ストリートビューに限らず、Google社とプライバシーに関する問題を知る上で参考になる記事を紹介します。
Googleは消費者を広く監視しており、プライバシーに対して敵対的――、6月9日に消費者のプライバシー保護を目的に活動するNPO団体、プライバシーインターナショナルが公表した調査結果(A Race to the Bottom - Privacy Ranking of Internet Service Companies)が波紋を広げている。
調査対象となった23の企業またはサービスのうち、最も悪い評価である「プライバシーに敵対的」のラベルを付けられたのはGoogleのみ。
プライバシー保護団体がGoogle Earthを使ってGoogle取締役の自宅を突き止めてみせた。Googleのプライバシーをめぐる姿勢は偽善的だと批判している。
非営利組織のNLPC(National Legal and Policy Center)は、カメラと衛星画像で地球上のロケーション分布を示すGoogleのアプリケーションStreet ViewとGoogle Earthを使い、カリフォルニア州パロアルトにあるGoogle取締役の自宅をピンポイントで突き止めてみせた。
グーグル社の人のプライバシーに対する見解。
グーグル(藤田一夫オブザーバー)
最後にプライバシーについて。確かに問題があるかもしれないが、日本のプライバシーに対する感覚は、アメリカ、イギリスとでは違うのではないか。日本では、マンションとかはまた違うかもしれないが、一戸建てでは名前を表札に書いている。名前まで。わざわざ自分の名前を公道に出しているわけだから、プライバシーなんて気にしていない。(会場苦笑。)それが、ネットの世界でだけ気にするというのはうーんどうかなと思う。(会場冷笑。)
ペンシルベニア州ピッツバーグの夫婦が、Google MapsのStreet Viewにプライバシーを侵害されたとして、Googleを訴えた。
米国の非営利団体、電子フロンティア財団(EFF)は2月9日(米国時間)、米Googleが同日公開した最新のデスクトップツール「Google Desktop 3」(ベータ版)に、利用者のプライバシーを侵す危険があるとして消費者に利用停止を呼びかけた。新機能の「Search Across Computers」から個人情報が流出する危険性を指摘している。
Googleが4月1日に発表したメールサービス「Gmail」が、世界中のプライバシー団体からの非難を浴びている。4月6日に28団体がGoogle に対して公開書簡を送付したが、19日には賛同者が31団体にまで増え、今やGmailのプライバシーポリシーに関する議論が世界中で行なわれている状況だ。
米グーグル社(カリフォルニア州マウンテンビュー)は、検索エンジン『Google』(グーグル)に、ユーザーの過去の検索キーワードと検索結果をすべて見られるようにする新機能をベータ版として追加した。この機能は役に立つだろうが、同時にコンピューターに覗き穴を作って、ユーザーにきまりの悪い思いをさせることになるかもしれない。
『ワールド・プライバシー・フォーラム』の代表で、プライバシー権に詳しいパム・ディクソン氏は、この新サービスのせいで、詮索好きな人間や、さらには政府さえもが、ユーザーの検索履歴のすべてを容易に把握できるようになってしまうことを不安視する。