ヨーロッパの推理小説

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2012年1月4日

 ここでは、アジアの推理小説について調べている過程で見つけたヨーロッパの推理小説に関する日本語文献を示している。
 ロシアおよび旧共産圏についてはそれなりに丁寧に探しているが、それ以外は不十分なリストであるということをご諒解ください。


英語圏


フランス語圏

 一部のみ示す。

  • 日本人が執筆したもの
    • 長島良三『メグレ警視のパリ フランス推理小説ガイド』(読売新聞社、1984年)
    • 松村喜雄『怪盗対名探偵 フランス・ミステリーの歴史』(晶文社、1985年/双葉文庫 日本推理作家協会賞受賞作全集52、2000年)
    • 小倉孝誠『推理小説の源流 ガボリオからルブランへ』(淡交社、2002年)
  • フランスで刊行されたものの邦訳
    • フレイドン・ホヴェイダ『推理小説の歴史』(東京創元社、1960年)
    • フレイドン・ホヴェイダ『推理小説の歴史はアルキメデスに始まる』(東京創元社、1981年)
    • J・P・シュヴェイアウゼール 『ロマン・ノワール フランスのハードボイルド』(白水社、1991年)
    • ローベール・ドゥルーズ『世界ミステリー百科』(JICC(ジック)出版局、1992年10月)
    • アンドレ・ヴァノンシニ『ミステリ文学』(白水社、2012年1月)

  • 『ミステリマガジン』フランス特集号一覧
    • 1974年3月号 フランス・ミステリ特集
    • (1980年以前は詳細未確認)
    • 1981年2月号 フランス・ミステリの味 (小特集)
    • 1981年11月号 特集:パリ・ノワール
    • 1990年3月号 ジョルジュ・シムノン追悼特集
    • 1997年3月号 特集:フランス・ミステリの昨日と今日
    • 2003年7月号 特集:フランス・ミステリの復権
    • 2004年11月号 特集:フランス・ミステリの妙趣
    • 2005年11月号 ルパン生誕百周年&フランス・ミステリ特集
    • 2006年11月号 特集:フランス・ミステリ
    • 2008年4月号 特集:フランス・ミステリ観光案内
      • 吉野仁「フランス・ミステリ文献ガイド」(pp.24-27)など
    • 2009年7月号 特集:フランス・クラシーク・ミステール考
    • 2012年7月号 特集:アルセーヌ・ルパン&ルパン三世

  • 『ミステリマガジン』フランス語作家の小特集
    • 1989年12月号 ピエール・ボアロー追悼
    • 1994年8月号 『悪童日記』三部作にいたる作品世界
    • 1995年10月号 『悪童日記』のアゴタ・クリストフ来日!
    • 1996年7月号 レオ・マレ追悼
    • 1998年5月号 ブリジット・オベール来日!
    • 2000年2月号 ジョルジュ・シムノン小特集

  • その他の文献
    • 編集部N「最近のフランス・ミステリについて」(フレッド・カサック『日曜日は埋葬しない』[ハヤカワ・ミステリ、1961年8月]の巻末 pp.135-141、訳者あとがきとは別に収録)
    • 「世界のミステリ・マガジン I フランス版EQMM」(『ミステリマガジン』1964年4月号、p.19)
      • 「世界のミステリ・マガジン I」とされているが、その後「II」以降は掲載されていないようである。
    • 編集部N「フランスのスパイ小説について」(ピエール・ノール『抵抗の街』[ハヤカワ・ミステリ、1965年2月]巻末)
    • 高野優「名訳を待つ、プロットと詩情が一致した名作」(『翻訳の世界』1991年7月号、p.50、[国別・地域別/未訳ミステリ紹介]フランス)
    • 平岡敦「犯罪、悪意、絶望…… ロマン・ノワールの象徴する「黒い世界」」(『翻訳の世界』1991年7月号、pp.52-53、[ミステリの潮流を読む]フランス)
    • 長谷部史親「フランス推理小説の怪人たち」(長谷部史親『欧米推理小説翻訳史』本の雑誌社、1992年5月/双葉社 双葉文庫、2007年6月)
      • ほかに「ガストン・ルルー」、「アルフレッド・マシャール」、「モーリス・ルブラン」の節あり。初出情報は「こちら」を参照のこと。
      • 「エミール・ガボリオー」(『EQ』1996年3月号)、「フォルチュネ・デュ・ボアゴベー」(『EQ』1997年1月号)、「ジョルジュ・シムノン」(『EQ』1998年5月号)は単行本未収録
    • 平岡敦「フランスのミステリ賞総まくり」(『ミステリマガジン』1998年4月号【特集:ミステリ賞って何だ?】、pp.48-49)
    • 長島良三「現代のフランス・ミステリ事情」(『ジャーロ』創刊号(2000年秋号)、pp.264-265)
    • 新保博久「ミステリ再入門」
      • 第31回 モルグ街はなぜパリにあったのか (『ミステリマガジン』2002年11月号、pp.90-93)
      • 第32回 フランス・ミステリの逆襲 (『ミステリマガジン』2002年12月号、pp.150-153)
    • 「世界のミステリ雑誌 各国ミステリ雑誌大紹介 フランス」(高野優)(『ハヤカワミステリマガジン』2009年1月号、pp.22-27)





