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 岡山、広島、山口のあたりに現れる妖怪。

 夜の小川でガボ、ガボという音がするので、大きな魚でもいるのかしらと不思議に思った通行人が川をのぞきこむと、そこより更に上流のほうでまたガボガボいう音がする。通行人は通行人なのだから字義のごとくそのままさっさと通行してゆけばいいものを、どうしても音の正体が気になるらしく、一時通行を中断して上流へと向かう。改めて耳を澄ますと、今度は更に上流のほうでガボガボ……これが無限ループで繰り返される、というのがナマズギツネの怪なのです。

 この怪異の正体は年経た古鯰の悪戯だといわれています。しかし、だとするとこいつの名前の「キツネ」は一体なんなんだという話になってきますよね。妖怪の名前に隠された重要な伏線が回収されていないではないか。それともむしろ、思わせぶりな伏線を用意しておきながらあえて放置するという村上春樹的なテクニックだったりするのでしょうか。なんという高等技術。にくいぜナマズギツネ先生。よっ、キャッチャー・イン・ザ・山陽路!



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