第01回(03代:1983年) 「Catch The N.Y.」(北区赤羽会館)

NYで成功している青年実業家が,自分の夢をかなえるため,NYの街角で多種多様なダンサー達(ストリート,酒場,チアガール。。などなど)をスカウト。集めたダンサー達と共に,自らプロデュースするダンス公演を開催する。という,第1回公演にふさわしい,まさに「王道」サクセスストーリー。。


カーテンコール:CLOSE YOUR EYES / Queen Samantha

第02回(04代:1984年) 「Just Our Time」(北区赤羽会館)

一曲ごとに小さなストーリーを持たせたオムニバス的な公演。公演全体を通してのストーリーは無し。4曲を贅沢に使った酒場シーンや,リフトを盛り込んだペアダンス,圧巻のブレイクダンスパーティーなどが印象的。

カーテンコール:OVER NIGHT SUCCESS / Teri Desario 

第03回(05代:1985年) 「Zap!」(江東区文化センター)


この年から2部構成を採用。1部:ショータイム,2部:ショーダンサーが酒場で打ち上げ-->酒場でギャングに絡まれ退散-->酔って交通事故に遭い病院へ。。その後,ストリートダンサーチームと合流し,ラストは(何故か)「ショーダンサー+ナース」,「ギャングのボス+酒場の♀ダンサー」,「ストリートダンサーチームのカップル」。。の三組が合同結婚式!!


1部で最後の曲を踊り終えた数名が,そのまま(休憩なし)2部(ストーリー)の役を演じて打ち上げに向かう。。という見事な「つなぎ」(第一部全体がなんとなく「劇中劇」だったようにみえなくもない)は秀逸。


カーテンコール:MAKING IT / Shandi Sinnamon

第04回(06代:1986年) 「X-Division」(北区赤羽会館)


1部:ショータイム,2部:三人組の囚人が,ダンス好き(でも下手)の看守にロックダンスを練習させ,その隙に脱獄-->三者三様のファッションを盗んで,街に繰出してナンパ-->再び合流してパーティー-->警察が乗り込んできて再逮捕-->ダンス好き(ロックダンスは既に上達)の看守にジャズダンスを練習させ,その隙に再度脱獄。。


監獄シーンにローリングストーンズの「サティスファクション」をBGMとして使い,「再度脱獄」と同時に暗転することで「エンドレス感」の演出にチャレンジ。。


カーテンコール:INTO THE NIGHT / Michael Fortunati 

第05回(07代:1987年) 「No Dancing」(砧公会堂)

 

1部:ショータイム,2部:街にDANCE禁止令がだされた。しかし圧政に対抗するDANCE LOVERSは解放区(Dエリア)に集まり革命を起こした。DANCE禁止令は解かれ,FREE DANCEの国が誕生する。

第06回(08代:1988年) 「DANCEAHOLIC」(江東区文化センター)


1部:ショータイム,2部:放課後のキャンパス。クラブ活動に励むブレイカー,チアガール,不良達,喧嘩,卒業前のパーティー,仲直り,そして恋。。。,LASTは卒業式。多用なブリッジも見もの。

第07回(09代:1989年) 「What A Night!」(江東区文化センター)


1部:サンタのくれたギャングの宝の地図を手にした3人の不良少年達の大冒険,ついにギャングと戦い宝を手にするが・・・それは一夜の夢だった・・と思ったが・・!!,2部:ショータイム

第08回(10代:1990年) 「PRISM」(川崎労働会館)


全体を通じてテーマは「光」。OPENING&4話のオムニバス(未熟なダンサーが周囲に励まされ,つかむスポットライト,孤独な囚人が求める自由の光,TVから飛び出す不思議な世界,恋人達の愛の灯)&ENDING

第09回(11代:1991年) 「Les Cloches」(北区赤羽会館)


第10回(12代:1992年) 「心(いのち)あるもの」(川崎労働会館)

20分程度のショートストーリーを2本と、50分程度のロングストーリー1本の3本仕立ての公演。
第1部は、自然と人間の共存の中で、人間が自然を破壊して最後は人間も死んでしまう。「自然を大切にしましょう。」と言うお話。

