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アルールシア帝国経済


両替商


概要


その歴史は古く、公路の成立黎明期より存在していたと思われる。

公路を行き交うロマ集団同士の、比較的小規模な外貨取引であったものが発展したものと、国家統制下で成立した国家事業から生まれたものとの二つが存在する。

両替商たちは通貨が使用されている都市部に商店を構え、主に金貨などの高額貨幣を小額の銀貨や銅貨などで買い取っていたが、公路の成立期より、国境を越えた国際的な通貨の取引を行うようになり、現在では初期的な為替を使った、国際的な外貨取引も行われるようになっている。

多くの両替商は街の市場などで、上記の高額貨幣の小額貨幣による買取り業を営んでいるが、ルシアのソナス併呑以来、ルシア公路の開通と、主要路からの関所の撤廃、経済力の著しい発展と交易の活性化によって、王侯貴族に匹敵する規模の経済力を誇る商人達が出現し、そうした巨大資本の行う国際的な商取引を支えるために、両替商集団の離散集合が繰り返された結果、その巨大な資本力を生かした金融方面への発展も見られるようになり、両替商の名称はそのままに、国際銀行への道を歩みだしている。

現在では、アルールシア帝国では両替商たちの為替ネットワークが、自らの領地を離れ、帝都で暮らす貴族達の生活を支えるようになっている。




アルールシア帝国の貨幣

アスフォート(金貨)×1=カーティス(銀貨)×100=キース(銅貨)×1000

他に、まず一般に見る事はありませんが、セフィロトの幹から削り出して磨いた、貨幣も流通しています。
これは主に国家間の取引や大商人達、それから交易商人達の間で使用されるもので、質と大きさによって、一枚で金貨数枚から数十枚分の価値があります。

一応硬貨の基本的な大きさや重さや材質は決まっているので、貨幣の鋳造権を持っている貴族であれば、アスフォート、カーティス、キース等の各硬貨の鋳造が許可されており、各大公家や、侯爵以上の幾つかの大貴族が、実際に貨幣の鋳造を行っています。
例えばラサルナ銀貨やアエリア銀貨、フェリシテ金貨等が有名で、単体では本来のティリス硬貨よりも高い交換率で取引されている場合がありますが、各領地での小麦との換算率は変わりません。
そうした代理鋳造貨幣の裏面には、神々へ捧げる言葉と共に、鋳造した各貴族の紋章が入っています。

ただし、実際に使われている現場、特に両替時には、欠けていたり削られていたりする分が差し引きされ、交換率が大きく変わる事もあります。また、商品との取引においても、貨幣の状態によって、価格が変動する場合があります。

なお、帝国では、ティリス銀貨と呼ばれる正規貨幣の交換率を、法律によって規定しています。

銀貨×1=小麦の袋ひとつ(約20クラン、1クラン=1キログラム)

これは鋳造権を持つどの領主が製造した貨幣についても変わらず、市場でどれほど大きな交換率(または小さな交換率)であっても、鋳造した領主の元で交換すれば、一枚の銀貨は常に小麦一袋になります。(法律と建前上はそうなっているが、現実はもっと複雑になってしまうのが世の常ではある)


他に、硬貨ではなく、金や銀はもちろん、銅や鉄等の金属のインゴット(大人の小指ほどの太さの金属の棒。一般的には10〜15エリクスほどの長さがある)を利用する場合もあります。(短い物や小さな物は、同じ重さの正規貨幣よりも安くなる場合はある)

また、既に滅んでしまった国や領地で製造されていた各種通貨についても、未だに回収しきれていないためごく一般的に流通していますし、辺境や国境地帯、大規模は国際港等では、他の人族国々はもちろん、ヴォル族やプリマ族の国々の通貨までが取引されている場合があります。


一番一般的(?)な偽造通貨の製造法は、一定量の金貨を集め、各貨幣の縁を削ったり欠けさせたりして集めた金属屑を、本来の金貨の形に鋳造し直しすという手法ですが、欠けたり小さくなった金貨の交換率は極端に悪くなるため、それほど儲かるわけではありません。
が、鋳造権を持つ領主、もしくは貨幣交換を担当する役人等が絡むと、例えば小麦と銀貨の交換率が固定されているため、場合によっては驚くほど莫大な利益が出る事があります。そのため、昔からその手の犯罪に手を染める者は後をたちません。

因みに偽金造りは死罪と決まっています。
帝国には、偽金や広域の盗賊団等、凶悪(とされる)な犯罪を取り締まる、専門の巡回騎士団が存在しています。


ティリス硬貨以外の主要貨幣


銅貨
ゴート ミラ・サルナ大公国が発行している銅貨。帝国のキースよりも高額で取引されるため、ミラ・サルナ大公国の国内一般の流通量は少なめ。
逆に他の大公国や連合王国内の商家が大量に保有している。


ネイト(サヴィネリ銅貨)

シルカ(ソナス銀貨

メライ(チル王国の銀貨)

ウライ(チル王国の金貨)


貨幣の使われ方








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