新世紀・世界文学ナビ 韓国編 ナビゲーター=きむふな | ||||
2011/04/07 | 1 | 金愛爛(キム・エラン) | 彼女を愛さずにいることは可能か | |
2011/04/14 | 2 | 金英夏(キム・ヨンハ) | 今年2月、インターネット絶筆宣言 | ※邦訳書『光の帝国』、『阿娘(アラン)はなぜ』は広義のミステリ |
2011/04/21 | 3 | 金衍洙(キム・ヨンス) | 「疎通」と時代小説に取り組む優良株 | |
2011/04/28 | 4 | 申京淑(シン・ギョンスク) | 事件となった辺境からの海外進出 | |
2011/05/05 | 5 | 孔枝泳(コン・ジヨン) | 心の傷を負った人々に当てた光 | |
2011/05/12 | 6 | 金薫(キム・フン) | 読者をつかむ異色経歴の持ち主 | |
2011/05/19 | 7 | チョン・イヒョン | 若い女性からの圧倒的支持 | |
2011/05/26 | 8 | 殷煕耕(ウン・ヒギョン) | 知的な文体でアイロニカルに | |
2011/06/02 | 9 | 林哲佑(イム・チョルウ) | 韓国現代史の証言者 | |
2011/06/09 | 10 | 朴婉緒(パク・ワンソ) | 平凡な日常化からとらえた核心 | 〈作家本人から〉なし(故人) |
新世紀・世界文学ナビ 中国編 ナビゲーター=桑島道夫 | ||||
2011/06/16 | 1 | 蘇徳(スードォ) | 80後(バーリンホウ)の感性 | ※「東野圭吾を全編読破している」とのこと |
2011/06/23 | 2 | 衛慧(ウェイホェイ) 棉棉(ミエンミエン) 鉄凝(ティエニン) |
女性の性と文学の市場主義化 | 〈作家本人から〉なし |
2011/06/30 | 3 | 張悦然(チャンユエラン) | 「新概念」作家の残酷と耽美 | |
2011/07/07 | 4 | 余華(ユイホア) | 狂躁描き 慎ましさへの郷愁誘う | |
2011/07/14 | 5 | 潘向黎(パンシアンリー) | 知日派作家の繊細と幽玄 | |
2011/07/21 | 6 | 春樹(チュンシュー) | 若者に響くパンク・ロックと純真 | |
2011/07/28 | 7 | 安妮宝貝(アニーベイビー) | ネット出身作家の伝統回帰 | |
2011/08/04 | 8 | 蘇童(スートン) | 女性心理を描ききる執念 | |
2011/08/11 | 9 | 郭敬明(クオチンミン) | 優しいタッチで描く青春の残酷 | |
2011/08/18 | 10 | 陳染(チェンラン) | 反転する社会と個人の生活 | |
2011/08/25 | 11 | 閻連科(イエンリエンコォ) | 不条理を描ききる情念 | |
2011/09/01 | 12 | 大江文学の理解 | ニーチェや魯迅の後継として | 翻訳家・許金龍のコメントあり |
2011/09/08 | 13 | 林白(リンバイ) | 身体に根ざした言葉の復権 | |
2011/09/15 | 14 | 阿来(アーライ) | あすへの美しい祈り | ※中国のSF雑誌『科幻世界』の元編集長 |
2011/09/22 | 15 | 村上春樹の受容 | 意訳と直訳の距離感 | 翻訳家・林少華のコメントあり |
2011/09/29 | 16 | 金原ひとみ、青山七恵の人気 | 国境を越える文学の普遍性 | |
新世紀・世界文学ナビ 台湾編 ナビゲーター=山口守 | ||||
2011/10/06 | 1 | 李喬(リーチアオ) | 歴史の転変を壮大な物語に | |
2011/10/13 | 2 | 鄭清文(チョンチンウェン) | こまやかに描く市井人の哀歓 | |
2011/10/20 | 3 | 白先勇(パイシエンヨン) | 挽歌に宿る燦然たる生の煌き | |
2011/10/27 | 4 | 李昂(リーアン) | フェミニズム文学の最高峰 | |
2011/11/03 | 5 | 朱天文(チュティエンウェン) 朱天心(チュティエンシン) |
歴史の万華鏡を映す姉妹 | 〈作家本人から〉は朱天文 |
2011/11/10 | 6 | 邱妙津(チウミアオチン) | 愛に癒され傷付く孤独な魂 | 〈作家本人から〉に代えて〈作家の著書から〉(故人) |
2011/11/17 | 7 | 黄錦樹(ホワンチンシュ) | 文化と血の狭間描くマレーシア華人 | |
2011/11/24 | 8 | リグラヴ・アウ | 主体的に形成された自我 | 「リカラッ・アウー」とも |
2011/12/01 | 9 | 向陽(シアンヤン) | 世界を解釈する精神の言葉 | |
2011/12/08 | 10 | 施叔青(シーシュチン) | いったいどれが本当の自分か |
