2010年5月24日
韓国版リストに続いて、2009年に台湾で刊行された日本の推理小説のリストを作りました。自分の好きな作家さんが翻訳されているか、また、どんな表紙絵で刊行されているのか、興味がありましたらどうぞ見ていってください。
このネット書店で「推理小説」に分類されているものを機械的に拾っているので、中には「何でこれが?」というのも入っているかもしれませんが、そういうものも含めて下で示しました。
ただし、「推理小説」とされているもののうち、日本のライトノベルレーベルから出版されているものは、作者名50音順ではなく、リストの下に一括で示しました。
そのような作り方をしているため、このリストには漏れが少なからずあると思います。
■最近3年間の台湾でのミステリ刊行状況
2007年(9月まで) |
台湾オリジナル4 ? |
欧米作品87 |
日本75 |
2008年(9月の時点で) |
台湾オリジナル8 ? |
欧米作品74 |
日本73 |
2009年(10月末までで) |
台湾オリジナル7 |
欧米作品72 |
日本67 |
(刊行数のデータは、ミスターペッツ氏による『本格ミステリー・ワールド』掲載の台湾ミステリ記事によります)
最近は、欧米作品と日本の作品の翻訳数が拮抗しているようです。オリジナル作品は、島田荘司推理小説賞の開始による刺激などがありますが、やはりまだ少ないです。
■2009年の刊行作品数ランキング
(日本の作家のみ挙げる)
7作品 東野圭吾(+新装版2点)
6作品 松本清張(短編集『黒い画集』(3分冊)は3作品としてカウント)、森村誠一
4作品 島田荘司、宮部みゆき
3作品 伊坂幸太郎、米澤穂信
韓国と同じでやはり上位に東野圭吾、宮部みゆき、松本清張がきます。島田荘司は、韓国ではまだ4、5作品ほどしか刊行されていませんが、台湾では次から次へと翻訳が進んでいっており、2009年にも4作品が翻訳されています。
- 中国語のタイトルが大幅に変わっている場合は、その直訳も示す。
- 【初訳】と書いたものは、その作者の台湾での最初の単行本。(ただし、それ以前に雑誌掲載などはあったかもしれない)
- ミステリ以外の作品が期間内に翻訳されている場合はなるべく注記したが、すべては網羅していない。
(未完成: まだ日本語のタイトルを付けていません…)
あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
関連書
日本のライトノベルレーベルで刊行されたもの
漫画の小説化
関連記事
最終更新:2011年01月08日 11:03