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学者と魔法使い@アルールシア帝国

目次


概要


1.帝国では、政治や行政面で、専門の学者に混じって、魔法使いが「賢者」として領主達を補佐してきた伝統があります。
また、帝国以前は学者=神官であった時代が長く続きました。

魔法使いは、所謂俗称であり、正式には哲学者兼万物学者です。
ある程度全ての事柄について知っていなくては、マナに関連するする全ての事象に対応できないため、万物学者ですが、中には専門分野を究めて突き進む者もいます。
学者だから魔法が使えるわけでもありませんし、魔法使いの全てが学者ではありません。


2.帝国において学者として認められるには、宮廷学者の半分以上の推薦か、帝国で行われる分科選抜の試験に受からなくてはなりません。
因みに、分科選抜に合格した者達を学士とし、一般的に学者と総称します。

帝国では魔法使いも、皇帝直属の機関となる「帝国魔導協会」を通して、「魔導師」等の名称で「騎士」同様の一代限りの準貴族位を授けて任用を一元化しています。
これにより、ある程度皇帝の意を汲む形の行政が行われる事となります。

また、学者についても、皇帝直属の「大学」と呼ばれる行政補助機関で試験を行い、任命式を経て学士以上の免許を受けるようになっています。

分科選抜は、平民以上の身分の者で、その費用を賄う事が出来る者であれば、誰でも受ける事ができます。
当然、奴隷には分科選抜を受ける権利はありません。
分科選抜に合格した者が大学機関に入れるものとします。
ただし、大学は現代のモノとはまったく違います。
国家機関で、様々な実務を行う行政機関の一部でもあり、実質的には各行政組織の研修機関です。
つまり学問を学ぶ場ではなく、事実上実践する場であり、学ぶべきことは膨大にありますが、専門的に誰かが教えてくれる場所ではありません。

※分科選抜=科挙と思っていただいて良いかと思われます。

制度上の上司となる人物は博士(修士は無い)と呼ばれる学者で、行政機関の様々な場で実際の業務を行っているのです。
また、博士になるためには、通常学士として、博学選抜を受けなくてはなりませんが、分科選抜の全てに、優秀な成績で合格した場合、最初から博士として選抜される場合もあります。
博学選抜に合格した者の中から、皇帝が数年毎に各行政の長である導師を任命しますが、通常、その任命は、皇帝の側近の上級文官である宮廷導師達の推薦で決定されます。
因みに宮廷導師も含め、全ての導師は博士の中から、皇帝が直接選抜し任官する事になっていますが、実際にはこれも前任の導師の推薦により決定されています。
それから宮廷導師には任期はありません。
また、宮廷導師の中でも、宰相級の宮廷導師の事を「賢者」と呼ぶことにします。
通常は死後か引退後に贈られる尊称で、「賢者」という特別な位階があるわけではありません。
大半の宮廷導師は、皇帝の幼少期からの学問の師だったり、大貴族からの推薦で決定したりします。

そうした事から、導師や博士や学士達は、魔法を使える必要はありません。
が、分科選抜には魔術関連の学問を専門とする、万物学もありますので、必然的に、魔法に疎い者が博士になる事は少なくなり、導師や宮廷導師の大半は魔法使いでもあります。
同じ理由から、魔法を使えない博士は、ある意味相当優秀です。

裏の事情として、金持ちの貴族が試験で不正を働き、学士や博士となる場合もあります。
博士は位階で言えば、通常の騎士位よりも遥かに上になるので、そうした不正は後を絶ちません。

もちろん騎士位にも様々な段階がありますが、長く戦争やら内乱が続いてきた世界であり、内紛や他国との紛争、海賊だの山賊だのといった、様々な武装勢力との戦いが続く世界ですから、不正を働いて騎士位を受けても、長くは生き残れません。
貴族達の武官離れはますます加速していきます。

この世界に、正式に学校と呼ばれる場所は大学以外にはなく、大学も学問を学ぶ場ではありませんから、通常は、個人で、引退した博士やら学士やらの下へ修行に行きます。
徒弟のような形で教育を行ってくれる者もいれば、私塾のような形で、金銭の対価として様々な学問を教えてくれる者もいます。
いずれにしても、分科選抜に正規の手段で合格するのは、並大抵の苦労ではありません。
特に導師を目指す者にとっては、万物学を修めた博士や学士の師匠を探す事が最優先となるかと思われます。

因みに、貴族の師弟の教育係という『天下り』先も用意されています。
推薦するのは分科毎の導師達です。
そうした貴族の子弟の分科選抜を専門に行うことで、大貴族達の間を次々に渡り歩く『渡り』もあり、分科選抜における不正の温床にもなっています。
ただし、魔法が使える者と使えない者との差が天と地程になってしまう万物学においては、渡りのコースが非常に限られてしまうため、必然的に不正の余地は減る事になります。

魔法を使う者は、分科選抜学士であり、その専門は万物学で、万物の基本と考えられていたマナの研究が専門であり、行政面ではマナ関連の技術開発を行い、マナが関係する問題ごとの大半、特に妖魔や魔物関連、に責任を負っています。
当然、帝国の軍部つまり騎士団に強い影響力を持ち、その他の多くの分科行政に対してもある程度の発言権を認められています。





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