勝手にコンサルティング福井
座・タイムリーふくい(20080906)
最終更新:
c291
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定点観測
観測対象
- 座・タイムリーふくい(2008年9月6日放送分)
テーマ
- 「これが隈研吾が描く県都福井の姿!」
県都の顔と言われる福井駅西口の再開発がどのような街づくりを目指しているのか見えてこない。市民県民の期待や盛り上がりも少なく、そこから見えてくるのはマーケティングとデザイン力の不足。国内外で建築を通して街づくりにはデザインが重要と主張する隈研吾と、マーケティングの必要性を訴えるバルス社長・高島郁夫が県都の顔づくりに欠けているデザイン力とマーケティングについて持論を展開する。
司会
- 松枝隆一(福井テレビアナウンサー)
- 名越涼子(福井テレビアナウンサー)
ゲスト
- 建築家・慶応大学教授 隈研吾
- バルス社長 高島郁夫
観測結果
ゲスト2人の話はそれなりに説得力があって良い話だったと思うけど、今の福井にどれくらい当てはめられるかって辺りがちょっと疑問。松枝アナは「アンケートとマーケティングは違う。」ってポイントにこだわってたけど、行政や再開発組合とかが適当なアンケートで調査は終了ってことにしようとしてるみたいな話があるのかな?
それにしても駅西再開発ビルの計画に関しては、例えばコンペにしてもさすがに今から全てやり直すなんてことは役所的な理屈では無理だろう。それをやるには相当の政治決断が必要になると思うけど、福井市長に政治決断が出来る?そんなことが出来れば、そもそもこんな状況になっていない訳だし、東村福井市長がそんな面倒なこと言い出す人なら選挙に出ても当選できなかっただろうから、出来ないってことで答えは見えてると思う。
最近の福井駅前周辺再開発に関するトピックとしては・・・
- 賃料未払いで地権者がアオッサ管理会社イマスを提訴の方向
- 福井の経済界はシティホテル誘致に協力しないことを決定
- 福井市もシティホテルにこだわらない方向に軌道修正?
- 規定路線かと思ってた新幹線は、敦賀どころか福井開業も微妙な情勢
とまあこんな感じなんだろうけど、こんな状況もろもろについて福井市民は、いい加減疲れちゃってるんじゃないかなあ。少なくとも俺は疲れた。
まあ、今の福井市を中心とした再開発組合とかが考えている案では、成功はとてもじゃないけど無理ってのは分かってるんだけど、その理由をイチイチ説明して軌道修正させて、当事者からの恨みをかうぐらいなら、別にお役所や利権に絡んだ人々の希望どおりに進めてもらって、それで案の定失敗して、それでも最後はお役所らしく「何もやらないよりはマシだったんだから失敗ではない」みたいな屁理屈でチャンチャンって感じで、そのまま福井市は没落したのでした~♪って結論でも良いような気がしてきた。
いままでも散々書いたことだけど、県立大学、県立図書館、県立音楽堂、市立美術館、フェニックススタジアム・・・と、一定の集客を見込める施設をこれでもかってぐらい田んぼの真ん中に建ててきた福井県と福井市の行政レベルの低さや、決定した当時の権力者に対するまともな総括も無いまま議論するのは不可能ってことなんだろう。しかも当時の権力者がいまだ健在にも関わらず、これらの失敗を何とか取り戻そうと頑張った、坂川前市長の方が逝ってしまうという悲しい現実。
オマケにTVでは売れない保留地をPRする福井市の妙なCM・・・。つーかCM最後に出てくるにやけたオッサン何者??今日は頑張って再開発に関するアイデアでも書いてみようかと思ったけど・・・。
「パトラッシュ・・・。僕は疲れたよ・・・。」
(以上越080907)