ドイツ語圏

  • ジークフリート・クラカウアー『探偵小説の哲学』(福本義憲訳、法政大学出版局、2005年) - ドイツで1925年に発表された探偵小説論
  • ワルター・ゲルタイス『名探偵は死なず その誕生と歴史』(前川道介訳、弘文堂、1962年)
  • 中田耕治編『推理小説をどう読むか』(三一書房、1971年) ※未見
    • ゲールハルト・シュミット=ヘンケル(Gerhard Schmidt-Henkel)「十字路にある屍体」(深田甫訳)(pp.9-42)
    • ヘルムート・ハイセンビュッテル(Helmut Heißenbüttel)「推理小説のゲームルール」(深田甫訳)(pp.65-83)
    • エルンスト・ブロッホ(Ernst Bloch)「探偵小説の哲学的考察」(種村季弘訳)(pp.113-138)
      • 「探偵小説の哲学的考察」はエルンスト・ブロッホ『異化』(白水社【新装版】、1997年10月 他)でも読める

  • 『ミステリマガジン』掲載
    • 瀬手波垣「翻訳小説の盛況(西ドイツ)」(『ミステリマガジン』1964年4月号、p.189、「ペーパー・チェイス」コーナー)
    • ターゲ・ラ・コーア、ハラルド・モーゲンセン(隅田たけ子訳)「殺人読本 : 絵で見るミステリ史」(『ミステリマガジン』1972年11月号~1973年12月号、全14回連載)
      • 1973年11月号の「連載12 その他の外国勢」(「12」と表示されているが実際は連載13回目)でドイツや北欧のミステリが扱われている。
    • 前川道介「ドイツ・ミステリの現況 もっと殺しを」(『ミステリマガジン』1977年8月号、pp.150-151)
    • 泉川絋雄「ドイツ産ミステリ最新レビュー」(『ミステリマガジン』1986年12月号、pp.111-112、「Key Suspects」コーナー)
    • 有内嘉宏「ローレンツの動物行動学を取り入れた独ミステリ」(『ミステリマガジン』1989年11月号、pp.108-110、「ミステリ読書録」コーナー) - ホルスト・ボゼツキーの2作品の紹介
    • 福本義憲「ドイツ・ミステリ賞事情」(『ミステリマガジン』1998年4月号【特集:ミステリ賞って何だ?】、pp.50-51)
      • 同号にドイツ・ミステリ大賞(DKP賞)ドイツ語部門の1985年~1997年の受賞作一覧あり
    • 福本義憲「九〇年代のドイツ・ミステリ」(『ミステリマガジン』1999年3月号【特集:世界のミステリ】、pp.40-41)
    • 新保博久「ミステリ再入門」
      • 第26回 ドイツから退屈をこめて (『ミステリマガジン』2002年6月号、pp.138-141)
      • 第27回 あるスパイ小説家の墓碑銘 (『ミステリマガジン』2002年7月号、pp.88-91)
      • 第28回 スイスの刑事、ドイツの探偵 (『ミステリマガジン』2002年8月号、pp.150-153)
      • 第29回 ウィンナ・コーヒーはほろ苦い (『ミステリマガジン』2002年9月号、pp.84-87)
    • 松坂健「ドイツでもミステリは共通語!」(『ミステリマガジン』2007年12月号、pp.99-103,155-157)
      • ベルリンで開かれた国際推理作家協会(AIEP)の会議のレポート。ドイツのミステリ専門書店などの散策レポートもあり。
    • 垂野創一郎「世界のミステリ雑誌 各国ミステリ雑誌大紹介 ドイツ」(『ハヤカワミステリマガジン』2009年1月号、pp.28-29)
    • マライ・メントライン「各国ミステリ事情 ドイツ篇」(『ハヤカワミステリマガジン』2013年12月号、pp.54-55)

