作曲できる奴ちょっとこい

どこか宇宙の片隅で

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akatonbowiki

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どこか宇宙の片隅で  作詞/つなぐ

湿った風に運ばれてくる 錆びた鉄のような雨の匂い
急ぎ足で 帰り道 夏が近づいていた
濡れた髪を乾かしながら コーヒーの湯気をため息で飛ばす
冷めたくらいが 丁度いい 猫舌だからね
溜まったメールの中に 優しさの欠片を見つけ
寂しさを添付したままで 名前をつけて保存
雨が止んで 雲の隙間から 星が私を覗き見てる
椅子から転げ落ちて 濡れた窓から見上げれば
滲むフィラメントの瞬きが 心細く震えてた
私が眠りにつくまで どうか消えないで
夜を溶かし 星を混ぜて 飲み干した銀河
膝を抱えて丸まり 自転する星は頭ぶつけた
涙目の中に新しい 星が生まれて消えた
私を見てる星だけは どうか消えないで

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