10/28 ArcDataについて加筆修正
装備のグラフィックの傾向
大まかにわけて以下の様になりますが、一部特殊なタイプのみ補足してあります。
各分類で形の近い物をベースにすると作業が楽になると思います。
上段 |
帽子系 |
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ヘッドバンド系 |
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リボン系 |
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中段 |
マスク系 |
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メガネ系 |
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下段 |
タバコ系 |
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スカーフ系 |
ギャングスカーフ |
その他 |
フード系 |
月夜花帽子 |
かぶり物系 |
盲目のフード |
基本的に、マスク系は「正面・前斜め・横」の3スプライト
帽子系は「正面・前斜め・横・後ろ斜め・後ろ」の5スプライトです。
殆どの場合、左右逆になった場合はACTファイルで反転して表示しています。
キャラが屈んだり、ダメージを食らったりして傾いた時、
ACTファイルの設定に基づいてスプライトも傾いて表示されたりしています。
この時の傾きの設定が、装備の形などによって微妙に異なりますので、
プロンテラ軍帽の様な筒形帽子を作りたいのであれば、それを使うのがベストだと思います。
ズレ修正
SPRの編集が終わり、元になったACTを流用し、一旦完成したと思いきや、
確認編を実行したら微妙にズレていた…。
そんな時はズレ修正を行います。
直す方法は2つあります。
- SPRファイルを修正する
- ACTファイルを修正する
ゲーム内で表示させてみた時、各アクション・各方向で見て全体的に少しズレている場合はSPRを編集します。
※SPRの中身が、元になったファイルと同じ縦横の長さであった場合極端にズレる事はありません。
「体を斜め前に向けて顔を正面に向けた時だけ」など部分的にズレている場合と「顔から3m離れている」などの盛大にズレている場合はACTを編集します。
SPR修正
これに関しては実践編を参考に、画像の解像度の内でBMPファイルをまるごと微調整すれば解決します。
全体的に右に数ドットズレている場合なら、キャンバスからはみ出ない様に左に数ドット移動した物をSPR化すれば完了です。
ACT修正
「ArcData」を使います。
「actor.exe」を起動したら、SPRファイルを開きます。同名のACTがあれば同時に読み込めます。
ちなみにフォルダ、ファイル名にハングルが含まれる場合ファイルを読み込みませんので、
デスクトップ等にコピーしたら一度名前適当な物に変更しておきます。
先ず「readme_actor.txt」を参照。多少のズレを修正する程度ならそれで分かるハズです。
画面内の用語の説明もされていますので一通り目を通す事をおすすめします。
またreadme内で説明されていますが、
基本となるキャラクターのSPRとACTを用意しておくことで描画領域内にキャラを表示できます。
その方が圧倒的に修正しやすいと思いますので使いましょう。
準備編にて説明した「髪型」、「体」フォルダより、好きな物をコピーして
それぞれを「ref_head」「ref_body」に置き換えてArcDataフォルダ内に入れればOKです。
SPRファイルを読み込んで、右のチェックボックスの頭にチェックを入れれば表示されます。
標準だとアイテムより前に顔が来るので、メニューの「スプライト優先順位変更」で変更しましょう。
画面は見ればなんとなくわかると思いますが、
大ざっぱに説明すると左上が描画領域、中央がパターン指定、右上がキャラ表示の時に使うチェックボックス、
下がSPR内に格納されたBMPファイルの一覧です。
(家のPCだと表示するんですが、ノートPCだと表示しないみたいです、原因不明)
基本的な流れは以下です。
- 行動コンボボックスからactを選びます
- 向きボタンでキャラクターの体の向きを選びます
- その下の矢印とバーでパターンを選びます
- 「act00(立ち・静止状態)」では顔の向き3パターン
- 「act01(立ち・歩き状態)」では歩き中の上下の8パターン等になります
- 間隔・音
- すいませんわかりませんフィーリングでやるかノータッチで
- フォームから各パターン時のSPRを調整します
- 頭装備の場合、ほとんどは単一のグラフィックで表示されるので問題ありませんが、アルギオペ等のmobのACT等だと複数のグラフィックが別個に動いている場合があります
- グラフィックの透過についてはグラフィック毎に指定する為、不透明と透明を混ぜた装備を作りたい場合は複数のグラフィックを設定する必要があります(たぶん後述します)
act00 |
立ち・静止 |
act01 |
立ち・歩き |
act02 |
しゃがみ |
act03 |
アイテム拾い |
act04 |
戦闘・待機 |
act05 |
戦闘・投げ |
act06 |
戦闘・ダメージ |
act07 |
不明 |
act08 |
死亡 |
act09 |
不明 |
act10 |
戦闘・攻撃(1) |
act11 |
戦闘・攻撃(2) |
act12 |
スキル |
すいません一部適当です。
情報求む。
一部修正
act10 攻撃(1)とact11 攻撃(2)は職業の装備できる武器によりモーションが異なります。
例)騎士 → act10 攻撃(刀剣、鈍器)、act11 攻撃 (槍)
ハンター → act10 攻撃(短剣)、act11 攻撃 (弓矢)
ウィザード → act10 攻撃(杖)、act11 攻撃 (短剣)
「ref_body」を追加した事でボディパターンを表示できますが、
ズレて表示されるのでそれに合わせないで下さい。
あくまで参考程度に表示させればよいと思います。
マメ知識。全パターンには必ず一つスプライトを指定する必要があるため、
仮面系装備で後ろを向いている時などは「透過度100%」で指定されています。
操作がちょっと変な所があり慣れるのに少し掛かると思いますが、
ここで編集を間違えてもゲームが壊れるわけでは無いので、実践あるのみです。
もちろん誤って保存してしまった時の為に、正常なファイルのバックアップは定期的に取っておきましょう。
おつかれさまでした。
最終更新:2008年10月28日 22:29