを感じながら今宵は眠れるだろうか?



「人を惑わせる黄昏色」
北辰さん

『淡い紫色』

誰彼時(だれそかれどき)は世界が移り変わる狭間。
その色の中では人と世界の境界が曖昧になり分からなくなる。
逢魔ヶ時とも呼ばれる其れは妖怪の象徴的色だ。
そんな時間には人は違う世界へ招かれてしまうかもしれない。
夕と夜が移り変わるまでの儚い時間の中での一色。



「霊夢が焼餅を妬いて○○に針を投げる時の色」
○○さん+ろぎーさん

『嫉妬の色、あるいは針を刺したときに出る血の色』

自分に構ってくれなかったり他の人間にかまけていたりすると旦那の下に漏れなく針が飛んできてこの色が見られる。
傍から見たらすぷらったな光景である事この上ないが、本人にとっては幸せなことこの上ないようである。救いようが無い。



「霧雨の中に見た淡い恋色」
舐め太郎さん

『白とも、桃色とも言えない色』

霧雨の降る郷。そこに見えるのは、一欠けらの想い。
集まれば、はっきりと見えるのだろう。
しかしそれは決してはっきりと見える事はない。
それがはっきりとした時、君はそこに居ないだろうから。



「蒼月照らす雪景色」<そうげつてらすせっけい>
北辰さん

『芯まで冷めるような蒼白色』

冬の夜に見せる、世界が音を無くす風景。
一面が雪の白に塗りかえられ、生命の息吹は感じぬその世界。
空気はキンッと張りつめ、月がやけに明るく感じるそんな夜。
月光で雪は光を含み、夜幕と混じる時に見せる色。



「四季変わらぬ夜空色」<しきかわらぬよぞら>
北辰さん

『きめ細かい藍色』

夜空を色で表すなら藍色と言おう。
黒とは違うその色は四季に囚われることなく不変である。
夜に生きる妖怪からすればもっとも馴染み深い色だろう。
それは眠っている間に真価を見せる色でもある。
夜が朝を迎えるまでの長い時間の中での一色。



「幻想色」
舐め太郎さん

『無色透明』

その色は、我々には一切見ることは出来ない。
なぜならば「見えてしまってはいけない」のだから。
我々「現実色」の人間が、たどり着いてはいけない「色」なのだから。



「真夏に咲く太陽色」
北辰さん

『濃い黄色』

太陽の花と呼ばれるその花は向日葵。
誰もがその大きさ、色、気高さに心を奪われるだろう。
孤高に一輪咲けば誇り高く、群をなして乱れ咲けば圧倒される。
夏に現れるもう一つの太陽の色。



「天に輝く北極星色」
北辰さん

『揺るがざる白』

北の空に輝く不動の星…北極星。
時代によりその役目を担う星は変わりはするがその意味は変わらず。
古代エジプトや古代中国では王に関する星とされている。
絶えず動かないその星は古くより旅人達を導き続けていた。
その白は全ての頂点となる他の色で霞まぬ色。

北極星、夜天の光の異称は北辰なり。



「雲外蒼天色」(うんがいそうてんいろ)
kumakingさん

『始めの方は灰色に近い白→使っている内に美しい空色に』

例えどんな困難にぶつかろうと、行く手を遮られようと、道を信じ、絆を信じ、自分を信じて突き進めば、大切な物を得る事ができる。
まるでどんなに分厚い”雲”でも、乗り越えた”外”には”蒼”く美しい”天”空が待っているように。



「呪われし宝石色」
北辰さん

『人を魅了する赤色』

それは数奇な運命と辿る一つの物語の色。
30カラットの美しい輝きに魅せられた者は数えきれない。
彼女の色は人を魅了しそして破滅に導いてくれるだろう。
その輝石の色は多くの人間を鬼籍に送っていった軌跡の色。



