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世界 -Fate of the World-

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akatonbowiki

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世界 -Fate of the World-  作詞/N.H-Field

1.
生まれたその時から
全てを知っていたわけではない
「生まれること」それ自体が
結局は偶然だから
幾つもの時間(とき)が過ぎ
幾度(いくたび)も季節を通り過ぎた
世界はただ変わらずに
ここで生きていた
転機はふとした瞬間
これもまた偶然起きること
出会いが行き先を変えていった
そして世界は動き出す
柔らかい日差しを浴びて
大地に花が咲くように
胸を高鳴らせながら
2.
最初は「背中を押す」
それだけと決めていたはずなのに
成り行きから心の奥
小さな気持ち込み上げた
世界は光を受け
真実であると言い聞かせては
無垢な口元を重ね
やがてまどろんだ
罪悪は薄らいでいき
束の間の快楽に酔いしれ
千夜(ちよ)を一夜(ひとよ)に目合い(まぐわい)をなした
そして世界は舞い踊る
幸福に満ちた舞踏(ダンス)を
後先に起こることなど
理解はできなかった
そして世界は自閉する
遣る瀬無さに押し潰され
そして世界は吐り(たぐり)だす
生命(いのち)の宿りを信じ
偶然とはすなわち「運命」
生まれた時から定まっていた
世界の栄えもその先もまた
神によって定められていた
ある日突然世界は
儚くも終焉(おわり)を告げた
汗は血潮に変わり果て
やがて息も途絶えた
消える前に流れたのは
汗か それとも涙か
世界の最期の心は
無垢なものだったのか
潰えた世界の傍(かたえ)で
新たな世界が生まれる
(Fate of the world...)

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