  • その他の雑誌、ムックに掲載
    • 稲木勝彦「欧洲の探偵文学」(『宝石』1958年3月号[13巻4号]、pp.140-143)
      • 戦後ドイツのミステリ事情。フェリー・ロッカー(Ferry Rocker)、マリー・ルイゼ・フィッシャー(Marie Louise Fischer)、フランク・アルナウ(Frank Arnau)、ハンス・ヘーリング、フランク・ブラウン(Frank F. Braun)、ミロ・ドール&ラインハルト・フェーダーマン(Milo Dor & Reinhard Federmann)の作品の紹介など。
    • 前川道介「文化史的興趣も尽きない「犯罪小説」の佳作」(『翻訳の世界』1991年7月号、p.51、[国別・地域別/未訳ミステリ紹介]ドイツ)
      • 1855年に発表されたカール・フォン・ホルタイ(Karl von Holtei)の『リガ殺人事件』(Der Mord in Riga)の紹介
    • 福本義憲「コラム世界のノワール*ドイツ 淫婦バビロンの笑い」(『ユリイカ』2000年12月臨時増刊号(総特集:ジェイムズ・エルロイ ノワールの世界)、pp.132-133)
    • 杉江松恋「シュリンクという作家、そしてドイツ・ミステリーの現在」(『ダ・ヴィンチ』2002年8月号/ダ・ヴィンチ編集部編『ミステリー迷宮道案内ナビゲート』[メディアファクトリー、2003年]に再録)
      • 特集「今、この翻訳ミステリーが面白い!」内の一記事。福本義憲氏のコメントを軸に、ベルンハルト・シュリンクおよびドイツ・ミステリの歴史と現状を端的に紹介。
    • 篠田淳子「ドイツ語圏ミステリの現状」(『ジャーロ』10号(2003年冬号)、pp.287-289)
      • ドイツ・ミステリ大賞の受賞作としてウィリアム・マーシャル『銀行は死体だらけ』が挙げられている。ウィリアム・マーシャルは1996年に同賞の翻訳作品部門の受賞者(第3位)になっているが、受賞作は英題"War machine"であり(ドイツ・ミステリ大賞公式サイト参照)、『銀行は死体だらけ』(英題"Inches")とは別の作品である。いずれにしろ、ウィリアム・マーシャルはオーストラリア出身の英語で書く作家であり、ドイツ語圏の作家ではない。
    • 座談会「ミステリの新興勢力 世界のミステリを語る」(小山正、新保博久、平岡敦、穂井田直美)(『ミステリが読みたい! 2009年版』早川書房、2008年11月)
      • 座談会冒頭の小見出し「ドイツ」でドイツミステリについて語られている
    • 垂野創一郎「レルネット=ホレーニアの幻想ミステリ」(『ROM』135号[2010年10月]、pp.62-75)

  • 書籍その他での言及
    • 坂部護郎『世界探偵秘史』(星書房、1946年5月)の「探偵小説の先覚者達」(pp.311-317)
      • この節はほとんどがドイツ語圏の作家に割かれている。ドイツ語圏の作家で紹介されているのは、クリスティアーン・アウグスト・ヴルピウス(Christian August Vulpius)、シラー、ホフマン、クライスト、ドロステ=ヒュルスホフ、テーオドア・フォンターネ、ヴィルヘルム・ラーベ(Wilhelm Raabe)、リカルダ・フーフ(Ricarda Huch)。
    • 植田敏郎「ドイツの推理小説とその作家」(東京創元社《世界推理小説全集》第9回配本第9巻 クロフツ『樽』[1956年]、月報『推理』9)(国会図書館および東京都立図書館に月報『推理』9なし)
      • このエッセイではフリードリヒ・フォン・シラーの「失われた名誉のための犯罪者」(1786年)がドイツの最初の推理小説だとされている。また、ドイツを代表する推理作家として19世紀ではホフマン、20世紀ではワルター・ハーリヒとH・H・エーヴェルスが挙げられている。
      • 「失われた名誉のための犯罪者」(Der Verbrecher aus verlorener Ehre)は「誇りを汚された犯罪者」というタイトルでポプラ社百年文庫70『野』(2011年3月)に収録されている。
    • 『必携ミステリー手帖 外国篇』(蝸牛社、1979年)
      • 「ドイツのミステリ」というコラムがあるらしい。現物未見。
    • フレイドン・ホヴェイダ『推理小説の歴史はアルキメデスに始まる』(東京創元社、1981年)
      • 「第4章 結論の代わりに」の小見出し「各国の推理小説」(pp.221-224)にドイツミステリへの言及あり
      • なお、ここで東ドイツのミステリ作家として挙げられているヴォルフガング・アルテンドルフ(Wolfgang Altendorf)は実際には西ドイツのミステリ作家だとのこと(マライ・メントラインさんのご教示による)
    • 長谷部史親「ドイツ文化圏の作家たち」(長谷部史親『欧米推理小説翻訳史』本の雑誌社、1992年5月/双葉社 双葉文庫、2007年6月)
    • ローベール・ドゥルーズ「ドイツのミステリー小説」(ローベール・ドゥルーズ『世界ミステリー百科』JICC(ジック)出版局、1992年10月、pp.235-236)
      • スイスの「フリードリッヒ・デュレンマット」、同じくスイスの「フリードリッヒ・グラウザー」、ドイツの「ホルスト・ボゼツキー」の単独項目あり
    • 長谷部史親『ミステリの辺境を歩く』(アーツアンドクラフツ、2002年)
      • 第3章が「ドイツ・オーストリア文学」。ドイツミステリ概観あり。