「春告色鉛筆」
北辰さん

『艶のある黒色と柔らかい白色』

春告精は本来は白であるリリーホワイトだ、
しかし稀に黒のリリーブラックも見受けられる。
そんな二名の春告精の色を表す色鉛筆。
二色の色が前と後に付いた二色鉛筆。



「貴方の心色」
舐め太郎さん

『見る人によって変わる色』

貴方の色を一番理解しているのは
貴方の一番近くにいる人。



「五色」
舐め太郎さん

「心でイメージする、貴方達の色」

一色は、紅白に尽くす、黒の色。
一色は、厄を纏いし、白の色。
一色は、皆に与える、桃の色。
一色は、姫に従う、極彩色。

最後の一色は、どれにも属さない、謙虚なる無色透明。



「画用紙色」
舐め太郎さん

『何色だと思う?』
ピンク色、緑色、青色、数々の色の画用紙がある中、
多彩のキャンバスを彩るのは、もちろん鉛筆。
書いていくにつれて太くなるその線は、
まるで人生のように。
そして、最後には・・・・・。



「風光明媚色」(ふうこうめいびいろ)
kumakingさん

『見る人が一番美しいと思う色』

自然に限らず美しい物は多く存在する、だが真の美しさは人には見えない。
しかし全く目に見えなくても、人々はその色を知っている。
なぜならその色は愛する仲間、家族、友との絆の中にいつもあるから。
そんな絆の色を見えるようにする色、それが風光明媚色。



「雲蒸竜変色」(うんじょうりゅうへんいろ)
kumakingさん

『青に近い白』

たった一瞬のチャンスでも、掴めば蛇も竜になる。
ならば人に出来ない道理はない、そんな大きな夢を内包する色。



「日焼けた箪笥色」
北辰さん

『くたびれた茶色』

長い年月を共に過ごしたその箪笥には様々な思い出が詰まっている。
端には子供の頃に描いた落書きがあり、少し恥ずかしい。
よく太陽の当たる部屋に長年置いてあったその箪笥は
茶色というにはやや薄い、くたびれたという言葉がよく似合う。



「霞む二百由旬の桜色」
北辰さん

『揺らめく薄桃色』

白玉楼の庭には桜が毎年咲く。
広大な敷地、その広さは二百由旬と言われる。
その途方もない広さに咲き誇る桜は実に壮大で美しい。
生きて楽しむのもおつ、また死してから楽しむのもおつ。
ただ生者達は桜に交じる蝶に魂を持って行かれない様に気をつけることだ。



「臥薪嘗胆色」(がしんしょうたんいろ)
kumakingさん

『黄色に近い橙色』

大いなる目的の為ならば、今のこの時を薪の上で寝ても、苦い胆を舐めても耐え忍び、その時を待つ事もまた、
夢にひた走る一つの方法ではないでしょうか?そんな耐える事の大切さを語る色。



「雨後の筍色」(うごのたけのこいろ)
北辰さん

『濃いブラウン』

雨の雫に濡れた竹林には筍(タケノコ)が生えやすい。
迷いの竹林ともなればさらに早いことだろう。
その茶色は土に隠れている頃が一番食べごろである。
見えてしまえば旬は過ぎる。
姿見せぬうちに見つけなければならぬ色。
箪笥じゃないよー、箪笥じゃないんですよー



「堅牢崩れぬ彩壁色」(けんろう_くずれぬ_さいへきいろ)
北辰さん

『赤みを帯びた極彩色』

紅魔館には、けして抜かれぬ壁がある。
その壁を抜こうと考えるなら全てを捨てる覚悟で逝くが良い。
紅を背に立つは極彩でうがつ華人小娘(ホアレンシャオニャン)
同時に暖かく全てを守る壁でもある。
故にその色は見る者に不屈の心を与えてくれるだろう。



「無縁儚き紫桜色」(むえん_はかなき_むらさきざくらいろ)
北辰さん

『尊い紫色』

再思の道を進むとその先に無縁塚と呼ばれる身寄りのない者たちの墓場がある。
そこに紫桜の木は生えている。
六十年周期の大満開では死者の魂の宿る妖怪樹だ。
人の魂は桜を咲かせ、妖怪の魂は紫桜を咲かせると言われている。
罪深い色だが、その罪の色は実に美しく60年待つ甲斐のある美しさだろう。



