いつも、何度でも3

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いつの間にか、僕は歌を歌っていた。 「そうね、愚痴や悲しみや憎しみを口に出すくらいなら、その方がいいわ。」 アスカが僕の体内からそう言っているのが聞こえた。 「結局、あたしたちはネルフからは逃げられないの。 ネルフの思うままに踊らされ利用されていくだけ。」 「でも、そのネルフのおかげで僕はアスカに会えたんだよ。」 「…そうね。」 僕とアスカは2人で混じり合いながら、歌う。 選ばれた、あるいは創り出されたチルドレンとして、歌い続ける。 そう、僕たちの歌は終わらない。 そして、そのまま、僕たちは、消えていく。 気づいた時、僕はミサトさんの部屋の前にいた。 アスカがここに連れてきたことは間違いない。 覚悟は、できていた。

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