韓国推理作家協会のアンソロジー
『今年の推理小説』(올해의 추리소설)
- 日本では98年版が『コリアン・ミステリ 韓国推理小説傑作選』(バベル・プレス、2002年)として刊行されている。ざっと題名を見ると、2008年版に掲載されているソン・ソニョン「誰がわたしのラーメンを食べたんだ?」が気になる。米澤穂信の「シャルロットだけはぼくのもの」のような作品なんだろうか。
若手推理作家のアンソロジー
『12人12色』(12인 12색) 2009年7月
- 副題は「韓国若手作家の推理短編集」。季刊ミステリ新人賞受賞者など、韓国の若手作家12人が作品を寄せている。
『韓国推理スリラー短編選』(한국 추리 스릴러 단편선)
- 韓国推理作家協会所属の作家ソン・ソニョンによれば、2008年版『今年の推理小説』はこの短編集にぼろ負けしたとのこと。1980年前後に生まれた若手作家によるアンソロジー。
- 韓国で「スリラー」という言葉がどのような意味を持っているかは良く知らない。あるいは、「推理サスペンス短編選」と訳した方がいいかもしれない。
ホラー・スリラー等のアンソロジー
『韓国恐怖文学短編選』(한국 공포 문학 단편선)
- 日本でも公開された映画「コックリさん」の原作者イ・ジョンホを中心とする韓国マッドクラブの作家たちによるアンソロジー。3巻のみ「わたしの人喰いルームメイト」という副題が付いている。
おまけ(韓国SF、韓国幻想小説)
韓国SF
韓国幻想文学
「韓国幻想文学短編選」は2つの出版社から異なる本が同じ題名で刊行されているので注意。
最終更新:2010年11月11日 21:30