ハルヒと親父 @ wiki

ハルヒ先輩3

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haruhioyaji

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「ふんふん。この成績だと、内部進学は楽勝ね。ようやく同じ学校に通えるわね!」
「敷地は今も同じだし、校舎だって5分の距離だけどな」
「大違いよ! 今はみんなも見慣れた風景になってるらしいけど、高等部の中庭であんたとお弁当食べ出した時の、周囲の目ときたら!」
「気にしてたのか? というか、気付いてたんだ?」
「当たり前でしょ!」
「じゃなんで、膝の上に俺を乗っけて食べるなんてことしたんだ? 俺も結構嫌がっただろ?」
「あたしがそうしたかったからよ! 決まってんでしょ!」
「聞いた俺が悪かった」
「あとオーディエンスがいると、余計燃えるわね」
「周囲を挑発するのは、少し自重してくれ」
「あれくらいしないとね、ライバルを黙らせるには至らないの」
「ら、ライバル?」
「あんたは鈍いし天然入ってるから気付きもしてないんでしょうけど、あんたって地味にもてんのよ! 何度、体育館の裏に呼び出されたことか」
「大学生がそんなとこ呼び出されるなよ。というか、危ないから行くなよ」
「虎穴に入らずんば虎児を得ずよ、キョン。ピンチに逃げを打つようじゃ、恋をする資格はないわ!」
「意気込みは分かるが、その故事成語の使い方は違うと思う」
「別れてくれだの、年増だの、ショタ・コンだの、あたしとキョンじゃ釣り合わないだの、キョン君を弄ばないでだの、実はキョンと深い仲だの、おなかの中に二人の子供がいるだの、まあ、散々なこと言われたわ。全員、泣かせてやったけどね!」
「ど、どうやって?」
「のろけて」
「……」







































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