勝手にコンサルティング福井
座・タイムリーふくい(20080405)
最終更新:
c291
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定点観測
観測対象
- 座・タイムリーふくい(2008年4月5日放送分)
テーマ
- 西口再開発ビルが果たすべき役割!
全国に先駆けてコンパクトシティー構想を進めている青森市。その中心部の再開発事業に関わった加藤氏と、福井駅西口再開発準備組合の角原理事長がゲスト。
青森は何を目指したのか。成果はどう表れているのか。番組中寄せられた県民の意見を紹介しながら、西口再開発ビルが果たすべき役割について徹底討論する。
出演
司会
- 松枝隆一(福井テレビアナウンサー)
- 名越涼子(福井テレビアナウンサー)
ゲスト
- 青森駅前再開発ビル「アウガ」出店者会 会長 加藤博
- 福井駅西口中央地区 市街地再開発準備組合 理事長 角原馨
- 福井県議会議員 大森哲男
観測結果
まず冒頭のご意見
タイムリーでは何度もこの問題をテーマにしているが、それだけの効果が出ているのか? 心配性 40代 男性 福井市
番組内で何度、討論しても再開発計画に反映されなければ意味がない。 うっちー 30代 男性 福井市
それに対する松枝アナの言葉。
「厳しい!」そして「我々、これからは具体論で行きます!!」
一言で言えば、無力感というかテレビの力への疑問って感じ?松枝アナがいうとおり、具体論や対案が必要ってのも理解できるけど、俺としてはここは違った問題提起をしたい。
大体、1年近く観測を続けてきて最近思うのは、観測や批評のポイントを進行や構成など番組そのものや福井テレビ自体にもっていくか議論参加者やそれをとりまく関係者の意見や態度にもっていくか、フラフラとスタンスが定まっていないのが分かって、何とも気持ち悪い感じだなあってこと。あっ、番組のことじゃなくて、ここ半年ぐらいの俺らの文章の話ね。テレビの力への疑問と俺たちのスタンスの不安定さという全く別の2つの問題だけど、原因や解決策は同じところにあるような気がするんだよねえ。
テレビの弱点とか
大体、テレビは映像と多くの視聴者という強力な武器を持っているにも関わらず、相変わらず新聞より扱いが軽い。その理由は色々あるんだろうが、こと座・タイムリーふくいが十分な影響力を行使できない原因に絞れば、リファレンス機能やデータベース機能の欠如が最大の問題点だと思う。
新聞は文字通り記録として残っているものだし、最悪でも図書館に行けば誰でも記事そのものにはアクセス出来るわけだから、くどくど言わなくても確実に存在するものという前提で付き合う事が出来る。まあ引用無しではサイトに見に来てくれた人にとっては極めて不親切な内容になってしまうわけだが、少なくとも図書館に行けばその記事を探すことは出来るわけだ。
その点、テレビ番組は全然違う。番組の内容やその中での発言に関しても、オフィシャルな記録という意味が小さく、事実、ずっと録画してライブラリー化しているような人でない限り、過去の座・タイムリーふくいの出演者の発言にアクセスする手段はほとんど無い。そんな垂れ流し放送だけで、実社会に対する影響力を行使できるほど世間は甘くないってことだと思う。
一方、俺たちのスタンスの不安定さの原因の一部は、そのダダ漏れの垂れ流しにどう対処するかについての迷いにあるような気がする。番組がどこにも記録として残ってない以上、発言内容を拾って残すことが重要って気がする反面、それに対する意見も書きたいし、しかし毎週密着ドキュメント&自分の意見もたっぷりでは大変すぎるし、「あ~どうしよう~!?」って感じなのだ。
久々に?勝手なコンサル案
んで、この2つの問題に対する現実的で即効性のある解決策は、「座・タイムリーふくい放送終了後はこれまでの放送をストックして動画配信する」。まあ、これしかないでしょ。
俺は別に福井テレビや座・タイムリーふくいが憎くて言ってるわけじゃないし、自社製作の番組をあれもこれもインターネット配信しろ!などと主張するつもりも無い。とりあえず、座・タイムリーふくいみたいな番組は、過去の放送を資料として閲覧できるようにした方が、制作側にも出演者にも視聴者にも、そして視聴すらしていなかった福井市民にもメリットがあると思うのだ。
例えば、テレビ朝日のザ・スクープでは、放送した内容を動画配信している。
http://www.tv-asahi.co.jp/scoop/
つまりテレビ局の放送済み番組の配信は、当事者がやろうと思えば出来るのだ。
http://www.tv-asahi.co.jp/scoop/
つまりテレビ局の放送済み番組の配信は、当事者がやろうと思えば出来るのだ。
4,5年前なら通信速度やサーバー容量の問題で難しかったとしても、現在はそれもほぼ解決している。大方は発言内容などの音声情報が重要なんだから、画質はYouTube級で十分。そう考えると費用はほとんど不要と言っても良い。
い~ざぁええDayみたいなバラエティ系の番組をネット配信しようとすれば、ゲストを初めとした様々な権利関係の処理で大変だろう。ニュース番組なら若干ハードルは下がるだろうが、それでも使用される映像ごとに個別の判断が必要で、気軽に出来るとは言い難い。
その点、座・タイムリーふくいは局アナとゲストがスタジオ内でトークするだけだし、出演者も有識者という名の一般人や政治家がメインで、ウザイ芸能人やタレントは皆無といって良い。仮に出演時にネット配信についての承諾を要件としても、「それなら出演しない」なんて言い出す人は極々少数だと思うし、視聴者として言わせてもらえば、そんなアホは出演してももらわなくても結構だ。
と言うわけで、今回は番組の内容とはほとんど関係ない内容になってしまったが、まあとりあえず今すぐ活動休止するつもりはないという意味でエントリーしてみた。初登場の名越アナのことに触れなくて申し訳ないが、まあ気が付いたことがあったら書こうと思う。
(以上越080407)
(以上越080407)