第2部は、設定が「デパート」とし、1フロア毎に、エレベーターで上がっていく様子を使って、繋げ難いと言われたお互いに関連性の無いショー的要素の強い作品を並べた。お話の内容は、閉店後のデパートのマネキン同士の切ない恋物語。

第3部は、「人間」をテーマに描いたもの。人間が「海」から上がってきて、「自分」と「他人」を意識するようになり、「愛するもの」が出来て、「争う」事を覚えて、でも「仲直り」して、そうして一皮向けた者達は、やがてそれぞれの道にばらばらに旅立っていく、というお話。

現在も12月公演で関わってくれている、舞台監督の宮脇さんは、この年、ダンス連盟を通じて日芸のミュー研からやってきた。同じく音響の恩田さんはこの1年前から、関わってくれていて、現在に至る。

第11回(13代:1993年) 「花の降る街 夜明けを待つ花」(なかのZERO)


第12回(14代:1994年) 「SIVA」(杉並公会堂)


第13回(15代:1995年) 「Period」(板橋区民ホール)


第14回(16代:1996年) 「Delicious!」(江戸川区総合文化センター)


第15回(17代:1997年) 「BREAK」(北とぴあさくらホール)


第16回(18代:1998年) 「BINGO!」(麻生市民文化センター)


第17回(19代:1999年) 「19BOX!」(板橋区民ホール)


第18回(20代:2000年) 「REAL20」(パルテノン多摩)


第19回(21代:2001年) 「From Scratch」(大田区民ホール)

 

1部:ショータイム。

2部:星新一的ストーリー。

   →人生をやり直したい青年が、とあるバーをたずねる。

   →そのバーでは、自分の家族や恋人・友人と交換で、希望の人生を歩むことができる。

   →青年はさまざまな人生を経験するが、どれもうまく行かない。

   →もともとの人生が良かったことに気づく。大切な家族や恋人・友人を取り戻したい。

   →バーに戻るが、すでに交換してしまった人たちを取り戻すことができないと言われる。1つの方法を除いて・・・。

   →青年が路頭に迷っていると、家族や恋人、友人があらわれ、ハッピーエンド。

   →と思いきや、バーのマスターのパソコンに保存される青年の人生。

   →交換してしまった人たちを取り戻す、唯一の方法。それは、自分の人生も渡してしまうことでした。 

 


第20回(22代:2002年) 「Linx」(調布グリーンホール)

1部:ショータイム 

舞台上、上下の花道にスクリーンを設置。映像を活用して派手に演出。

2部:ストーリー 

主人公が最近よく見る変な夢。必ず夢の最後に誰かに肩を叩かれて目が覚める。夢は日に日に異常さを増し、遂に主人公は大惨事で命を落とす。しかしいつもの肩を叩かれる目覚めがいつまでたっても来ない。夢だと思った大惨事は夢ではなかった。主人公は死体の山の中に自分を発見し、その肩を叩くがそれは紛れもない自分だった。

第21回(23代:2003年) 「en」(板橋区立文化会館)

1部:ショウタイム

2部:舞台後部のセリを利用した2段ステージのショウタイム

3部:STORY

主人公の青年は、工場の労働者として、日常にダンスが満ち溢れるある国で、楽しい日常を送っていた。

しかし、ある日突然、この国は他国の軍隊の侵入を受け、制圧されてしまう。

新政権は、文化禁圧政策の一環としてダンス禁止令を発布したが、主人公は、仲間とともにダンスをしていたところを逮捕され、投獄されてしまう。

牢獄の中で、囚人公の青年は自分の行いを深く後悔し、自己のおかれた状況に絶望するが、やがてダンスが自分にとってかけがえのないものであったことに気づく。

意を決した主人公は他の囚人を感化し、脱獄に成功する。

禁圧されてい国民は、脱獄した主人公らに感化され、クーデターによって新政権を打倒。

この国には再びダンスの溢れる平穏で愉快な生活が戻った。

青年は、ダンスを通じて、当たり前にあったものは、実はかけがえのない価値を有するものであったことに気かされたのであった。


第22回(24代:2004年) 「SPACE TIME EXPO」(大田区民ホール)