「二色巫女鉛筆」(にいる_みこ_えんぴついろ)
北辰さん

『凛とした赤色とたおやかな緑色』
リバーシブル東方色鉛筆第二弾、二色巫女鉛筆。
緑色の風祝カラーと赤の博麗カラーの二色である。
揺らがず何ものにも囚われない赤の巫女。
明るく優しき風を吹き込む緑の巫女。
※注意:使用しても常識を投げ捨てたり貧乏になったりはいたしません。



「古き森の渓流色」(ふるきもりの_けいりゅういろ)
北辰さん

『揺れる蒼緑色』

その森には未開の地にして人の踏みこめぬ世界
苔むした岩の合間をその川は流れている。
澄みきったその渓流は森に遮られた光で揺らめく。
動物達のみが見ることを許された色



「久遠染める富士色」(くおん_そめる_ふしいろ)
北辰さん

『褪せない朱色』

富士の山、霊峰名高きその山は実に美しい。
赤富士と呼ばれる情景は見事と言えよう。
僅かな時間のみ見ゆるその色は特筆して美しい。
その紅は全てを燃やし、染め上げる紅。
不死の山すら "も紅" に染まれ…!



「探命授かる灰獣色」(たんめい_さずかる_はいじゅういろ)
北辰さん

『群れなす灰色』

鼠とはなかなかに賢い生き物である。
その大将ともなればまさに賢将と言えるだろう。
ただいくら賢将といえ子分達が意図を解さなければ意味も無く。
結局自分で探す羽目になる。
そんな気苦労絶えない色。



「最高にして始祖の色」
舐め太郎さん

『なんかもう凄い色』

それは全ての元凶。
それは全ての始まり。
それは幻想入りに轟く、敵(叶)わぬ色。

背中を追う者はその背中に手を伸ばすが、
そこには届かない。
頂を目指す者は、どれだけ滑り落ちようと手を伸ばすが、
そこには届かない。
それでも創作人は、手を伸ばし、目指す。



「緑閃光色」(りょくせんこういろ)
kumakingさん

『明るい緑』

人々に希望を与える色




「午後五時の公園色」
北辰さん

『目に焼きつくオレンジ』

夕焼けチャイムの重なり合う音。
周りの家からは夕飯のいい匂い。
誰もが帰ってしまった淋しさ。
眩しいくらいにその公園は夕日で染め上げられている
昔何処かで見たような、そんな色。



「死を運ぶ火輪色」(しをはこぶ_かりんいろ)
北辰さん

『艶やかな黒緋(こくひ)色』

猫が死骸を飼い主の元に持ってくるという話はよくあるもので、
かの火車『かしゃ』もまた似たようにに主の為に死体を集めて来る。
そして火車は声なき死者と対話しその肉体を火にくべる。
黒々しい死体は火で燃え上がり黒緋に輝く。
そんな恐ろしくゆえに美しい色。



「幸授の白兎色」(こうじゅのはくといろ)
北辰さん

『明るい雪白(せっぱく)色』

迷いの竹林には見つければ幸福を授かることができる兎が居る。
その幸運は殆どがその竹林を抜けだせるというものに使われてしまう。
もしくは出会えたことが既に幸運と位置付けられてしまうのか…。
見ているだけで幸せな気分になれる色。



「嘘つき兎詐欺色」(うそつきうさぎいろ)
北辰さん

『清々しい程の黒色』

因幡の白兎はワニを騙して皮を剥ぎ取られたというのは有名だろう。
それは現在になっても懲りず、未だに嘘をついているようだ。
幸授の白兎色と芯の色が非常に似ているが、実はその色は黒。
配置も何故か横にあり取り間違う困った色 。



「裏路地を抜けた先色」
北辰さん

『光が漏れる白色』

入り組んだ町並みには裏路地が多い。
薄暗い裏路地は先が光で見えず、また後ろも振りかえる気はせず。
抜けた先にある風景はまだ見えず
先に何があるかわからない不安と期待の色。



