埼玉県比企郡川島町エリアを支配する中ボス河童。好きなものは人間の臓物とお伊勢参り。地元の河童たちは、お世話になってる伊草の袈裟坊に毎年お中元と称して人間のはらわたを献上しているのだそうですよ。ゲーッ、なんて残酷!

 でもまあ、あれですよね。人間界でも年長者や地元の有力者の家には年の瀬になると別所哲也がお歳暮を持ってやってきて、そこのお宅のボンに「あっ、ハムの人が今年もきた!」みたいなかんじのことを言われるわけじゃないですか。よくよく考えてみると、そのハムの人が携えているのは豚の屍肉の塊とか、内蔵袋に詰めこまれた屍肉のミンチだったりするわけじゃないですか。かくも陰惨きわまりない慣習を日常の一風景として認知し肯んじている我々人間族も河童と同様に十分残虐ではないのか。-人が虎を殺すとスポーツと呼ばれ、虎が人を殺すと残忍と呼ばれる-手前勝手な野蛮人に過ぎないわれら人類に、埼玉河童の悪習を弾劾する権利が果たしてあるというのだろうか。

 とまあ、読者に問いかける形でかっこよくまとめたわけなんですが、よく考えたら埼玉河童を非難する市民団体とか別にいないわけだし、マッチでポンプなどうでもいい話だねこれ。


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