2014年9月3日
Index
タイ
(1)タイ語作家
- ゴー・バンコク(ワシット警察大将)(โก้ บางกอก [本名 Vasit Dejkunjorn วสิษฐ เดชกุญชร ]、1929- )
- ゴー・バンコク『最後のパトロール』【上下巻】(野中耕一訳、燦々社、1991年1月)
- ワシット警察大将『巨象の舌を引き千切れ』【上下巻】(野中耕一訳、燦々社、1998年7月)
- チャッタワーラック(จัตวาลักษณ์)
- 『二つの時計の謎』(宇戸清治訳、講談社 〈アジア本格リーグ〉2、2009年9月)
(2)英語作家
- プラ・サラサス(Phra Sarasas)
- Whom the Gods Deny (1940)
- 『運命の河』(中西武夫、河田清史訳、文林堂双魚房、1942年)
- 『ミサプウルへの道』(長沼弘毅訳、共立書房、1950年)
- ポール・アディレックス(Paul Adirex、本名 Pongpol Adireksarn[ ปองพล อดิเรกสาร ]、1942- )
- 『竜王のメコン河』(野中耕一訳、燦々社、2000年7月)
- 『業火の海 タルタオ島の海賊』(野中耕一訳、燦々社、2001年5月)
- 『悪魔のダーツ プーケット島の陰謀』(野中耕一訳、燦々社、2003年11月)
- 『因果応報の終わるまで ミャンマー崩壊作戦』(高橋洋伸訳、文芸社、2004年10月)
インドネシア
- S・マラ・Gd(エス・マラ・ゲーデー)
- 『殺意の架け橋』(柏村彰夫訳、講談社 〈アジア本格リーグ〉5、2010年3月)
- セノ・グミラ・アジダルマ(Seno Gumira Ajidarma、1958- )
- 短編「あるストリッパーの死」(森山幹弘訳)
- 短編「殺しのクロンチョン」(森山幹弘訳)
- どちらもセノ・グミラ・アジダルマ『セノ・グミラ・アジダルマ短篇集』(柏村彰夫、森山幹弘訳、めこん 〈アジアの現代文学〉18、2014年)に収録。
フィリピン
- ミゲル・シフーコ(Miguel Syjuco、1976- )[フィリピン出身、カナダ在住の英語作家]
- 『イルストラード』(中野学而訳、白水社 エクス・リブリス、2011年6月)
おまけ【2017年12月13日追加】
フィリピンの長編小説の邦訳(スペイン語作品/英語作品/フィリピン語作品 混在)
- ホセ・リサール『ノリ・メ・タンヘレ わが祖国に捧げる』(井村文化事業社〈フィリピン双書1〉、1976年)
- ステヴァン・ハヴェリャーナ『暁を見ずに』(井村文化事業社〈フィリピン双書2〉、1976年)
- ホセ・リサール『反逆・暴力・革命 エル・フィリブステリスモ』(井村文化事業社〈フィリピン双書3〉、1976年)
- カルロス・ブロサン『我が心のアメリカ フィリピン人移民の話』(井村文化事業社〈東南アジアブックス〉、1984年)
- エドガルド・M・レイエス『マニラ 光る爪』(めこん〈アジアの現代文学4〉、1981年)
- ニック・ホワキン『二つのヘソを持った女』(めこん〈アジアの現代文学9〉、1988年)
- ルアールハティ・バウティスタ『七〇年代』(めこん〈アジアの現代文学12〉、1993年)
- F・ショニール・ホセ『仮面の群れ』(めこん〈F・ショニール・ホセ選集1〉、1984年)
- F・ショニール・ホセ『民衆』上下巻(めこん〈F・ショニール・ホセ選集2, 3〉、1991年)
- リワイワイ・A・アルセオ『レイナ川の家』(段々社〈現代アジアの女性作家秀作シリーズ〉、1990年)
- アマド・V・ヘルナンデス『鰐の涙』(大同生命国際文化基金〈アジアの現代文芸 フィリピン1〉、1997年)
ミャンマー
インド
(1)英語作家
- ヴィカース・スワループ(ヴィカス・スワラップ)(Vikas Swarup、1963- )
- ヴィカス・スワラップ『ぼくと1ルピーの神様』(子安亜弥訳、ランダムハウス講談社、2006年9月 / ランダムハウス講談社、2009年2月)
- 文庫版(2009年2月刊)は重版時に著者名表記が「ヴィカス・スワラップ」から「ヴィカース・スワループ」に変更されており、出版元も名称が武田ランダムハウスジャパンに変わっている。
