今、なぜクライオニクスなのか?

私たちの体は日々老化し、死に近づいていきます。
この時代に生きる私たちは、人間の体のロボット化や、iPS細胞が人生に間に合いそうなのに間に合わない。とても悔しい時代に生きています。

自分が老人になる頃、医療やテクノロジーはどれくらい進化しているのだろう?

もし、私たちがあと30年遅く地球に生まれていたら、iPS細胞の未来の医療などが確実に間に合い、私たちはその恩恵を受けることができたでしょう。傷んだ臓器を交換したり、体ごと作り代えることが可能かもしれません。

私たちは間に合ってくれるか、間に合ってくれないのか、人類の歴史上、大変珍しいタイミングに生きています。

例えば、今年、生まれたばかりの赤ちゃんが老人になる頃にはiPS 細胞などの医療技術が老化に間に合う可能性があります。新しい体を作り、乗り換えることができるかもしれません。

しかし、今現在、70歳、80歳のおじいちゃん、おばあちゃんはどうでしょうか。どのように考えても間に合いそうにありません。

それは私たちも同じかもしれません。生きたまま命を未来に繋ぐことができないのは確実です。

これだけ医療も文明も発展してきて、間に合いそうなのに間に合わない。とても悔しい時代です。 

そして、今は歴史上、珍しい分岐点で、最も警戒しなければいけない時間なのです、車の運転では、夕暮れが一番危険だと言います。 暗くなってしまえば警戒できるのですが、その直前が最も危ないのです。

もし間に合わなければ、せっかくの進化した技術も存在しないものと同じです。私たちが生きることの役に立ちません。

もし、生きる、ということを前提に考えたら、間に合うものの手段の中で合理的なものがクライオ二クス(冷凍保存)なのです。

特に注目すべき点は、クライオ二クスは保存技術がいつ完成るかがポイントです。保存技術が完成して、細胞を傷つけなければ、いつでも解凍することができるのです。それは今から、5年~10年と想定できます。つまり、私たちの生存中なのです。ここが非常に重要なポイントです。

また、1970年に保存された人がいて、その頃の保存技術と、2020年に保存した場合を比較すると、当然、後の方が最新の技術で保存されています。 50年も違うから、保存に使う機材も高度であり、薬剤も見事なものを使用できます。つまり、長生きすれば長生きするほど、あなたを保存できる状態が良くなりチャンスは大きくなっていくことになります。

人工知能もこれから開発に参入するので、未来の医療技術はゆっくりではなく高速で進化すると予測できます。当初は解凍が2200年、2300年頃と言われていましたが、2100年頃には解凍が可能になっているかもしれません。

また、iPS細胞で作った新しい体の再寿命(再び到来する寿命)も考えますと、クライオニクスがますます重要な意味を持ち、有効な手段であることに気づくことができます。

管理人は私たちがクライオニクスに注目し、未来に備えて資金や人脈を準備をすることにとても意義があると考えています。
最終更新:2022年01月10日 10:03