 ネット上では、福本義憲氏のWebサイト「ドイツ・ミステリーの館『青猫亭』 Zum blauen Kater Das Haus der deutschen Krimis」が詳しい。福本氏はオーストリアのミステリ、ヴォルフ・ハース『きたれ、甘き死よ』(水声社、2001年)や、ジークフリート・クラカウアー『探偵小説の哲学』(法政大学出版局、2005年)の訳者でもある。

 また、ドイツ文学翻訳家の酒寄進一氏がWebサイト「翻訳ミステリー大賞シンジケート」に「ドイツミステリへの招待状」(全4回)を寄稿している。

 2012年2月発売の『ミステリーズ!』vol.51はドイツミステリ特集となっている。『ミステリマガジン』でも過去にドイツミステリが特集されたことはなく、日本のミステリ雑誌でドイツミステリが特集されるのはおそらくこれが初めてである。






オランダ語圏

  • 江戸川乱歩「海外近事 ☆オランダの探偵作家クラブ」(『探偵作家クラブ会報』第119号、1957年5・6月、p.7)
  • 江戸川乱歩「海外近事 ――アメリカ、ソ連、オランダ――」(『宝石』1957年8月号、pp.238-243)
    • 小見出し3 オランダの探偵作家クラブ - 上記の『探偵作家クラブ会報』に掲載されたものにほぼ同じ。末尾に一文追加あり。
  • 稲木勝彦「欧洲の探偵文学」(『宝石』1958年3月号[13巻4号]、pp.140-143)
    • 主に戦後ドイツのミステリ事情を扱ったエッセイだが、オランダのヤン・アポン(Jan Apon)の『マヌエル某』(オランダ語原題 Een zekere Manuel、独題 Ein gewisser Manuel)、ツェー・クリステンゼン(C. Christensen)(Christian Christensen)の『寄贈者』(独題 Der Spender)も紹介されている。
  • W・G・キエルドルフ「オランダの探偵小説」(『探偵倶楽部』1958年7月号、pp.228-231)
  • (無署名記事)「オランダ通信 (ママ)ーグからの反響」(『日本探偵作家クラブ会報』第133号、1958年9月、pp.1-2)
    • キエルドルフから乱歩への手紙の抄訳紹介。なお会報の同じ号に原文(英文)が全文掲載されている。
  • 江戸川乱歩「米英だより ☆CWA(イギリス犯罪作家協会)会報八月号より」(『日本探偵作家クラブ会報』第158号、1960年11月、pp.6-7)

  • ミステリマガジン編集部「イギリスとそのほかの国ぐにのミステリ賞」(『ミステリマガジン』1998年4月号【特集:ミステリ賞って何だ?】、pp.52-53)
  • ミステリマガジン2003年11月号 特集:ロバート・ファン・ヒューリック
    • この号の新保博久「ミステリ再入門 第43回 続・白夜の国の探偵たち」でもオランダのミステリが扱われている(メインは北欧ミステリ)
  • 「世界のミステリ雑誌 各国ミステリ雑誌大紹介 オランダ」(塩崎香織)(『ハヤカワミステリマガジン』2009年1月号、pp.34-35)


