木曽川流域に広く伝わる話です。

 大雨が降り続くと、川沿いの村に住む連中は決壊しそうな堤を心配そうに眺めてはヤバいヤバイと言いあうのが常でした。
 そんな時、川の淵、あるいはもっと上流のほうから「やろか、やろか」という謎の声が聞こえてくる。こんな怪しい声には一切応じないのが世間の常識であり大人の対応。しかしどこの村にも一世帯か二世帯、言わなくてもいいことを言ってはひんしゅくを買う亀田ファミリーみたいな一家がいるわけです。
 木曽川沿いの村にもそういったテンションの高いDQNがいて、よせばいいのに「よこさばよこせ」と応じてしまう。この挑発的な発言が舌禍を招いたものか、木曽川大増水→堤防大決壊→恐怖の大洪水→DQNは土地の長老に怒られる→一家は庄屋どんから契約解除→長男は「相手にプレッシャーを与えるつもりでやったが、今思うとやり過ぎた部分もあった。反省している」と記者会見でコメント、などといった踏んだり蹴ったりコンボが発動。

 人間、余計なときに余計なことを言うべきではない。そんな教訓が込められているお話のような気がします。




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