災害救助犬神奈川とは

2007年創設。神奈川県に本部を置く、実働災害救助犬チームです。

  • 東京都、神奈川県、新潟県、千葉県在住の救助犬育成者、サポーターにより構成されています。(2024年2月現在)
  • 国連関連組織・IRO(国際救助犬連盟)に加盟し、国際基準による救助犬の育成をしています。
  • 災害地や山野における行方不明者発生時に、捜索リソースの一つとして、訓練された犬チームによる捜索協力を行ないます。瓦礫捜索にも、山野(広域)捜索にも対応します。
  • 捜索協力はボランティアです。捜索にかかる費用は不要です。捜索依頼出動報告
  • 行政機関の行う防災訓練や捜索活動に参加、協力しています。
  • 飼い主自身が自分の犬を訓練し、実働しています定例訓練会など
  • IRO(国際救助犬連盟)の規定による救助犬試験を実施していますIRO 救助犬試験


災害救助犬神奈川の基本理念

建物が倒壊し粉塵の漂う地震の被災地。
あるいは、藪が生い茂り踏み跡もない山野。
救助犬はそんな現場で数時間、時に数日にもわたって捜索作業を続けます。

困難で過酷な状況、環境であっても信頼性の高い作業のできる犬。
「未発見」が続いても、けしてへこたれることのない犬。
そのような犬でなければ実働の現場でその犬の作業を信頼することはできません。
ただ『捜すことができる犬を作る』だけではなく、『大きな喜びをもって人と共に作業する犬』を育てなくてはならない。
ハンドラーは犬の気持をきちんと受け止め的確にケアできる存在でなくてはならない。
その時はじめて救助犬の作業が人命を預けるに足る信頼性を持った高度なものとして成立する。
それが、わたしたちが犬との関わりの中から犬自身に教わったことでした。

そのためには、なによりもまず日常生活の中で自分の犬としっかりと向き合い、関わりの基礎を築くこと。
そこに築かれた土台の上に質の高い訓練を積み重ね、人と犬の間に真のパートナーシップを育むこと。
信頼性高く訓練された犬とハンドラーとしてともに成長してゆくことで、やがては精度の高い捜索作業のできるチームとして現場に臨むことができる。

それが、わたしたち災害救助犬神奈川の基本的な考え方であり、救助犬育成の理念です。

そして、それを実現できるのはオーナーハンドラーであるとの考えから、わたしたち災害救助犬神奈川では飼い主自身が自分の犬を訓練し、試験を受け、実働の現場に臨んでいます。


IRO国際救助犬試験

災害救助犬神奈川ではIRO(国際救助犬連盟)に加盟し、IROの試験により、訓練の達成度を確認しています。
IROは国連加盟機関として国際的な捜索活動をする一方、世界的に最も広く採用されている国際基準による救助犬評価試験を実施しています。

当会での現場出動の目安は、IRO試験の瓦礫又は広域部門の
 ・B段階合格
 ・B段階受験資格を有していること(=部門ごとにA段階のG評価以上での合格2回)
 ・A段階合格2回以上、そのうち1回はG評価以上であること



A.W.D.S.A.災害救助犬神奈川 所在地

訓練本拠地 神奈川県平塚市
連絡先 TEL090-5500-2455
担当 大谷久子(A.W.D.S.A IRO加盟救助犬部門代表)








災害救助犬神奈川公式サイト
Nursery+子犬のしつけ・パピーレッスン/町田市




最終更新:2024年02月03日 21:00