勝手にコンサルティング福井
座・タイムリーふくい(20080531)
最終更新:
c291
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定点観測
観測対象
- 座・タイムリーふくい(2008年5月31日放送分)
テーマ
- 限界集落に生きる~年々歳々花同じうして~
シリーズで議論してきた限界集落問題の総括として福井テレビが制作したドキュメンタリー番組「年々歳々 花同じうして」を送る。大野市勝原地区は県内に88カ所ある限界集落の一つ。ここに30年あまりに渡り、集落の空き地に花桃を植え続けてきた人がいます。林しのぶさん(81)。彼女はなぜ30年余りもの長い間花桃を植え続けてきたのでしょうか。しのぶさんの日常とその言葉から、ふるさとの未来を描く上でどんな視点が必要か考えます。
出演
司会
- 松枝隆一(福井テレビアナウンサー)
- 名越涼子(福井テレビアナウンサー)
観測結果
この回は座・タイムリーふくい(20080524)で番宣したドキュメンタリーの再放送だった。限界集落シリーズもこれで一段落なんだろうか。最近、同じテーマを短期間に集中的に扱うことが多いけど、このやり方に付き合うのは疲れる。
内容が内容だけに感想も難しい…。思ったことは…人は生まれて、生きて、そして死んでいくんだなあって事かな。その先は番組に対する感想なのか、はたまたただの自分自身の心象風景なのか、ハッキリ区別出来ないので割愛する。
(以上越080603)
(以上越080603)
4週にわたる限界集落シリーズを通した感想をここで書くが、「せつない」の一言だ。
このテの「田舎はキツイ」とか「マイノリティはキツイ」的な「福井がまるまる抱えているような話」になるとどうしても越がコンパクトシティ依存症で書いた「個人的には弱肉強食の淘汰の理論は好きじゃないが、2005年の郵政解散で国民挙げて構造改革を支持した時点で、もう大方の結論は出ている話。」って名ボヤキが頭をよぎる。
限界集落の話とは重ならない部分もあるとは思うが、繋がっていて加速させているポイントもあると思うだけに心に湧き出る「後の祭り感」はやっぱせつない。
こうなっちゃった以上は、やっぱり「過疎地に残された住民が楽しく集団移住できる中心市街地公営住宅」的な流れになっていくんだろうか?しかしそれも所得再配分のお墨付きがあればこそ浮かぶ選択肢な訳で、現実は厳しいんだろうなぁ。
このテの「田舎はキツイ」とか「マイノリティはキツイ」的な「福井がまるまる抱えているような話」になるとどうしても越がコンパクトシティ依存症で書いた「個人的には弱肉強食の淘汰の理論は好きじゃないが、2005年の郵政解散で国民挙げて構造改革を支持した時点で、もう大方の結論は出ている話。」って名ボヤキが頭をよぎる。
限界集落の話とは重ならない部分もあるとは思うが、繋がっていて加速させているポイントもあると思うだけに心に湧き出る「後の祭り感」はやっぱせつない。
こうなっちゃった以上は、やっぱり「過疎地に残された住民が楽しく集団移住できる中心市街地公営住宅」的な流れになっていくんだろうか?しかしそれも所得再配分のお墨付きがあればこそ浮かぶ選択肢な訳で、現実は厳しいんだろうなぁ。
あと、細かい点をひとつ挙げれば・・・
4週通して一番心に残ったのは岡田高大大野市長の「これからは行政は何も出来ません。ただ、積極的な要望には積極的に対応します」というような内容の言葉。これって多分、末端市民の性根の部分を教育したくて煽ってるレトリックだとは思うんだけど、一歩間違えると単に「声のでかいヤツ・演技の上手いヤツばかりが公的援助にありつけるってお話」になりかねないので聞いていて恐かった。
「生まれた村を愛し寡黙で我慢強い極貧のお人よし」みたいな人が全然救済該当者枠に当てはまってない気がするんだよねぇ。
ま、「そんなヤツこの乱世には存在せん」と言われればそれまでだけど。
(以上蟹080604)
4週通して一番心に残ったのは岡田高大大野市長の「これからは行政は何も出来ません。ただ、積極的な要望には積極的に対応します」というような内容の言葉。これって多分、末端市民の性根の部分を教育したくて煽ってるレトリックだとは思うんだけど、一歩間違えると単に「声のでかいヤツ・演技の上手いヤツばかりが公的援助にありつけるってお話」になりかねないので聞いていて恐かった。
「生まれた村を愛し寡黙で我慢強い極貧のお人よし」みたいな人が全然救済該当者枠に当てはまってない気がするんだよねぇ。
ま、「そんなヤツこの乱世には存在せん」と言われればそれまでだけど。
(以上蟹080604)