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LRT依存症
最終更新:
c291
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名称
- LRT依存症
URL(Wikipedia)
基本情報
- 欧州や他県の成功例に感化され、LRTを導入を推進すること。
- LRT化は唱えるが概念が分かりにくく、福井におけるLRT化とは一体何のことか一向にまともに語られない。
- いつの間にかLRT導入自体が目的になっている感もある。
症状
- LRT化するとなぜか自動的に運行頻度が上がって便利になるような結論を出してしまう。
- LRT化するとなぜか福井駅前は若者や家族連れの買い物客でごった返すという未来予想図を描いてしまう。
- LRT化する場合、運行頻度を上げて編成車両数を減らすのが一般的だが、福井の電車はそもそも1両編成で走ることが多く、この考えがあてはまらないことを何故か言わない。
- 運行頻度を上げるには車両だけじゃなく、運転手も増やさなければいけないって事実に目をつぶる。
- 車を持てない若者や年寄りなどの交通弱者は、往々にして経済的にも弱い立場にいることを忘れ、高い電車代を払って頻繁に駅前に行くことが彼らの幸せに寄与すると勘違いしてしまう。
- えちぜん鉄道やJR北陸線の沿線開発を数十年にわたってまともに行わず、車しか交通手段が無いところに公共施設やらショッピングセンターやら宅地やらをつくり続けた今となっては、そう簡単に取り返しがつかないことを、まずお知らせしないといけないのにうっかり忘れてしまう。
- 名鉄から中古の路面電車車両を買ったあたりで、一部で「あれ?LRT化って実現しちゃったんじゃない?」という意見が聞かれ、一体何がLRT化なのか整理が付かなくなってる雰囲気。
(以上越)
処方箋
- 大型電車が路面を走るのは、これはこれで福井の個性というか風物詩って気もするので、あえて残す。県外の人が車で福井を走ると、カワイイ路面電車じゃなく重量級電車が、普通に車と一緒に道路を走っててスゲーって思うらしい。特に田原町駅に向かって、踏み切りや信号も無く道路を横切るあたりは「圧巻!」との弁。
- 市民は案外、お金、時間、労力など複雑な要素を勘案し、電車利用と車利用のどちらが得かシビアに計算しているので、ちょっとした仕掛け程度では、行政や商店主の思惑通りには行かないことを認識する。
- 鉄道沿線以外の開発は一切禁止して、今更ながら民間資本が沿線開発に乗り出すか様子を見る。
- コンパクトシティ扱いしたいエリア内の移動は、電車もバスもタクシーも一律100円にする。
- ヒゲ線がどこまで伸びるかなんてどうでもいい。
- もっと解決策を示したいところだが、本音は「手遅れになってから対処しても手遅れです」に尽きる。
(以上越)
期待される結果
- 30年以上かけて今の福井市になったんだから、違う福井市になるのは早くて30年、下手すりゃ50年後。
(以上越)