「歴史食らう聖獣色」
北辰さん

『淡い碧銀(へきぎん)色』

人を守る聖人、その身には聖獣白澤を宿す。
普段は里で教師として熱弁を振るい。
満月の夜にはその身を獣と化し幻想郷の歴史を綴り上げる。
流麗なその髪と尾は月夜に碧銀に輝き流れる。



「夕立前の西の黒雲色」
北辰さん

『じっとりとした黒色』

自転車で家に帰る途中、ふと見上げると西の空から嫌な雲が広がっていた。
家までまだ距離がある、アスファルトからの返し熱がじっとりと嫌な感じを加速させる。
夕立前特有の湿った匂いが風に乗って香ってくる。
そんな夏の空に浮かぶ雨雲の色。



「護紅龍の彩鱗色」(ごこうりゅうのさいりんいろ)
北辰さん

『暖かな赤虹(こうさい)色』

紅魔の館(やかた)には守護龍が存在する。
立ちはだかる敵を砕き、けして倒れぬ紅龍(こうりゅう)が居る。
その鱗は虹色に輝き美しき光を放つ。
暖かな光を放つ彼女の色。



「大統領色」
kumakingさん

『アメリカ国旗の柄が色として出てくる』

彼はその身を賭し、国の為に戦う。何故なら彼は合衆国国民だからだ。
そして全ての国民の前に立ち、最前線で戦う。何故なら彼は、合衆国大統領だからだ!!!
(*注:肉とワインで鍛えた強靭な合衆国民なら、この程度当然です。)



「蒸気煙る夜街色」(じょうき_けむる_やがいいろ)
北辰さん

たちこめる白灰(はくはい)色

スチームパンクの世界、蒸気機関が発達したIF世界をえがく色。
星すら見えぬほどの分厚い蒸気に霞む夜街。
街燈の明かりがぼんやりと街角を淡く照らす。
反理想郷の様な圧迫された息苦しい色。



「御阿礼の九代色」(みあれのくだいいろ)
北辰さん

塗り重ねたセピア色

御阿礼シリーズ九番目の色。
零番目から繋がる歴史のあるその色は他の色鉛筆よりも数段減りが早いのが難点であるが、
深い味わいと歴史を感じさせる落ち着いた色。



「未熟な三本目の剣(つるぎ)色」
北辰さん

真新しい鉛色

冥界の庭師の剣は未熟である。
そのまっすぐな想いを乗せた刃はたしかに切れ味はよいであろう。
だが真の意味で切ることを見出せぬうちは半人半霊の半人前つまり、四分の一人前だ
そんな初々しい輝きを放つ色。



「硝煙の匂い消えぬ上着色」
北辰さん

草臥れた黒(くたびれた_くろ)色

玉兎の制服はそのまま戦場でも使われる。
月から逃げ落ちた彼女の服もまたその硝煙の匂いが染みついている。
彼女は今日も消毒と硝煙の入り混じった独特の臭いを纏う。
そんな愛用してどこか草臥れた上着の色。



「遠い空に浮かぶ夜光雲(やこうぐも)色」
kumakingさん

明るい灰色

何も無い極寒の空、支える者も居ない孤独の天に光る雲。
遥か遠い太陽の輝きを受け、彼はたった一人で輝き続ける。
その身に覚悟を宿し、絆を宿し、輝きを宿して。



「再燃する不死の鳥色」
北辰さん

朽ちない朱色

不死鳥は老いると自ら火の中へ飛び込み、そしてその灰の中から蘇ると言われている。
それは奇跡でありながら永遠に安らぐことの出来ぬ呪いでもある。
蓬莱の火の鳥は朽ちてなお再び燃え上がる、けして燃え尽きない想いと共に。
彼女の燃え続ける運命を表した色。



「陽炎揺らめく逃げ水色」
北辰さん

儚い水銀色

真夏の炎天下、地面から立ち昇る陽炎が世界を歪める。
アスファルトには歪みから湧き出る逃げ水が波打っている。
捕まえることのできない幻想の存在ゆえの美しさがある。
手に入れることの無い美しさを表した色。