イタリア

  • ステファーノ・ターニ『やぶれさる探偵 推理小説のポストモダン』(高山宏訳、東京図書、1990年)

  • 吉良運平「イタリーの三人の作家」(『ぷろふいる』戦後版2巻3号、1947年12月、p.32)
    • エツィオ・デリコ、ジョルジョ・シェルバネンコ、アウグスト・デ・アンジェリスについて
  • 江戸川乱歩「本号の九作家について」(『別冊宝石』71号、1957年10月) - エツィオ・デリコ『悪魔を見た処女』のレビューあり
  • 千種堅「ミステリ診察室『万人の裏切者』」(『ミステリマガジン』1970年5月号、pp.108-109) - ジョルジョ・シェルバネンコ『裏切者』のレビュー
  • 『世界ミステリ全集12』(早川書房、1972年)
    • 千種堅「イタリアの推理小説(ジャッロ)」(月報 pp.1-3)
    • 〈座談会〉「F・デュレンマット、Ю・セミョーノフ、G・シェルバネンコについて」 (出席者:石川喬司、稲葉明雄、小鷹信光、(ゲスト)福田淳、および編集部)(pp.515-538)
  • (無署名記事)「今月の雑誌から―五十周年を迎えたミステリ叢書」(『ミステリマガジン』1979年8月号、p.110)
    • イタリアのミステリ叢書《ジャッロ・モンダドーリ》とその編集者のアルベルト・テデスキを紹介する記事
  • 河島英昭「黄色本(ジャンル)の外にミステリの核心を読む」(『翻訳の世界』1991年7月号、p.54、[国別・地域別/未訳ミステリ紹介]イタリア)
    • レオナルド・シャーシャ『悪魔の機構』(トード・モード)の紹介
  • ローベール・ドゥルーズ『世界ミステリー百科』(JICC(ジック)出版局、1992年10月)
    • 「レオナルド・シャッシャ」(pp.182-184)
    • 「ジョルジョ・シェルバネンコ」(pp.200-205)
    • 「イタリアのミステリー小説」(pp.205-208)
  • 長谷部史親「アルベルト・ベヴィラックァの『母への遺言』」(長谷部史親『ミステリの辺境を歩く』[アーツアンドクラフツ、2002年]pp.312-319)
    • イタリアのミステリ事情およびイタリアミステリの邦訳事情についての記述あり。
  • マリネッラ・ヴァーネ・デトレフス(山中なつみ訳)「現代のイタリア・ミステリー事情」(『ジャーロ』3号[2001年春号]、pp.312-314)
  • 荒瀬ゆみこ「世界のミステリ雑誌 各国ミステリ雑誌大紹介 イタリア」(『ハヤカワミステリマガジン』2009年1月号、pp.30-31)
  • 荒瀬ゆみこ「各国ミステリ事情 イタリア篇」(『ハヤカワミステリマガジン』2013年12月号、pp.50-51)



スペイン

  • ローベール・ドゥルーズ『世界ミステリー百科』(JICC(ジック)出版局、1992年10月)
    • 「マニュエル・ヴァスケス・モンタルバン」(pp.242-243)(マヌエル・バスケス・モンタルバン)
    • 「スペインのミステリー小説」(pp.243-244)
  • 市川秋子「モンタルバン、その人と作品」(『ジャーロ』8号(2002年夏号)、pp.272-273)
  • 「世界のミステリ雑誌 各国ミステリ雑誌大紹介 スペイン」(井上知)(『ハヤカワミステリマガジン』2009年1月号、pp.32-33)
  • 井尻直志「ポストフランコのスペイン語文学」(坂東省次編『現代スペインを知るための60章』[明石書店、2013年3月]、pp.287-290)
    • マヌエル・バスケス・モンタルバン、アントニオ・ムニョス・モリーナ、カルロス・ルイス・サフォン、アルトゥーロ・ペレス・レベルテ、エドゥアルド・メンドサらに言及。
  • 宮﨑真紀「各国ミステリ事情 スペイン・中南米篇」(『ハヤカワミステリマガジン』2013年12月号、pp.52-53) ※目次では「スペイン・南米篇」

 スペイン語文学翻訳家の柳原孝敦氏がWebサイト「翻訳ミステリー大賞シンジケート」にエッセイ「黒、ただ一面の黒」(全4回)を寄稿している。



ポルトガル

  • 島田一男「世界の四隅」(『探偵作家クラブ会報』第27号、1949年8月、pp.2-3)


