フィギュアの起源

 ずばり「埴輪(はにわ)」である。
埴輪は円筒形のもの、動物やヒトの形をしたものなどがあり、首長の葬送祭祀に使用されたものと考えられている。聖域を区画するという役割もあり、聖域という意味では現在も同じである。

フィギュアの種類(フィギュアWikipediaよりほぼ引用)

メタルフィギュア

 金属製のフィギュアで、材質はピューター、ホワイトメタルなど加工しやすい柔らかな合金が用いられる。ミニチュアゲームの駒として古くから使われ、現代ではTRPGのプレイにも用いられる。ミリタリーモデルのディオラマ用、単体のヴィネット用も多い。欧米では広く普及しており、古い歴史と膨大な種類がある。メタルキャストによる複製が容易なので、ガレージキットの黎明期にはホワイトメタル製キットが一般的であった。

自販機フィギュア 例:ガチャポン

 模型屋や駄菓子屋の店頭に設置された自動販売機(通称:ガシャガシャ、ガチャポンなど)
で販売されるフィギュア。カプセルに封入され単体で販売される。
以前は素材も消しゴムと称された単色のゴム製のものが多く
(怪獣消しゴム、キン消し)、大きくディフォルメされたものが多かった。
現在では彩色済みで硬質の樹脂を用いた、コレクタブルなものになっている。
また販売先がコンビニエンスストアに移行しつつあるので、
自販機ではなく店頭売りされることも多くなった。


食玩フィギュア

 食品付き玩具(食玩)の中でキャラクターフィギュアが付属しているもの。海洋堂の食玩から始まったフィギュアブームにより、動物や家具、食器などのミニチュアや鉄道模型、あるいは戦車や戦闘機などミリタリーモデルのカテゴリーに含まれるものまでも、一括してフィギュアと呼ばれるようになるが、本来はこれらはフィギュアと呼ぶにはふさわしくない。また一部の食玩では背景や複数の登場人物を組み合わせた、ディオラマ風のものも登場しているが、これもディオラマ、もしくはヴィネットと呼ぶべきである。

アクションフィギュア 例:リボルテック、figma

 腕や肩など、関節の一部を限定的に動かせるようにしたもの。日本では関節の自由度が増えると、フルアクションフィギュアと呼称することが多い。


ソフトビニール人形

 ポリ塩化ビニルを型抜きして中空成型したパーツを組み立ててある完成品のフィギュア。軟質素材なのでソフトビニール(さらに略してソフビ)と呼ばれる。児童向けの玩具で古くから存在していたが、マルサン商店がゴジラやウルトラQの怪獣を商品化し大ヒットした事から、大々的にキャラクター物のソフトビニール人形が作られるようになる。組み合わせた部分は「間着」と呼ばれそこで可動する為、アクションフィギュア程ではないがそこそこ可動する上に、丈夫で水遊びにも使える為、児童の玩具に適している反面、成型の都合上細いパーツの再現が難しい。だが近年ではバンダイの『ウルトラ怪獣シリーズ』や『ソフビ魂』、ハピネットの『動物大百科』など、金型成型したポリ塩化ビニル素材を併用し、シャープでリアルなソフトビニール人形が多い。

ドール 例:DD(ドルフィードリーム)シリーズ

 西欧圏(主にヨーロッパ)における愛玩用もしくは玩具としての人形がドールと呼称されている。日本では主に植毛されている・可動部分を持つ・衣装の着せ替えを行なえる、といった特徴を持つフィギュアや人形の総称として「ドール」が使用される。スーパードルフィーをはじめとする人形を(狭義の)フィギュアと区別するために使い出された語だが、リカちゃん、ジェニーなどの女児用玩具も含めた着せ替え人形をも含む言葉に変化しつつあり、固定された観念ではない。フルアクションフィギュアとは異なるが、フルアクションフィギュアをドールとして紹介している例もあり、完全に別物とは言い切れない。またガレージキットのフィギュアにも植毛されたものが存在するなど、境界は曖昧である。
最終更新:2008年04月28日 10:02