「益者三友色」えきしゃさんゆういろ
kumakingさん

色の三原色が混ざらずに同時に描かれる色

成功する人には三人の友人が居る。直(正直な人)、諒(誠実な人)、多聞(博学な人)の三人だとか。
成功するか否かは個人の力のみでなく、絆にも由来する。人は一人では生きられない。
そんな、当然ながら忘れがちな事実を物語る色。



「蓬莱、永遠の想い色」
蜜葉舐め太郎さん

燃える赤と鎮まる青の色

幾百年の時の中、我が見つけた火の光、
紅く燃えゆる光源の中、見つけた光は火よりも弱く、
水の物より温かく、永遠感じる時の中、
弱き火を見て涙を零し、燃え尽く火を見て、
久遠に零人、記憶に一人。



「双腕、猛振るう獣王色」(そうわん_たけふるう_じゅうおう)
北辰さん

荒々しい黒色

彼(か)の獣の声は大気の猛り(たけり)。彼の獣の歩みは大地の脈動
その双腕は害するモノを屠り(ほふり)、愛するモノを包む。
獣の王にして自然の体現たる雄々しき有様。
自然の生を感じさせる動きに満ちた色。



「永炎、燃え果てぬ銀灰色」(えいえん、もえはてぬ_ぎんはい)
北辰さん

流れるような白銀色

彼女の髪が白銀の煌めき(きらめき)を持ったのはいつからだろう。
その身に不死鳥を宿した時に全てが焼き尽くされたからだろうか。
長い時の流れの中で色落ちしてしまったような白銀。
それは歩くたびに揺れ煌めく色。



「一日千里色」いちにちせんりいろ
kumakingさん

書くほど白に近くなっていく灰色

良い馬は一日で千里も走る、そんな才能を表すこの言葉。
才能とは美しい純白、ですが、千里を走る様を見て全く走らない者は、その程度で終わってしまいます。
己の持ちうるものを知り、周りを知り、努める事を怠らない事が、美しい純白に近づく唯一の方法ではないでしょうか?



「仮面挿げ替える万能色」(かめん_すげかえる_ばんのう)
北辰さん

『描き手の望む色』

人の数だけ色があり、人の数だけ仮面がある。
誰もが持つ心の色であるが、そんな色を自由に使えるのがこの色鉛筆
トランプで言えばジョーカー、ワイルドカードとも言える存在。
そんな反則的な色鉛筆。



「迷竹を導く白煙色」(めいちくを_みちびく_はくえん)
北辰さん

『ゆるりと起ち昇る白色』

迷いの竹林は自力で抜けることが難解な場所である。
そんな場所を平然と抜ける人物がいる。
ゆらりとまっすぐ空に伸びる煙が目印の案内人。
どこか掴みどころの無い煙の様な彼女の色。



「遠響、聴こゆる祭囃子色」(えんきょうきこゆるまつりばやし)
北辰さん

『藍に滲む橙色』

夏の夜、家で夕涼みをしていると遠くから祭囃子が風に乗って聞こえてくる。
子供の頃にはよく行ったものだと聞き耳をたてて目を閉じる。
懐かしい風景が蘇る、そんな色。



「山駆け廻る走狗色」(やまかけまわる、そうく)
北辰さん

『堅実な白銀色』

その白狼は山を哨戒する生真面目(きまじめ)な天狗。
主たる天魔が統べるその山の周りをちょこまかと飛び廻っている。
その目は千里を見通し侵入者を睨みつける。
風を切りながら山を駆ける彼女の色。



「風邪で休んだ午前色」
北辰さん

『ぼんやりとした水色』

小学校の頃、風邪で学校を休んだ時に不思議な違和感を感じる人は多いかもしれない
勉強をしなくていいと言う開放感としなくてもいいのかと言う罪悪感が混じり合う。
普段見れないテレビ番組を風邪のぼんやりとした頭で見ながら過ごす。
何ものにも縛られない時間の色。



