しばしの間があった。
続けて流れてきた声は、無理に元気を出しているように思えた。
「でも、今回は自分の口から伝えなきゃって思うの。
これで最後よ。明日の晩、うちまで来てくれるかしら?
アスカの居場所を教えるわ。覚悟して来てちょうだい。」
覚悟?何の覚悟だろう?その言葉にひんやりとした冷たい予感を感じながら、
僕はメディアプレイヤーの再生残り時間を見て、
ミサトさんの最後の一言を待った。
「なお、このメッセージは自動的に消滅する…。なんちってね。」
元ネタがなんだか、僕にはわからなかった。
最終更新:2007年08月12日 01:18