02 I Used to Love H.E.R.

[Hook]
“イエス、イエス、イエス、みんな止めるなよ、
ビートに合わせて、みんな止めるなよ
ワン、トゥ、コモンがやったるぞ”

[Verse 1]
俺はあの娘に、俺がまだ10歳のガキの頃に会ったのさ。
一番好きだったことは、彼女にソウルがあったってコト。
彼女は博識で、俺はタダのチビガキだった。
その時には、彼女が俺の人生に大事な存在になるなんて、
思いもしなかったのさ。
普段の彼女は、教会に行くような純な娘なんかじゃなくて、
結構スレてもいた。
金のことじゃないけど、男達は彼女に凄く興味を示してた。
でも俺は彼女に一目置いてたさ、彼女は俺のハートを射抜いた。
ニューヨークの野郎達が、彼女を公園でヤッたりした。
でも彼女は俺のためにいてくれたし、俺は彼女の味方だった。
彼女のために椅子を引いてやったり、何でもしてやった。
そして、なるべくクールにして、彼女を一心に聞いてたのさ。
タッちゃったりして、彼女をヤレたらなんて密かに願ってた。
段々に、もしそれがそーであったらと思ってたことが、
そーゆーことになってきた。
何故って俺達は肉体的にも精神的にも絆で繋がれていたのさ。
それにあの頃の彼女は楽しくて、
彼女がそばにいるだけで、俺は幸せな気分になれたものさ。
彼女がアンダーグラウンドな存在だったときは、
特別で、純粋で、汚れのない、性格の良い娘だった。
ああ、俺は本当に、あの彼女が懐かしい。

[Hook]

[Verse 2]
時々俺は、あの娘をクラブやハウスパーティで見かけた。
彼女はやせっぽちだったが、
すぐに豊かになってきた。(人気が出てきた)
ビデオを何本か作って、アフリカ系民族~文化至上主義になった。
細かく編んだ髪、ビーズや大きなメダルのアクセサリー、
暴力撲滅運動の先頭にも立った。
黒人であることについて、彼女は俺に説教するんじゃなくて、
教えてくれたのさ。
気さくに俺に話しかけてくれた。
だから俺もたやすく近づけたのさ。
彼女は俺のするくだらない話を理解してくれ、
そうして俺達は親しくなったのさ。
でもそれから彼女はウエスト・コーストに行った。
それはクールなことだったと思うよ。
その頃、俺は学校に行ってた。
俺は自分の道を進んでいたからさ、彼女を止める理由なんてなかったね。
彼女はロスで結構儲かったと思う。
彼女には男が出来て、メディアにも大きく取り上げられた。
でも実はそれは良くないことの始まりだった。
彼女は言った、黒人の権利を主張するのは時代遅れになったのよってね。
彼女は言った、アフリカ系民族~文化至上主義は過去の物なのだと。
彼女はそれから、R&B、ヒップハウス、ベース、ジャズなんかに入れ込んだ。
今はブラックミュージックは全てブラックミュージックなのよ、
みんな良いんだわってね。
彼女がフッドの奴らと仲良くなったのには、俺は悪い気はしなかった。
何故ってそれは彼女には新しいことだったし、
彼女はさらに豊満になった。(人気が出た)
彼女がフリースタイルでやっているのは、良いことだと思ったよ。
楽しい思いだけしてさ、誰のことも構わずにね。
でもそのうち、彼女のオッパイが垂れ下がってきたのが、
分かるようになってきた。

[Hook]

[Verse 3]
この娘がクリエイティブなんだっていうのを忘れてた。
でもあるとき白人達が彼女の所にやってきて、
彼女の一番大事な、変えちゃいけないことについて言った。
もし彼女が売れそうなイメージとギミックを身につければ、
金儲けが出来るってね。
そして彼女はバカみたいにそれをやった。
今じゃ彼女はコマーシャルにまで出てる。もう世界的な存在さ。
彼女はかつて、都会のゲットーのキッズだけどスイングしてたものなのに。
今や彼女が郊外にもいる、ロックっぽく見えたり、
ヒッピーみたいな服着たり。
都会に来るときは、バカなことばかりさ。
ブッっぱなすだの、喧嘩するだの、ぶっ飛ばすだの、
今や彼女はギャングスタや、その辺のズベ公達とたむろしてる。
何かって言えば、マリファナすって、酔っぱらって、
ファンキーな男としかヤラないなんて、ショーもない話を俺に聞かせる。
彼女がどんなにハードコアでリアルかってことばかり強調してるが、
彼女が本当にリアルだったのは、ショービジネスに入る前だったのさ。
俺が彼女をヤッたのは、それをやったって言うためだけじゃない。
俺はマジだったんだ。”ねえ、彼女、あいつはマジだったんだぜ。”
ホントに多くの野郎達が彼女をヤッた。
彼女はもう同じじゃなくなってしまったのさ。
あんな変な野郎ども皆にヤラせるんだからな。
俺は野郎共が、彼女をグデングデンにマワシまくってから、
トイレに連れて行くのを見たぜ。
(ベトベトになってクソが垂れ流しになった。)
俺は彼女を、もとの生き生きとした娘に戻してやる。
そのクソを止めてやるんだ。
何故ってなあ、俺が言ってる彼女ってのはな、
ヒップホップのことなんだぜ!!!

[Hook]

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最終更新:2008年08月24日 09:15
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