「完全で瀟洒で従者な世界色」
北辰さん

『整った灰色』

その従者は今日も静止した世界の中で仕事をこなす。
世界は全ての色を失い灰色で彼女だけが色を持つ。
忠義を尽くすべき主(あるじ)も、眠りこけているであろうどこか憎めない門番も色を持たず。
従者は今日もせっせと仕事をこなしていく
主に出すための紅茶とそれに合わせる菓子を考えながら。



「倒木の新芽色」(とうぼくのしんめ)
北辰さん

『力強い若葉色』

悠久(ゆうきゅう)の時を経た老木がその命を終え体を横たえる。
そこに芽吹くは新しい命の輝き。
古き物を糧に生まれ出た生命の連なり。
繰り返しの中の始まりの色。



「深き、地のサイコメトリー色」
北辰さん

『混濁する薄紫色』(こんだくする)

深き地の底に全てを見通す物がいる。
敵対すれば心に刻まれた傷をなぞられ苦痛を味わわされる。
彼女の前では貴方のどんな想いすら見透かされてしまう。
誰よりも他人の事を知りえ、誰よりも他人から嫌われる彼女の色。



「夕山から登る入道雲色」(ゆうやまからのぼるにゅうどうぐも)
北辰さん

『淡い桃色』

夕方、山の向こうから入道雲が湧き上がってくる
傾いた日差しに照らされた雲は橙色というよりは桃色に近い色になる。
夏の夕方を飾る風物詩の色。



「四季を揺蕩う草花色」(しきをたゆたうくさばな)
北辰さん

『鮮やかな緑色』

風見鳥のようにくるくる廻り、その有り様を変えていく。
幽かに香る匂いに誘われれば、ため息の出るほどの光景が見れるだろう
季節ごとに色合いを変える草花の色。



「夜明け前の世界色」
北辰さん

『もっとも暗い黒色』

それは最もこの世界で暗く不安な色なのだろう
しかし、夜明けは必ず訪れる物、そしてそれは輝かしく美しい物だ。
旅人よ心せよ、夜明け前が最も暗いのだ。
終わりかけが最も辛く苦しいものである、そんな心を表した色



「泥水より生まれる不浄の蓮華色」(ふじょうのれんげ)
北辰さん

『穢れの無き白色』

どんなに濁った泥の中から浮かんでも、けして穢れず美しく咲く花がある。
白く穢れのない花びらは人の心の穢れすらも洗い流すような白さだ。
神秘的な光を放つ美しい花びらの色



「熱気冷め止まぬ祭り色」(ねっき_さめやまぬ_まつり)
北辰さん

『鮮やかに光る朱色』

晩夏(ばんか)の夜、蟲の声と涼しい風が吹くそんな夜。
今宵、待ちに待った華やかな祭りが開かれる。
誰もが笑い、誰もが騒ぎ、誰もが楽しむ…祭りが始まる。
そんな一夜を美しく彩る一色。



「山深くに住まう老猿色」(ろうえん)
北辰さん

『色あせた飴色』

人も寄り付かない山の奥深く、山猿達を束ねる長たる物が居る。
体は人よりも大きく、生きた月日は人の生涯より長い。
遥か昔より生き永らえる化生の色



「暗い部屋に残された最後の一色」
北辰さん

『歪んだ(ひずんだ)赤色』

元々あった色すらも塗りつぶすようにその色は生まれた。
その部屋に独り残された彼女、残された色。
差し伸べられるべき手は未だ有らず、差し伸べるのは誰ぞ?
その歪んだ色は彼女自身なのだろうか?