新世紀・世界文学ナビ スペイン語圏 | |||||
掲載日 | # | 作家 | ナビゲーター | 記事見出し | 備考 |
2011/12/15 | 1 | ハビエル・セルカス | 寺尾隆吉 | 歴史的事実と虚構の境界で | |
2011/12/22 | 2 | オラシオ・カステジャーノス・モヤ | 寺尾隆吉 | 小説で私的過去を取り戻す | |
2012/01/12 | 3 | カルロス・バルマセーダ | 柳原孝敦 | 運命の地としてのアルゼンチン | |
2012/01/19 | 番外編 | ガルシア=マルケス | 田村さと子 | ガボに渡したハンチング | マルケス邸訪問記。〈作家本人から〉なし。「ガボ」はマルケスの愛称。 |
2012/01/26 | 4 | フアン・ヘルマン | 寺尾隆吉 | 詩人は詩作で環境を作る | |
2012/02/02 | 5 | エンリケ・ビラ=マタス | 寺尾隆吉 | 文学から作られた文学 | |
2012/02/09 | 6 | フェルナンド・バジェホ | 久野量一 | 「崖っぷち」からわき上がる声なき声 | 〈作家本人から〉は本人の希望により2011年のスピーチの抜粋 |
2012/02/16 | 7 | ホルヘ・フランコ | 田村さと子 | パチパチと音を立てるユーモア | |
2012/02/23 | 8 | セルヒオ・ピトル | 寺尾隆吉 | メキシコ現代文学の醍醐味 | |
2012/03/01 | 9 | ロドリゴ・レイローサ | 寺尾隆吉 | 「ラテンアメリカ臭さ」を脱して | |
2012/03/08 | 10 | サンティアーゴ・パハーレス | 内田兆史 | もがく若者たちを爽やかに | |
2012/03/15 | 11 | フリオ・リャマサーレス | 内田兆史 | 水の中に生まれる音楽のように | |
2012/03/22 | 12 | ベルナルド・アチャーガ | 金子奈美 | 真摯に問い続ける文学の可能性 | スペイン語ではなくバスク語で執筆する作家 |
2012/04/16 | 13 | マリオ・バルガス=リョサ | 寺尾隆吉 | 思春期の力溢れる世紀の文学 | |
2012/04/23 | 14 | ラウラ・レストレーポ | サンドラ・モラーレス | コロンビア史に組み込んだ虚構 | 訳:真下祐一 |
2012/04/30 | 15 | エベリオ・ロセーロ | サンドラ・モラーレス | コロンビアの疲弊感が生んだ小説 | 訳:真下祐一 |
2012/05/14 | 16 | レオナルド・パドゥーラ | 野谷文昭 | 純文学志向のミステリー作家 | |
2012/05/21 | 17 | カルロス・フエンテス | 寺尾隆吉 | 一途な情熱、突然の死 | 〈作家本人から〉は過去の著作より(故人) |
2012/05/28 | 18 | ルイス・セプルベダ | 旦敬介 | 名もなき人生の味わい深さ | |
2012/06/04 | 19 | ホセ・エミリオ・パチェーコ | 石井登 | 仕掛けられた記憶の迷宮 | 〈作家本人から〉は2009年と2011年のスピーチの抜粋 |
2012/06/18 | 番外編 | 日本文学の受容 上 | 『ねじまき鳥』で始まったブーム | ベネズエラの作家のエドノディオ・キンテロ氏へのインタビュー | |
2012/06/25 | 番外編 | 日本文学の受容 下 | 普遍的な要素もつ安部公房 | 安部公房の研究・翻訳を行っているグレゴリー・サンブラーノ氏へのインタビュー | |
2012/07/02 | 20 | セサル・アイラ | 柳原孝敦 | おかしく悲しく、ぞっとする世界 | |
2012/07/16 | 21 | アルベルト・ルイ=サンチェス | 斎藤文子 | 立ち上る官能的な手触り | |
2012/07/23 | 22 | エレナ・ポニアトウスカ | 野谷文昭 | 二つのジャンルの往還運動 | |
2012/07/30 | 23 | アレハンドロ・サンブラ | 松本健二 | 普遍的情趣を詩のように | |
2012/08/06 | 24 | セネル・パス | 野谷文昭 | 世界と繋がる歓びと切なさ | |
2012/08/13 | 25 | エドムンド・デスノエス | 野谷文昭 | 革命の中の異邦人「それは私だ」 | |
2012/08/20 | 26 | ブライス=エチェニケ | 野谷文昭 | 感受性鋭いダメ男の内的現実 | |
2012/08/27 | 27 | ロベルト・ボラーニョ | 野谷文昭 | 早世の詩人作家、ユーモア漂う悪夢 | |
2012/09/03 | 28 | 脱ラテンアメリカ主義 | 野谷文昭 | ポスト「ブーム」、クラック世代の行方 |