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アルールシア帝国@ヴァイレサック



五色革命


概要(基準となる日時:シリレス暦3985年、帝国暦27年シルヴィー15ファルス(6月15日))

今からおよそ70年ほど昔。(3916年ファールス。69年前)アスフォート大帝(当時はアルールシア王国のアスフォート王)即位の翌年に発生した、神殿勢力と魔導師達が支援する貴族勢力との政権闘争。

次第に強くなっていた、神殿勢力による政治と経済に対する支配と締め付けに対する反発と、アスフォート大帝の改革に賛同する貴族や軍の一部が、反対派の神殿勢力を武力によって駆逐した事件。

当時アルールシア王国の首都であった、メラルシアに存在した全ての従神殿と、主神殿の一つが制圧され、その後アルールシア王国の政教分離が進む事になり、アルールシア帝国の政治体制そのものへも大きな影響を及ぼす結果となった。



五色革命についての覚書

英雄王カーティスの御世より数百年。
アルールシア王国では拡大と発展の時期は遥か昔に終わりを告げて、停滞期と呼ぶに相応しい時期が、100年以上続いていた。
神官達の行う的確で厳格な経済統制と政権運用によって、確かに国は安定しており、各地の騒乱や国境紛争への対応もまったく問題は発生していなかった。
が、逆に言えばそれだけの国であり、ようやく完成したルシア公路の権益も、そのほとんど全てが神殿勢力によって抑えられ、厳格な身分制度の下、多くの民が契約奴隷として神殿勢力の荘園で、比較的健全な(?)奴隷労働に従事していた。

貴族達は政治的権限の大半と、領民を税の滞納や申告の漏れ等の罪で荘園に奪われ、商人達や各職のギルドでは、あらゆる面での規制(例えば着衣や使用する文字やその数にまで及ぶ)や、関税や通関に関する手続きの問題から、ほとんど常態的に他国の商家の後塵を拝しつづけていた。

そして、最大の被抑圧者となっていた魔導師(当時は魔法使いと呼ばれていた)とギルドでは、商家や他の職のギルドに対するものと同様の規制に加えて、およそ必須ともいえる文字の使用や書物に対する規制と、居住地や食料についての配給制といった、事実上の弾圧が続いていた。

もちろん度々神殿勢力との対立と抗争は発生していたが、主神殿の神々の力は圧倒的であり、事実上魔導師達よりも遥かに魔法の技(神官達は奇跡と呼ぶが、全く同じものである)に長けた武装神官達によって、それらは全て鎮圧されていた。

そうした旧来の支配体制に終止符を打ったのが、『五色革命』である。



五色革命についての覚書2

アスフォート王(当時)の即位が3915年、五色革命が3916年の末、アルールシア王国飛躍の切っ掛けとなった、魔法使い達の全面的な協力の下でのアスフォート王の改革が3918年。

アスフォート王が即位した途端、天地がひっくり返ったような、大規模な変革がおきており、アスフォート王の即位からアスフォート王の改革まで、その裏に常に魔法使い達の影が見てとれ、古くから非破壊的な対立関係が続いてきた魔法使い達と、神殿に仕える神官達との闘争において、魔法使い勢力がはじめて勝利したのが五色革命であるとも、いえるのである。

もちろん、主神殿が落とされたのには訳がある。
からめ手から行こうが正面から行こうが、魔法使い達の使う魔法では、大陸の全ギルドメンバーが束になっても、主神殿に住まう神々とでは勝負にならないのだが、この時は、神官の中に裏切り者が出たのである。
その名前も、その者がどんな裏切りを働いたのかも伝わってはいないが、決して閉じてはならないはずの扉が閉じられ、決して開けてはならないはずの扉が開けられ、さらに火災に備えて常備されている主神殿の屋上にある全ての水がめが割られて、神殿内部が水浸しになっていたという。


五色革命についての覚書3



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