勝手にコンサルティング福井
座・タイムリーふくい(20071027)
最終更新:
c291
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定点観測
観測対象
- 座・タイムリーふくい(2007年10月27日放送分)
テーマ
- これでいいのか農業政策!
出演
司会
ゲスト
- 県立大学 学長 祖田修
- 元県農業試験場 場長 岩田忠寿
- 県議会議員 宇野秀俊(兼業農家)
- 県議会議員 鈴木宏治(農家の長男)
観測結果
先の参院選における地方での大敗を受けて自民党は農業政策の抜本的見直しを始めた。一方、民主党は農家への所得保障を柱とした政策を訴えている。高齢化と跡継ぎ不足、見えない将来。農家はいま、何を思い何を政策に求めているのか、これまでの政策に何が足りなかったのか?農業政策に詳しい祖田県立大学学長や農業関係者を招き農業の未来を議論する。
坂川福井市長の辞意表明があったばかりなのに、そのことについてはノータッチだったが、今回のテーマの中で触れるのは無理があるから仕方ないか。でも今日は最後に松の枝コーナーが無かったけど、どう考えても今年の福井の重要ニュースだよなあ。どうするんだろ?来週松の枝の上の方にこっそり貼っておくんだろうか?
全体としては番組の最後に松枝アナが放った「今日は色々伺ったんですが…出ませんで…」の言葉通り、現状についての話ばっかりで、「ではどうすればいいか」については、殆ど議論されなかった。問題の難しさを表していると考えるべきなんだろうが、県立大学長や県議会議員など大の大人があれだけ集まったのだから、一人ぐらいは自分のビジョンを提示する人がいても良いと思うのは贅沢か?
農業問題と言うと供給サイドの対策ばかりが言われ、工夫が足りないだのやる気が無いだのといったバッシングめいた議論になることが多いけど、需要サイドの議論ももう少しした方がいいと思う。
俺も鈴木議員と同様に、世の中を意識しだした頃には「米が余っている」と聞かされ、転作や減反が始まっていた世代だ。当然ながら輸入小麦業界や製パン業界やその他モロモロに関わる利権なんて思いもよらない少年時代だったので、給食で美味くも無いコッペパンを牛乳で流し込みながら、「じゃあ給食は毎日ご飯にすりゃいいのに…」と思ってた。今の給食がどうなってるのかは知らないけど、ご飯と牛乳という妙な組み合わせは今でも継続中なのかなあ。
それにしても原渕アナは晩飯にパンでもOK派なのかぁ?パスタなどの麺類ならまあ違和感は無いけど、晩飯にパンはチョット抵抗があるなぁ。将来の俺の嫁候補(妄想)である以上、古臭いと言われようとも、朝飯や昼飯はともかく晩飯にパンは無しだろ!と言いたい。と言うわけで、とりあえず原渕アナには無洗米をお勧めするよ。無洗米に抵抗感を持つ人は少なくないけど、別にマズイなんて感じはないし、水が冷たい冬の時期は楽だぜ~。
供給サイドの話で言えば、俺は焼きビーフンとかフォーとか米を使った麺類って結構好きなんだけど、あんまり広まってないので、もう少し頑張って欲しいねえ。最近は日本の米を中国などに輸出するって話もあるけど、あれは政府のキャンペーン的に取り上げられた側面が強い感があるので、あんまり過剰な期待をしないほうがいいかも。輸出品として米を活用するとなると、基本的だけどやっぱり日本酒の輸出強化かなあ。
と言っても、それも焼け石に水というか、多少の工夫で現状が180度変わるわけじゃない。そりゃ一部の農家は成功するかもしれないけど、その一方で大多数の農家が置いてけぼりになるなら、そんなの抜本的な農業対策でもなんでもないと思う。
議論参加者4人にビジョンが無いと切り捨てた手前、一応コンサル案を書いとくわ。
全ての農家をまとめてとは言わないけど、少なくとも国土保全の面から必要なエリアや後継者不足が深刻なエリアの農業は公的部門で行うべきだと思う。自治体の職員としてやるのか、農協を中心に公社などを設立してやるのか方法論は別として、要するに農家を公務員にするってことだ。カッコいい憧れの職業とはいえないけど、公務員や準公務員の地位なら最低限の安定や安心を得られるだろうし、後継者も見つけやすくなるだろう。
このご時世に公務員を増やすというと、国立大学職員の非公務員化や郵政民営化など、手荒な手段を駆使して公務員数削減に躍起になっている政府与党だけでなく、一般市民からもクレームがきそう…。とは言え、3セクなど中途半端な形じゃ解決策にはならないんじゃないかなあ。唐突に聞こえるかもしれないけど、現状でも公務員って結構広範囲な業種にいるわけだし、冷静に考えればそんな無茶なアイデアじゃない。
大体、研究開発部門である農業試験場、流通販売部門である農協、地域ブランドのPRや生産指導など管理部門の県や市など、農業に関わるいろんな部門は公務員やそれに準じる地位にいて、暖かい場所でガッチリ守られてる感があるのに、生産部門だけは吹きさらし寒空の下で我慢しないとダメだと言う理屈はないと思う。
俺は農業とは全然関わってないけど、亡くなったじーちゃんばーちゃんが百姓だったこともあって、考え方がやや農家寄りかもな。でも農地保全の話が食糧安全保障という観点で論じられている以上、ロジックとしては間違ってないと思う。
(以上越071027)
(以上越071027)
<蟹への業務連絡>
俺のインターネット環境がピンチなんで、今後数週間は俺はネットに繋がってないと思ってくれ。全く使えないわけじゃないんだけど、気軽に接続できる環境に無いもので…。
俺のインターネット環境がピンチなんで、今後数週間は俺はネットに繋がってないと思ってくれ。全く使えないわけじゃないんだけど、気軽に接続できる環境に無いもので…。
更新もやってくれるの?そいつは助かったぜ。よろしく~。
(以上越071028)
(以上越071028)