文化@アルールシア帝国




農村の生活



概要




ネル地方の生活についての覚書

大陸東岸地域では、大規模な戦乱と、それに続いた大規模な疫病によって、都市部を中心に人口が激減していますが、ネルなどの辺境ではそれほど酷くはなかった(それでも一割近い人口減少に見舞われた)ため、古くからの伝統てきな生活や風俗を残しつつ、神殿勢力の運営する捨児院や施療院といった新しい社会保障制度の一種が浸透しつつあります。

一般人とも言うべき農民は、土間が一部屋の家に、家畜と一緒に暮らしています。
家の中心に暖房、調理、明かり兼用の囲炉裏のような炉が置かれ、そのまわりに麦わらや落ち葉を敷いて寝ます。
もちろん家畜も一緒です。
夏場に川や泉で水浴びをする他は、風呂に入ったり身体を洗う習慣が無いため、非常に不衛生で感染症も多く、平均寿命は三十代となります。
家族の単位としては、大半の家庭が両親とその子供たちで、長男以外は一〇歳になる前に働きに出されます。

また、働けなくなった老人は、運が良ければ神殿等の施療院に入れられ、多くは捨てられる事になりますが、そもそも老人と呼ばれるほど長生きできる者はほとんどいません。

農民達は平均して一人十二ヘクタールの土地を受けとりますが、毎年の税は、平均麦四八袋、穀物一六袋、木材荷車八台分、ニワトリ三〇羽、卵一〇〇〇個で、更に様々な労役が課せられるという、過酷なものです。




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最終更新:2012年02月06日 15:06