作曲できる奴ちょっとこい

冷蔵庫に牛乳があたかもしれない

最終更新:

akatonbowiki

- view
メンバー限定 登録/ログイン
このページはこちらに移転しました

冷蔵庫に牛乳があたかもしれない  作詞/352スレ114 作曲/長野

差し込んだ日向の隅っこで膝を丸めて泣いている あの日の僕と、君を浮かべた 思い出にしては綺麗すぎて
くだらない言葉のやり取りで時に心から笑えた 不安の一つもあったけれど、不満は一つもなかった
変えることの出来ない鍵 誤魔化し方も忘れてしまったよ 「どうでもいい」なんて呟いては、聞かれたくないと目を閉じる
あの日交わした口約束 君は守る気もなかったんだね 目が覚めて 怖くなって 僕は窓の外を見てたんだ
二人だけのお揃いだねと、並んだままのマグカップ そこにあるべき君の姿も 朝食の匂いもないんだ
鏡に映った寝惚けた僕を二つの歯ブラシが教えてくれる 雁字搦めのような毎日に、ただ安らぎを求めていたのか
置き去りにされた君の残り香 日に日に薄れて怖くなる そこに合うピースはないんだよと、未完成な僕が呟く
変わらないままである写真 倒れたままで僕を見てない ピンク色のウサギのカレンダーが、今日で二度目の赤を刻んだ
もう無駄な物しかないけれど 僕はその一つも捨てれない 目が覚めて 変わらぬ日だと 君の感触をふと想う
惰性で続けてた日記帳 何一つ書くこともないんだ それが幸せであると言えたら、どんなに悲しいことだろう
僕一人じゃ大きすぎるこの部屋もこの傘もこのベッドも 冷蔵庫に残っていた期限切れの牛乳と僕も変わらない
何気ない言葉さえあれば それだけで温かくなれた 目を閉じて 消えていった その日々の何処に思い出がある
忘れてしまうのが楽だと 君が残した手紙にはあった 答えは今も出せないけれど、ふと君の名前を呼んでしまう
差し込んだ日向は冷たい

音源



目安箱バナー