「カエル男」は和名であり、現地オハイオ州での正式名称はLoveland Flog、ないしはLoveland Lizard。

 初登場は1955年。
 オハイオ州ブランチヒルでのこと。午前3時、奇怪な三体の生物が走行中の車から目撃されました。目撃者によれば、怪生物の体長は120センチ程度。二足で直立歩行を行い、顔つきはカエルに酷似していたとのこと。

 次いで1972年。
 オハイオ州ラブランドの警官がリトルマイアミ川に掛かる橋の上にうずくまる怪生物を発見。その生物の特徴は55年の目撃談とほぼ同じで、その手には水かきがあったそうです。ヘッドライトに驚いた怪生物は川に逃走。

 その二週間後。先の警官の同僚が同じ橋の上で見つけたのは道にうずくまる怪生物……と、まったく同じネタ振りをしてきたカエル男先生。このへんの反復性が彼の少し妖怪っぽいところではありますね。なお、この時の証言によればカエル男の尻には尻尾がついていたそうで、足を引きずりながら逃げ去ったとのこと。






 上は、目撃者の一人であるポリ公が描いたカエル男のスケッチ。なかなかキモかわいいですよね。手の動きとかいい味出してるし。数あるUMAの目撃スケッチや目撃写真、死体写真の中では相対的にかなりかわいい部類に入ると思います。ネッシーの「外科医の写真」とか、砂浜に打ち上げられたグロブスターの写真を見て「かわいい!」という女子はいないと思うけど、カエル男だったら望みはある。女子に「キモいけどかわいい!」と言ってもらえるポテンシャルを彼は持っている。


 かわいい彼女に自分と同じ趣味を押しつけたい、理解させたい、愛させたい、と考えるのは世のおたく者全般の習性ですが、われらUMA者がUMAに理解のない彼女の「UMA娘化計画」を実行するにあたり、その尖兵たりうるのはこの「カエル男」だと思うのですがどうでしょうか。

 僕らの愛するUMAのことを彼女にも好きになってもらうためには、ある程度のステップを踏まねばならない。とつぜんチュパカブラの死体写真とかを彼女に見せる君は馬鹿だ。ものごとには順序というものがあるんだぜ。かつて「ギミア・ぶれいく」で紹介された「中国の野人」のモザイクなし動画を見せて彼女を引かせてしまう君は更に馬鹿だ。さまざまな観点から多角的に間違っている。いっそフラれてしまえ。最初はもっとかわいいUMAで騙して釣らなきゃ駄目でしょうが。UMAっていがいとかわいいかもしれないわ。いがいとやぶさかではないわ。そう思わせておいて、少しずつハードルを上げていく。カエル男の半端なキモさになじんだら、次はピグミーゾウとかジャイアントカンガルーとか、そのへんの面白くないけどあたりさわりもない実在動物ライクなUMAを紹介し、その後ヒツジ男あたりを経由してビッグフットをはじめとする獣人系へとシフト。水棲系と都市伝説系はキモいのが多いので上級編としてとっておこう。そうやってじわじわと彼女を君ごのみのUMAっ娘へと育成してみよう。そうすればきっといつかは

「あなたお帰りなさい! ごはんにする? おふろにする? それともチュパカブラ? なーんて冗談……えっ、ちょっ、コンガマトーで!? ……そんなとこサスカッチ……ミニョコン、ミニョコン。もうっ……今日はモノスごいのね。そんなにバッツカッチ……ちょ、す、ストーシー落ちついて……ムノチュワ……クリッター、クリッター、アフール。あっ、そこはイエレン! そんなことされたらあたしオリチアウ……。ムビエル・ムビエル・ムビエル。も、もうっ、モーゴウル。ん……ングマ・モネネ。ンデンデキ。オギー。モギィー。インカニャンバー!……コッコーリ。カクンダカリ。……えへへ。あっ、すっごくタッツェルヴルムね。今度はあたしがニャミニャミしたげる!」

みたいなかんじの生涯の伴侶となることは必定。ね、わくわくしてきたでしょう。だから、かなり大変だとは思うけれどぜひチャレンジしてみて頂きたい。
 そして、よければ心の片隅に留めおいてもらえると嬉しい。めったに書かない低俗な下ネタを書くことでおのれの株を落としてまでも、君たちのリア充UMAライフの実現を応援している人がここにいるということを。そんな聖人みいな人がこんな世の中にもいるんだね。


  • ブランチヒルの連中は目撃者に向けて棒状の物体からビーム的なものを撃ってきたそうですよ。ジェダイっぽくてよいと思います。 - エーシ 2009-04-25 01:19:47
    • 並木さんの本には「ライトのようなものを頭上にかざしていた」とだけあって具体的なイメージがわかなかったのですが、攻撃行動だったのですね。 - ヒモロギ 2009-04-25 02:11:07
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