近世(市民革命・産業革命の時代までとします)
1569年
ローマ教皇が教皇領からユダヤ人を追放。
1600年
エリザベス女王がイギリス東インド会社を設立。(アジア・アフリカ貿易に進出)
1626年
偽メシアのサバタイ・ツヴィがトルコで生まれる。(のちにイスラム教やキリスト教などの内部に、味方のふりをして入り込み、内部から腐らせて崩壊させるという戦法を説く)
1648年
ポーランドでユダヤ人10万人が虐殺される(~1656年)。
1668年
スウェーデンで世界で最初の中央銀行が設立される。
1670年
イギリスに貿易会社ハドソン・ベイが設立される。(北米貿易に進出)
1688年
エドワード・ロイドのロイズ・コーヒー・ハウスが海運保険業務を始める。
1694年
素性不明のスコットランド人ウィリアム・パターソンが初代大蔵卿のチャールズ・モンタギューに働きかける形で、世界初の近代的な中央銀行・イングランド銀行が設立される。初代総裁にはモンタギューが就任。
1695年
スコットランド銀行創業。
1696年
チャールズ・モンタギュー、自らの恩師である物理学者アイザック・ニュートンを王立造幣局の長官に任命。
長官在任中のニュートンは、職務の傍ら錬金術の研究に没頭する。
1717年
ニュートンは造幣局長官在任中、銀貨の金貨に対する相対価値を不当に「見誤り」、金1オンスに対する銀の値段を3ポンド17シリング9ペンスに設定。これによって貨幣としての銀貨が普通の銀よりも低価値なものとなってしまい、民衆が銀貨を溶かして金貨と交換するという行為が横行する。ニュートンの決定は、結果的にイギリスの経済体制を本格的に金本位制度に移行させることとなり、1972年、ニクソン・ショックによって各国が信用本位制に移行するまで、250年に渡って継続されることとなる。
1726年
偽メシアのヤコブ・フランクがポーランドで生まれる。(のちに救世主思想を「この世の悪や不幸を人為的に頂点にまで満たして、この世を破壊し尽し、メシアを到来させる」という危険な思想に転換させる)
1727年
ロシアからユダヤ人追放。
1729年
ユダヤ人啓蒙運動の指導者モーゼス・メンデルスゾーン生まれる。
1730年
ニューヨークに公認シナゴーグが建設される。
1744年
始祖マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドがフランクフルト・アム・マインのゲットーに生まれる。
1747年
再びロシアからユダヤ人追放。
1759年
アーサー・ギネスがアイルランドのダブリンで酒造業を始める。
1763年
ベアリング兄弟がロンドンにベアリング商会を設立し、世界一の金融王となる。
1764年
マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドがフランクフルト・ロスチャイルド商会を創設。
1769年
ルイ15世の知遇を得たジャン・プーパールが、ヌフリズの爵位名を与えられる。(のちに子孫アンドレ・ヌフリズがヌフリズ銀行の礎を築く)
1773年
マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドがフランクフルトに12人の実力者を招いて全世界に対する絶対的な支配権を手中に収めるための秘密会議を開く。
初代ベンガル総督ヘイスティングズが着任し、イギリスがインド支配を確立。
1776年
インゴシュタット大学法学部長のアダム・ヴァイスハウプト教授が反イエズス会の思想を掲げ、秘密結社イルミナティを創設する。初期の会員はヴァイスハウプトの友人や弟子が中心だったが、まもなく「自由と平等」「反キリスト教」「反王制」といった方向へと思想を先鋭化。知識人や下級貴族らの間に急速に浸透するようになる。
1778年
イルミナティの活動最盛期。会員数は2千人を超え、ヨーロッパ各国に支部を置くまでに。
1784年
バイエルン王国が、イルミナティ、フリーメイソンリーを含む全ての秘密結社の活動を禁止する。
1785年
イグナス・ヴァンデルがフランスでクルーゾー製鉄工場を設立。
1787年
ウォルムズ兄弟がルイ16世の知遇を得て台頭し、1795年にロスチャイルド家と結婚、のちにフランス映画界を支配するウォルムズ銀行に成長。
1789年
フランス革命勃発
1791年
「自由・平等・博愛」を掲げるフランス議会が、ユダヤ人に平等の権利を認め、ナポレオンがゲットーを解体し始める。
解放されたユダヤ人たちは一世代のうちに、政治家、将軍、前衛的な知識人・芸術家となる。
最終更新:2007年09月05日 16:54