作曲できる奴ちょっとこい

回忌

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akatonbowiki

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回忌  作詞/無楽

朧げにたつ 一筋の
煙 目で追う 先に座すのは
笑顔ばかりの一枚に
何かを叫ぶ 人の影
この目の赤を 頬紅と
刺して美麗の限りを尽くす
この涙を くちびるに
含ませ水と泣きにけり
何を 何かを 伝えたく
華を携え 覗きこむなら
変わり果てるの意味を知る
細き白きに哭きにけり
釘を打つ音 高らかに
響き返りて 目を貫いて
ひとつ ふたつと 流させる
もはや枯れたと思いても
野辺の送りに鬼となる 啼いて腫らした目の色が
肌に髪にとうつりゆく けれど心は人のまま
羽化登仙の理に すがり彼岸を探すなら
蓮の上にて待ちわびる 人の形が目に浮かぶ
回り来たれる忌み事を 百と重ねて手向けるは
日々薄れ逝く感情の 名前記した 闇の詠

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