「時間」をテーマとして、全体を通してタイムマシンを中心とした演出を行った。

1部:Show、2部:Storyという形式は継続したものの、Showにおいても演出を取り入れ全体を通じて一つの演出を行った。

1部では近未来の設定の中で観客がタイムマシンに乗って様々な時代の様々な地域のShowを見るという演出を行い、1部の最後に2部Storyの主人公が登場するという伏線を張る。

2部では1部で利用していたタイムマシンを活用し、自然がなくなってしまった世界で命の危機を迎えた祖父の願いを叶えるべく、主人公が世界に自然を取り戻すためにタイムマシンで試行錯誤する。


第23回(25代:2005年) 「LINE」(ルネ小平)


第24回(26代:2006年) 「for you」(めぐろパーシモン)

1部:Show 

21代の「From Scratch」の演出を参考に、各ナンバーの前後に関連性を持たせた。数年続いていた3年だけによるOPENINGナンバーを廃止。

2部:Story 

5月祭で頂いたアンケートの「見ていてとても元気になりました。明日からがんばろうという気持ちになりました。」という50代主婦の方からの感想がストーリーの原案となった。この感想がメンバー全員の印象に強く残り、ここから、誰かのために何かをやるということは素晴らしいというメッセージを伝えるストーリーが出来上がった。Storyのラストナンバーは3年のみで実施。

内容は、自己中心的なあるサラリーマンが、とあるきっかけで訪れたホテルが舞台。そのホテルで支配人から多くのもてなしを受ける中で誰かのために何かをするということの重要性に気付いたサラリーマンは・・・

スタッフさん一同と後輩への感謝の気持ちとし、12月公演Tシャツを3年で創作し、配布した。 

 

第25回(27代:2007年) 「MOVE」(ルネ小平)

ストーリーは女性がメインキャスト。

1部:全体的なテーマは「雑誌」。ショーの前半は初めて来た人でもダンスがわかるように各ジャンルの紹介・説明も映像で加えた。

   後半は「雑誌」という括りは維持しながら、袋とじ等、様々なコンテンツを展開。

2部:親友を交通事故で失ってから、塞ぎがちになり、遂には自殺しようとする主人公。その時、空から少女が降ってきて、吹っ飛ばされる主人公。

   それから強引に主人公を色んなところに連れまわす少女。色んなところを見た後、少女は主人公を自分が出るダンス大会に誘う。

   ダンス大会を見て、自分も一緒にダンスしたい、と生きる目的を見つけた主人公だが、少女は消えていた。

   少女は姿を変えて、現世に戻ってきた親友だった。一つの手紙を残して、天国に戻っていく少女。主人公は親友のおかげで、新しい仲間と生きていく決意をした。


第26回(28代:2008年) 「-est」(調布グリーンホール)

 

数年使用していた黒リノを使わず、グレーリノを新調。26、27代の先輩に手伝って頂き、ホワイエにも装飾(五月祭で使用したグラフィティなど)を施す。

1部:ショータイム。同じ会場で12月公演を行った22代を参考にサイドスクリーンを使用。

2部:天才博士が超高性能人型ロボットを開発。世界征服を企む悪の組織がロボットを奪おうとするが、博士はかろうじてロボットを逃がす。ロボットが行きついた先はあるスラム街。そこに暮らす青年と出会い徐々に心を通わせる二人。しかし悪の組織によって、ロボットが悪に覚醒してしまう。そのロボットを止める手段はただ一つ、博士の持つ非常停止スイッチ。しかしそのスイッチを押すとロボットは完全に壊れてしまう。青年が取った行動は…

 

第27回(29代:2009年) 「BIBLO」(和光市民文化センター)


全体を通じてのテーマは「本」

1部:ショータイム,2部:図書館で本を読んでいた男女が本に入ってしまい,本の中の主人公に.2人は本の中の王国の姫と王子になったが,姫が突然敵国にさらわれ,王子が助けに旅に出る.


