ハルヒと親父 @ wiki

9月23日 酒風呂の日

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haruhioyaji

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●9月23日 酒風呂の日

日本酒製造の責任者である杜氏と同じ読み方の冬至や、四季の節目である春分、夏至、秋分の日に「湯治」として酒風呂に入り、健康増進をはかろうと銘酒「松尾」の蔵元株式会社高橋助作酒造店勤務の高橋邦芳氏が制定。



 「うるひゃい! あたしがなにしたっていうのよお!」
 どうして、酒ぐせの悪い奴に限って、酒風呂になんて入ろうとするのだろうか。
 それも、わざわざ一升瓶を持参して、人の家の風呂で酒風呂しようとするのか。だいたい、普通の家庭用風呂なら4合も入れれば十分だってのに。尺貫法になじみがないかもしれんが、一升ってのは10合ってことだぞ。
「ハルヒ、酒に弱いなら弱いで、最近は、お酒がだめな人用の入浴剤専用の日本酒も販売されてるんだ。わざわざ、そんな高い酒持って来なくてもな」
「入浴剤もどきの安い酒なんか飲んでも全然おいしくないわよお」
「おまえ、まさか、酒風呂入りながら、酒飲んだのか?」
計り知れん奴だ。というより、ただの阿呆だ。
「燗する手間が省けたわ、ひっく」
自分ごとお燗して、どうするつもりだ。
「あたしはぁ、酔っぱらったの! さっさと介抱しなさい!」
どっちかというと、俺の方が解放してほしいが。そこ、別にうまいこと言ったとか、思ってないからな。
「見たわね?」
「何をだ?」
「あたしの、はらぁか見たでしょ。責任とりなさあい!」
はらぁか? ああ、ハダカな。じゃあ、お返しに俺のも見せてやる。
「あんたのぉ、はらぁか見て、どうしようってんのよお!」
さて、どうするんだろうね。
「ハルヒ、とりあえず、これ、飲め。ゆっくりでいいからな」
「なによぉ、これは? こんなもの飲まして、あたしをどうしよってのお!?」
 酒風呂で酒飲んだ奴にこそ聞きたいぞ、自分をどうしようってんだ?
「ただのスポーツ・ドリンクだ。水分取らないとアルコールが分解されんし、血中濃度も下がらん。今は酔ってていい気分だろうが、明日は間違いなく二日酔いだぞ」
「飲んだわよ。……! あんた、こんなかに何か入れたわね?」
「だからポ○リ・スウェットの粉末をだな」
「あんたが、だんだん、いいおとこにみえてきたわ。さてはホレ薬ね!」
「酔いが回ったんだろ。俺は相変わらずのまぬけ面だ」
「そのまぬけ面が、好きで好きで、たまねえなあ、ねえちゃん!」
「そのオヤジ酔いはやめような、ハルヒ」
「ふぁあい」









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