「土手道の曼珠沙華色」
北辰さん

『濃い朱色』

秋の彼岸には紅い曼珠沙華の花が咲く。
一輪咲くも美しく、群を成せばまた圧倒される。
人の罪を吸い毒として身に宿す花の色



「チグハグな茨の華色」
北辰さん

『淡く、赤みが強いピンク色』

それは仙人でありながら悪鬼であり。
人を害すモノでありながら人を助けるモノでもある。
虚ろでありながら堅実な色



「帰り道、見上げる茜雲色」
北辰さん

『紫に近づく茜色』

秋の夕陽は一段と濃密で、鮮やかにその空を覆う。
上空に広がる雲はその色を写し茜色に、また夜に近づけば紫が滲む。
秋の焼けるような空の色



「霧の中、湖上舞い踊る妖精色」
北辰さん

『踊るような黄緑色』

濃霧が立ち込める湖の上を優雅に踊る影が1つ
髪を揺らし描かれるその軌跡は美しく時間を忘れてしまいそうになる。
まるで幻燈の様に、気づいた時にはその姿は既に無く、夢を見ていたような錯覚に陥る。
霧の向こうに見えた幻の様な色



「冥道から彷徨う鬼火色」
北辰さん

『仄かな橙色』

その罪人は天国も地獄すらも逝くことは叶わず。
狭間から現の世に淡い光を放つランタンを掲げる
今宵はハロウィンの夜、その光を頼りに子供は仮装して街を練り歩く。
彼が灯し続けるランタンの色



「炎獄鴉の神工太陽色」
北辰さん

『黒を帯びる白熱色』

その太陽は神が宿し、神が作った劫火の力。
胸元に禍々しい瞳を光らせ、紅蓮を纏わせ腕を振り上げる。
焔は霊を燃料にさらに激しく燃え上がる。
彼女が飲み干した神の色



「夜風に揺らめく蛍火色」
北辰さん

『淡い黄色』

蛍は群れを成して世界に淡い光を灯す。。
闇夜に浮かぶそれは儚さで人を魅了する。
夜を色づける儚い色



「河濡れ、歪む碧眼色」
北辰さん

『燃えるような緑色』

嫉妬は人の心と姿さえ変えるもの。
彼女は橋の袂で、美しき双眸を歪めて嫉み続けたのだろう。
そして今、地の底に堕ちた彼女は地上を嫉み続ける
嫉妬に塗れた彼女の色



「黒白(こくはく)の秘め想い色」
北辰さん

『温かい銀色』

どんなに逞しく、気高くあろうと、一人の乙女である
どれほど強い敵を倒そうと、その一言が言えぬ少女である。
小鳥の止まり木の様な、そんな存在が必要なのだ。
彼女が恋焦がれる色



「氷精の振り撒く、悪戯色」
北辰さん

『弾む様なクリアブルー』

氷ははじけ飛ぶような明るい声。
無邪気にはしゃぐ姿はどこか憎めないものだ。
気まぐれに悪戯を楽しむ彼女の色



「西日射しこむ四畳半色」
北辰さん

『焼きつくような橙色』

西の角部屋の部屋に秋の西日が射しこんでくる。
夕方の赤い光が狭い部屋を染め上げ自分すらも溶け込みそうになる。
目を焼き、焦がすような色。



「不思議の国の人形劇色」
北辰さん

『連鎖する虹色』

それは人形に宿る七つの焔。
㐂劇を演じる人形、糸を操る少女。
童話に迷い込むような幻想、流れるように物語を紡ぐ。
彼女が描き、彼女たちが演じる七つの色。



「紅葉染まる秋の山色」
北辰さん

『鮮やかな朱色』

山々は美しく、秋の色に染め上がる。
上から眺めるのも下をくぐるのも、ため息のこぼれる美しさ。
四季の見せるひと時の一色



「陰鬱と響き渡る音色」
北辰さん

『鬱蒼とした深緑色』
心を飲まれるような重い音が世界に響く。
美しい音色に聴き入れば彼女の音に囚われてしまうだろう。
彼女が静かに奏でる音色




「私達の心に灯った色」
北辰さん

『最後に生まれた一色』
それは私達、一人一人がこのラジオを通して感じた色。
貴方の心に宿るその一色こそが私の送る最後の一色。
終わりを惜しむ色、この祭りを最後まで楽しむ色、様々な色が心に宿る。
貴方のその一本の色鉛筆がこのラジオという絵を完成させるのです。
よろしければ、その一色をこの500色に加えさせてもらえないだろうか?




タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2011年11月27日 23:57