アボリジニの神話に登場する精霊。神と人間の中間に位置するとされますが、見た目は人間の若者とあまり変わらないようです。

 アボリジニの神話によれば、大昔ヤムイモは自由気ままに歩き回っていたんだそうです。せっかく畑でヤムイモを育てようと思っても、連中は落ち着きなくうろうろふらふらするものだから栽培のしようがない。言うことを聞かないヤムイモたちは収穫前にどこかに行ってしまうので、アボリジニは学級崩壊したクラスを受け持つ小学校教師と同レベルの苦労を抱えていました。ストレスがたまりすぎて毎日胃薬を飲んでいました。週一でカウンセリングも受けていました。恋人に受け持ちのヤムイモの悪口をこぼすこともあれば、一人で酒におぼれる夜だってありました。彼らは農業の理想と現実とのギャップに戸惑い、多大なストレスを抱えていたのです。

 そこに現れたのがロルウイさまだ。彼は阿呆なヤムイモどもに向かって「お前らはヤムイモなのだから土の中でじっとしていろ」と厳しく注意したところ、イモどもも手前の身分をようやく自覚して恐縮し、その後落ち着きなく動きまわることはなくなったのだとか。

 イモに向かって「お前は所詮イモだから」とミもフタもない現実を突きつけ、彼らのありようを独断的に規定するロルウイ先生の指導方針は、いっけんイモの個性を殺す封建的な管理主義と映りがちですが、その一方で、彼のおかげでアボリジニたちはヤムイモを効率的に収穫出来るようになり、生活水準も向上したという事実もまたあるわけです。この故事をどう捉え未来へと活かすべきか。管理を放棄して個性と自由をつきつめた先にわれわれの繁栄はあるのか。おかしな思想と事なかれ主義に毒されて腐敗しきった教育の現場を救うヒントが、ロルウイ先生のヤムイモ指導伝説にかくされているのかもしれませんね。いや、知りませんけど。というか、かくされてなかったかも。また今日もてきとうなことを書いてしまった。へんな話につきあわせてしまってなんだか申し訳なかったね。



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