勝手にコンサルティング福井
座・タイムリーふくい(20090221)
最終更新:
c291
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定点観測
観測対象
- 座・タイムリーふくい(2009年2月21日放送分)
テーマ
- 「不況に負けない!社長の決断SP~元気企業トップの戦略と経営センス~」
未曾有の不況の嵐の中、好調に業績を伸ばしている企業がある。なぜ不況に負けないのか?経営者からは共通点が見えてくる。それは、負けを知り確固たる信念に基づいた決断をしていること。いつか嵐は過ぎ去るもの。元気企業トップに企業の存亡をかけた決断と戦略を聞く。
【ゲスト】
辛伸食品 久保博志社長
安田蒲鉾 安田泰三社長
シアターハウス 吉村明高社長
福井県立大学教授 中沢孝夫
司会
- 松枝隆一(福井テレビアナウンサー)
- 名越涼子(福井テレビアナウンサー)
観測結果
↑のゲスト名は福井テレビホームページのとおりにしておいたけど、番組テロップでは幸伸食品だった。ネットで検索しても幸伸食品みたいなんで、多分幸伸食品なんだろう。別に揚げ足とって喜ぶわけじゃないけど、わざわざ難しい方に間違えたのは不思議。
今回はミクロというか経営の話であって、マクロとか経済とか景気の話とは距離を置いてみるべき内容だった。まあ経営者なら多少は分かるのかもしれないけど、使われる側でしかない立場からすると、全体としては「あ~そうなんですか~。」という感じだった。
まあそれは司会の二人にしても同じような感じで、この不況のさなかに全国相手に格闘している中小企業社長と、福井県域の電波利権に守られ、福井県内でだけやたらにエライ準公務員的立場の地方テレビ局の従業員では、中々話が噛み合わない感じ。
それにしても番組最後の辺りで出た、「コピーの裏を使うとかマメに蛍光灯を消すなんて、みみっちい経費削減は社員を萎縮させてしまし、そこから得られる増収効果の低さも考えると無意味」ってあたりは、本質的には正しいとおもうけど、そういうどーでもいいことをネタに「トヨタはスゴイ」と持ち上げたり、役所に「税金の無駄遣いだ」と難癖をつけるのが日本のマスコミの仕事なんで、核心をつくような結論は福井テレビとしても困るだろうし、「蛍光灯を消せ!」程度の効率化しか思いつかない大多数の管理職や経営者も困っちゃうんじゃないかなあ。
あと、中沢教授が言っていた「中小企業の場合、経営資源の7~8割は社長自身。」というのも、実際にはそうなんだろうと思うけど、従業員側の立場からすれば、だったら大企業の歯車になった方がマシという事になるわけで、この番組のメインテーマの一つである、「高校を卒業した8000人のうち4000人が県外に出て、そのうち800人しか福井に戻ってこない問題」の原因も多少はそこにあるんじゃないかと思う。
それと「かまぼこは地方によって味が違う」ってのは正直言って実感したことがないので、全然ピンと来ないけど、ホントだとしたら面白いマメ知識だった。一応、かまぼこのプロが言ってる訳で、これって信じていいんだよな?
しかし、今日は木原建設の話題が出てこなかったってことは、たぶん録画だったんだろうなあ。建設業界も眼鏡業界もまだまだ大変だろうけど、まあ経営資源の7~8割は社長自身みたいな会社は、こういう逆境でもなかなか合併等の手法が取れないから大変だね。
(以上越090222)
(以上越090222)