2016年7月9日 建物捜索訓練(東京都町田市)


毎月第2土曜日に定期開催させていただく『東京映像美術株式会社』本社社屋を使用した建物捜索訓練を実施しました。

  • 実施日時:2016年7月9日(土) 9:00~15:00
  • 会  場:東京都町田市
  • 参加頭数:5名/救助犬3頭
  • 協  力:東京映像美術株式会社/東京Mix株式会社

↑↑犬は期待感に満ちて捜索エリアに向かっています。犬の精神状態を、捜索に向けてよりよい状態に整えてやることもハンドラーとしての大きな役割です。
↑↑犬はハンドラーからの捜索開始のコマンドを待って静かに待っています。
↑↑ヘルパーは引き違い扉の一番手前の裏側。ここはぴったり締まる箇所で、犬は何度も何度も周辺のありとあらゆるスジに鼻をつけ確認しますが、吸い込みが十分でなく、なかなか匂いを引き出すことができません。
↑↑前回はあっさり発見、告知したこの犬、今回は吹き抜けに立ち上る臭気の流れを追いかけ上階を探索し、階段周辺のすべての隠れ場所をチェックしたのち、ようやく階段を下ってこの踊り場に到達しました。
↑↑今回最も難しかった捜索場所のひとつ。多くの犬は廊下側でなんらかの反応を見せ自ら室内に入りますが、何度も出入りを繰り返し、自信を持って吠えるまでに時間がかかりました。高所であることに加え、室内空間が広いこと、窓やドアなどあちこちが開放され空気が大きく流れていることなどが自信を持った告知を非常に難しくしたと考えられます。
↑↑今回も休憩場所としてご提供いただいた六角堂。雨の1日でしたが、おかげさまで快適に過ごすことができました。

東京映像美術株式会社社屋での定例建物捜索訓練は、早いもので今回が10回目となります。

同じエリアを使用しての練習ですが、毎回新しいセット、新しい条件の付加などにより新たな発見があるのが「建物捜索」のおもしろいところです。今回も、ちょっとした条件の違いから捜索難易度が非常に高くなるケースがあり、ヘルパーの匂いを運ぶ空気の流れや拡散の様子をハンドラーが学習するよい機会ともなりました。
また、犬それぞれの課題にじっくりと取り組むことができました。

会場と機会をご提供下さいました東京映像美術株式会社ならびに今回も細やかなご配慮をいただきました施設管理スタッフの皆様に感謝申し上げます。


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最終更新:2016年07月13日 14:22