  第28回(30代:2010年)「Lallapallooza」(めぐろパーシモン)

 

タイトルの「Lallapallooza」はスペイン語で「地鳴り」を意味する。

1部:ショータイム。

2部:盗賊のリーダーと病気持ちの貴族の女の子が恋に落ちていく物語。別の貴族の男との結婚が迫っていることや貴族の暮らしに嫌気がさしていた女の子は、家に忍び込んできた盗賊を発見。盗賊の持ってきた袋に入り、自分の家から出て行くことを決意。何も知らずに自分のアジトに袋を持ち帰った盗賊団は女の子を発見。最初は受け入れなかったが、様々な困難を乗り越え、リーダーと女の子が恋に落ちていく。しかし、突然女の子の病気が発症し、リーダーは女の子を貴族の家に運ぶ。倒れた女の子に何もしてあげられなかったリーダーは無力さと後悔の気持ちでいっぱいになるが、最後に貴族の家から取り戻すことを決意し、貴族の家へと向かう。

 

第29回(31代:2011年) 「One Last Piece」(練馬文化センター )

1部:Showcase
各ナンバー間は映像を使用したつなぎ

2部:Story
主人公 女:他国へ侵略し略奪をすることで金儲けをする悪徳企業の幹部
      男:病を治す木の実がなる御神木を守る森のリーダー

社員を扱き使う悪徳企業の社長は、森への侵略と奪略の計画を立てるために女幹部をスパイとして森へと派遣する。
スパイでありながら森のリーダーと恋に落ち、森での生活に馴染んでしまった彼女であったが、自分の任務を思い出し企業へと戻る。
社長は嫌がる彼女から無理やり森の情報を奪い取り、森への侵略を開始する。
彼女を企業まで追いかけてきたリーダーは事情を知り、裏切られた悲しさから追いすがる彼女を振り切り森へ危機を知らせに行く。
企業からもリーダーからも見捨てられ失意に陥る彼女だったが、自分の心の中での葛藤を経て意を決して森へと向かい…

 

第30回(32代:2012年) 「emiT」(蒲田区民ホール・アプリコ)

1部:Showcase
前年に引き続き、各ナンバー間は映像を使用したつなぎ

2部:Story

現代に生きる女の子が古びた時計台に吸い込まれると、中世にタイムスリップしてしまう。


現代に生きる女の子が古びた時計台に吸い込まると、中世にタイムスリップしてしまった。
そこは、人形作りにはげむ職人(=技師)と、人形をこよなく愛する変態公爵が住む世界。
女の子がタイムスリップしたことがきっかけで、技師や町人に大切にされていた「スペシャル人形」が公爵に奪われてしまう。
「スペシャル人形」を手に入れて満足する公爵と、どうしても取り返したい技師達。
女の子は技師のリーダーと共に、「スペシャル人形」を取り返しに公爵の元へと向かうが…
 

音に合わせて大道具の扉を開閉するなど、仕込みで確認することが多く、スタッフの方々には大変お世話になりました。

 

第31回(33代:2013年) 「Signo」(調布グリーンホール)

1部:Showcase

各ナンバー間は多摩美術大学生を中心とした創作団体「SHIKI」に制作を依頼した「映写機おじさん」アニメーションとWISH自作のナンバー前映像の2段構成

 

2部:Story

王になるべくして共に育てられた二人の少年は、一方の「赤の少年」の即位により離ればなれとなるが、お揃いのオルゴールを聞くことで互いに絆を確かめていた。

厳しい鍛錬の末、遅れて王となった「青の少年」は自国に「赤の少年」を招き、二人はついに再会する。

再会を祝した宴に興じるのも束の間、人心を操る超能力を持つ「白の教祖」の襲来により、再び引き離されてしまう。

城外に脱出した「赤の青年」は竹馬の友の救出のために決起し、再び城内へと侵入するが......

 

主演の二人はラストの戦闘シーンのため、夏の間に何度か殺陣教室に通った。

 

 

 

 

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最終更新:2014年05月17日 11:50