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カー・セーブ戦略
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c291
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基本情報
- 公共交通機関の利用促進を図り、地球温暖化の防止につなげる…らしい
参考記事
- 公共交通使い温暖化防ごう 県が 「カー・セーブ戦略」 事業
参考文献
- 車に頼り過ぎない「カー・セーブ戦略」
- 自転車・公共交通の利用促進、車の相乗り運動、ウォーキングなどを企業や市・町に働きかけ(福井新元気宣言より抜粋)
カー・セーブ戦略?
何それ?初めて聞いたって人も多いだろう。俺もだ。環境ファッショの嵐が吹き荒れる中、車使って何が悪いと開き直るほどの勇気は無いんだが、それにしてもへたくそなやり方だ。
まず福井新聞の記事中で一番「んっ?」って思ったのは「ノー送迎」のくだり。学校が鉄道沿線にあったって、自宅が鉄道沿線にあるとは限りませんけど…。
しかし「送迎」って言ってもその多くは親の通勤に便乗するんだろう。学区制も無くなった現在、ちょっと遠めで交通費もかさむ地域から通学している生徒だって少なくないと思う。福井新元気宣言の要望通り、自主的に「車の相乗り運動」してるにもかかわらず、それをセーブしろって一体どうなのよ?
家計は余計な負担がかかるし、女の子だったら安全への配慮で送迎しているって側面もあるんだろう。これで混んだホームで列車と接触事故でも起きたら…目も当てられん。まあ「ノー送迎デー」みたいなのができて、生徒が勝手に…もとい自主的に電車通学したって建前で進めるんだろうが、教師に言われれば推薦入試とかも意識してる生徒なら文句は言いにくいだろうなあ。
しかも「送迎頻度がどれくらい減少したかを検証」するのかあ。校長とかにプレッシャーがかかって、それが教師→生徒に順送り。割を食うのはいつも末端ってことだな。
(以上070620越)
(以上070620越)
締め付け?
大体「企業や市・町に働きかけ」というが、「企業や市・町」が電車バスに乗るか?屁理屈っぽいが、乗るのは人間。その辺の発想がまずおかしい。企業や市・町に働きかければ、企業や市・町が社員、職員、住民に働きかけるのだろうが、そんな掛け声で人が動くとは思えない。結果を出そうとすれば企業や市・町が自らの権力が及ぶ範囲に半強制することになる。まあそのあたりがファッショ的なんだが。
大体、沿線開発もまともにしてこなかったくせに、いまさら車NGってどうよって話はLRT依存症やコンパクトシティ依存症でも書いたので省略する。でも、沿線の宅地や商業地開発だけじゃない。運動公園、武道館、音楽堂、県立図書館、県立病院、県立大学、エンゼルランドにユーアイなんとか等など、車での利用がほぼ前提になってるエリアに、これでもかってぐらい県営施設を建てといて、いまさらセーブも無いもんだと思う。
(以上070620越)
(以上070620越)
エコとエコ
散々言われてる話だと思うが、エコロジーとエコノミーを両立させた策じゃないとダメだ。エコノミー=金とは限らないが、その選択肢を選択する合理的な理由がなければ人は動かない。それを見極めて提示するのが政策でしょ。会社や学校がもつ権力性を利用して、心理的強制力に訴えるような方法論は政策とも事業とも言えない。
あと言っとくが、経済産業省や国土交通省に褒められるかどうかなんて、どうでもいい。
ノーマイカーだのノー送迎だのいうなら、せめてその日に限っては「みんなが毎日ノーマイカー、ノー送迎だったら電車やバスもこんなに安く乗れますよ」って料金をシュミレーションして提示すべきだ。ホントは運行頻度もあげて欲しいが、まあ無理な注文はしない。何にしても意味のないことは止めて欲しい。
(以上070620越)
(以上070620越)
福井県だけガソリンに地方税を上乗せしてリッター300円くらいにしてしまうのはどうだろう?あおい商事さんとかに県が「働きかけ」をすれば実現するだろ。リッター300円になれば天下のTOYOTAのハイブリッドをもってしても焼け石に水だろうからみんな必然的に公共交通機関や徒歩・自転車での移動になるはず。税収は全額、自治体系施設の沿線移設費に当てる。
これどうだ!?
(以上070621蟹)
これどうだ!?
(以上070621蟹)