ハルヒと親父 @ wiki
朝食の情景
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haruhioyaji
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- オヤジ
- よう、キョン。早いな。
- キョン
- あ、親父さん。おはようございます。
- オヤジ
- なんか、おまえがうちで朝飯食ってても、不思議ともなんとも思わなくなったな。
- ハルヒ
- 何がどう不思議なのよ?
- オヤジ
- おまえには父親の気持ちなんぞ一生分からん。
- ハルヒ
- 当たり前でしょ! って、キョン、あんた何、胸に手をあてて考えてんの?
- オヤジ
- 朝食後のスピーチか? どうせなら聖書に手を置いてやれ。
- ハルヒ
- つっこみどころが多過ぎて、一行に収まんないでしょ!
- 母さん
- ハル、ご飯食べて行くんでしょ。すわったら?
- ハルヒ
- ……はーい。……親父、覚えてなさい!
- オヤジ
- おれが何かしたか? ……キョン、真剣に答えなくていいぞ。
- ハルヒ
- 母さん、おかわり!
- オヤジ
- おまえは芸人か!? もっと味わって食え。
- ハルヒ
- 事は一刻を争うの! 一秒一秒を真剣に生きてたら、そんな悠長なこと言ってられないわ!
- オヤジ
- ずーっと、ふざけて生きてるのは認めるが、今朝の食卓でいえば、おまえの方が変な奴だ。
- 母さん
- 髪がなかなか納得いかなくて、時間かかったのよね。
- オヤジ
- そんなことは原画マンにちゃんと言っとけ。
- ハルヒ
- だから、つっこみどころが多過ぎるって言ってんの!!
- オヤジ
- 寝顔と寝起き顔見せといて、髪がはねてるとかアホ毛が出てるとかいう話じゃないだろ。……って、二人して黙るなよ。
- ハルヒ
- あんたが一人で喋ってんの。キョン、行くわよ!
- キョン
- じゃあ、親父さん、お母さん、いってきます。
- 母さん
- はいはい、いってらっしゃい。
- ハルヒ
- 親父は優雅ね。いつまで食べてんのよ!
- オヤジ
- おれは今年から人生をフレックスにしたからな。
- ハルヒ
- いってきます!!