北欧

  • 坂部護郎『世界探偵秘史』(星書房、1946年5月)の「探偵小説の先覚者達」(pp.311-317)
    • この節はほとんどがドイツ語圏の作家に割かれている。北欧の作家では、スウェーデンのフランク・ヘラーにほんの少しだけ言及がある。
  • 江戸川乱歩「パリからの第三信――附 アメリカ探偵作家クラブの「会報」」(『宝石』1952年5月号) - 小見出し「スカンジナヴィアの三大作家」あり
    • ここで「スカンジナヴィア探偵文学の三大家」とされているのはノルウェーのエルヴェスタット Sven Elvestad(筆名 Stein Riverton、英語版Wikipedia)、同じくノルウェーのフリッヒ Øvre Richter Frich(英語版Wikipedia)、スウェーデンのフランク・ヘラー(日本語版Wikipedia
  • 戸川安宣「れっど・へりんぐ 第10回 ミステリ各国史(1) 北欧編(上)」(『推理文学』第15号、1973年12月)
    • ミステリ各国史はこの1回のみ。「北欧編(下)」は書かれていないと思われる。
  • 長谷部史親「ドイツ文化圏の作家たち」(長谷部史親『欧米推理小説翻訳史』本の雑誌社、1992年5月/双葉社 双葉文庫、2007年6月)
  • ローベール・ドゥルーズ「スウェーデンのミステリー小説」(ローベール・ドゥルーズ『世界ミステリー百科』JICC(ジック)出版局、1992年10月、pp.198-200)
  • 「名作『ミレニアム』が生まれた北欧ミステリーを旅する」(『ダ・ヴィンチ』2012年11月号、pp.154-157)
    • 早川書房編集部の松木孝氏へのインタビュー、杉江松恋氏による「北欧ミステリー史」、同じく杉江松恋氏選の「押さえておきたい北欧ミステリーブックガイド」などの記事あり。

  • 『ミステリマガジン』掲載
    • ターゲ・ラ・コーア、ハラルド・モーゲンセン(隅田たけ子訳)「殺人読本 : 絵で見るミステリ史」(『ミステリマガジン』1972年11月号~1973年12月号、全14回連載)
      • 1973年11月号の「連載12 その他の外国勢」(「12」と表示されているが実際は連載13回目)でドイツや北欧のミステリが扱われている。
    • 「スウェーデンのミステリ」(『ミステリマガジン』1999年3月号【特集:世界のミステリ】、p.49、執筆者署名は「C」)
    • 「スウェーデン文学の夕べ開催」(『ミステリマガジン』1999年7月号、pp.6-9)
    • 新保博久「ミステリ再入門」
      • 第42回 白夜の国の探偵たち (『ミステリマガジン』2003年10月号、pp.78-81)
      • 第43回 続・白夜の国の探偵たち (『ミステリマガジン』2003年11月号、pp.140-143)
    • ヘレンハルメ美穂「世界のミステリ雑誌 各国ミステリ雑誌大紹介 スウェーデン」(『ハヤカワミステリマガジン』2009年1月号、pp.36-37)







バルト三国


ロシア

 ソ連の推理小説は中国の推理小説史と関わってくるので、ロシア/ソ連の推理小説に関する日本語文献はそれなりに丁寧に探している。
 文献一覧は別のページ「ソ連/ロシア推理小説翻訳史#参考文献」を参照のこと。


東欧・バルカン諸国

 東欧の推理小説は中国の推理小説史と関わってくるので、東欧の推理小説に関する日本語文献はそれなりに丁寧に探している。
 東欧(ポーランド、チェコ、スロヴァキア、ブルガリア、ルーマニア、ハンガリー)の文献一覧は別のページ「東欧推理小説翻訳史#参考文献」を参照のこと。

 ギリシャについては、松坂健「オクラホマシティの13人 ――国際推理作家会議(AIEP)レポート2010」(『ハヤカワミステリマガジン』2010年9月号、pp.110-113)に以下のような記述がある。

二日目の午前中が各国のミステリ事情の報告会。デイヴィス会長からは、ギリシャでミステリ作家の組織が正式に発足した報告があり、いずれはこの会の招致にも動きそうだとの観測も述べられた。




リンク
  • Crime Scene(英文)
    • 国際推理作家協会の協力で作成されているもので、世界各国のミステリの歴史や現況がそれぞれPDF4枚ほどにまとめられている。現在のところ、フランス、オランダ、スイス、イタリアの4か国分。


関連ページ