- ヴィカース・スワループ『6人の容疑者』【上下巻】(子安亜弥訳、武田ランダムハウスジャパン、2010年9月 / 武田ランダムハウスジャパン RHブックス・プラス、2012年8月)
- カルパナ・スワミナタン(Kalpana Swaminathan、1956- )
- 『第三面の殺人』(波多野健訳、講談社 〈アジア本格リーグ〉6、2010年6月)
- サニー・シン(Sunny Singh、1969- )
【以下、インドの英語作家による少年少女向けミステリ】
- アルプ・クマル・ダッタ(Arup Kumar Dutta、1946- )
- 『密猟者を追え』(佑学社、1986年8月)
- 『盲目の目撃者』(佑学社、1987年3月) - 原著1983年、原題 The Blind Witness
- アンソロジー(英語)
- 『トラの歯のネックレス インド現代児童文学ミステリー短編集』(鈴木千歳編、ぬぷん児童図書出版、1998年9月) - 原著1989年
- 「急カーブの謎」 スレーカ・パナンディケール
- 「ジルミル・タイムズがない」 ニリマ・シンハ
- 「木の穴のひみつ」 ラーマチャンドラ・K・ムルティ
- 「消えた領収書」 ディーパ・アガルワル
- 「幸せをよぶサンゴの指輪」 スワプナ・ダッタ
- 「トラの歯のネックレス」 マノラマ・ジャファー
- 「コーラ二箱」 イラ・サクセナ
- 「密室の音楽」 シグルン・O・シュリーヴァスタヴァ
- 「透明泥棒」 ニタ・ベリー
- 「おかしな音」 ギルジャ・ラニ・アスターナ
- 「サフランの谷で」 マノラマ・ジャファー
- 「ブルーファイルを追いかけろ!」 イラ・サクセナ
『トラの歯のネックレス インド現代児童文学ミステリー短編集』は、インド児童作家・イラストレーター協会(Association of Writers and Illustrators for Children、AWIC、1981年設立)の会員が書いた1989年出版の4冊のミステリアンソロジー(英語)から日本の子供たちにも分かりやすい作品を選んだもの。10作家の12作品を収録(マノラマ・ジャファーとイラ・サクセナの作品がそれぞれ2編採られている)。
(2)ベンガル語作家
- サタジット・レイ(Satyajit Ray、1921-1992)
- 名探偵フェルダーシリーズ
- 『黄金の城塞』(西岡直樹訳、くもん出版 くもんの海外児童文学シリーズ、1991年11月) - 原著1971年
- 『消えた象神(ガネーシャ)』(西岡直樹訳、くもん出版 くもんの海外児童文学シリーズ、1993年4月) - 原著1976年
スリランカ
- ミトラン・ソマスンドゥルム(Mithran Somasundrum、1967- )※英語作家
- 短編「計算機」(富永和子訳、『ハヤカワミステリマガジン』2012年2月号、特集:アジア・ミステリへの招待)
- 初出は米国『Alfred Hitchcock's Mystery Magazine』2011年5月号(原題 The Calculator)。
- 1967年、スリランカのコロンボ生まれ。3年後に両親とともにイギリスに移住し、ロンドンで育つ。1994年にタイに移住し、その後はタイの大学で教鞭を執る。『ハヤカワミステリマガジン』ではタイの小説家として紹介されているが、この人物の国籍やアイデンティティーについてはよく分からない。
- 福井大学工学部で助手(1999年度~2000年度)を務めていたこともあり、日本を舞台にした短編「Going Home」も書いている。
- ソマスンドゥルム(Somasundrum சோமசுந்தரம்)はタミル系の人物に多い姓(名?)のようなので、おそらく民族的にはタミル系かと思われる。
- 「1967年にスリランカで生まれ、3年後に両親とともにイギリスに移住した」という情報のソースはCharles Sarvan『Sri Lanka Literary Essays & Sketches』。この書籍で扱われているということは、スリランカの小説家として扱ってもいいのかもしれない。
- 名前のタイ語表記 มิทราน โซมาซันดรัม、タミル語表記は மித்ரன் சோமசுந்தரம் か?
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最終更新:2014年10月07日 05:19