地面タイプの歴史



地面タイプの性能

攻撃面 防御面
弱点 ほのお・でんき・どく・いわ・はがね 弱点 みず・くさ・こおり
半減 くさ・むし 半減 どく・いわ
無効 ひこう 無効 でんき
技の特徴 特性が「ふゆう」の相手には無効相性として扱われる。
わざ「でんじふゆう」の効果時間中の相手には無効相性として扱われる。
わざ「じゅうりょく」の効果時間中はひこうタイプ、特性「ふゆう」による無効相性が等倍になる。
相手のもちものが「くろいてっきゅう」の場合はひこうタイプ、特性「ふゆう」による無効相性が等倍になる。
相手の持ち物が「ふうせん」だと無効化される。
その他 砂嵐のダメージを受けない。
「でんじは」が効かない。

攻撃面

飛行や「ふゆう」で無効にされるが、それ以上に有効な相手が多く、サブウエポンとして古くから採用されている。
電気に唯一弱点を突けるタイプであるが、範囲は格闘タイプとかなり被っているため、彼等のサブウエポンとしては採用されにくい。
逆を言えば地面タイプ側も格闘技の需要は低いということである。

タイプ上、攻撃面では草・虫・飛行と相性が悪いのだが、
炎・氷・岩タイプの技を覚えるポケモンが多いため、実際はそれほど気にならない。

防御面

何と言ってもでんき無効がセールスポイントで、電磁波をスカせるのが大きい。
第二世代以降、電気ポケモンが地面対策でめざパ氷を持たせるのは常套手段となっている。

地面の弱点は全体的にメジャーかつ特殊寄りであり、地面タイプは総じて防御>特防で鈍足な者も多いため、
弱点を突かれると脆い傾向にある。
サブウエポンを用意していても、先手必勝でやられてしまう場合が少なくない。

地面タイプの平均種族値

HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 合計
平均 90 106(104) 98(96) 73(72) 78(77) 69(68) 513(508)
最大 115 170((212)) 200 120 120 120 700
最小 35 56 50 45 55 30 405
パラメーターを正しく指定してください。内は太い骨もちガラガラの攻撃252振り、V時の実質の値。
()内はグラードンを除いた時。
(最終進化系29種、平均値切り捨て ミノマダム砂地のミノ含む)

大地のイメージ通りに物理系に強い傾向。
また、ダグトリオなどを除けばほとんどはすばやさが平均~低めで、これもイメージ通りだろう。
また第3世代以降は第2世代以前に比べ特殊系の能力が高めになっている半面、防御がやや劣る傾向にある。

種族値ランキング

合計値

順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 メガガブリアス 700 12 フライゴン 520
2 グラードン 670 13 ワルビアル 519
3 ガブリアス 600 14 ハガネール 510
ランドロス化 グライオン
ランドロス霊 16 ガマゲロゲ 509
ジガルデ 17 ドリュウズ 508
7 ラグラージ 535 18 ニドクイン 505
ドサイドン ニドキング
9 マンムー 530 20 ドンファン 500
10 ドダイトス 525 ネンドール
カバルドン

能力別

HP 特攻
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 ドサイドン 115 1 メガガブリアス 120
2 トリトドン 111 2 ランドロス化 115
3 ナマズン 110 3 バクーダ 105
マンムー ランドロス霊
ドリュウズ 5 グラードン 100
6 マッギョ 109 6 トリトドン 92
7 カバルドン 108 7 ニドキング 85
ガブリアス ラグラージ
メガガブリアス ガマゲロゲ
ジガルデ 10 マッギョ 81
ジガルデ
攻撃 特防
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 メガガブリアス 170 1 ネンドール 120
2 グラードン 150 2 マッギョ 99
3 ランドロス霊 145 3 メガガブリアス 95
4 ドサイドン 140 ジガルデ
5 ドリュウズ 135 5 ラグラージ 90
6 サイドン 130 グラードン
ガブリアス 7 ニドクイン 85
マンムー ドダイトス
9 ランドロス化 125 ミノマダム(砂地)
10 ゴルーグ 124 ガブリアス
防御 素早
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 ハガネール 200 1 ダグトリオ 120
2 イワーク 160 2 ガブリアス 102
3 グラードン 140 3 ランドロス化 101
4 ゴローニャ 130 4 フライゴン 100
ドサイドン 5 ディグダ 95
6 グライオン 125 グライオン
7 ジガルデ 121 ジガルデ
8 サイドン 120 8 ワルビアル 92
ドンファン メガガブリアス
10 カバルドン 118 10 ランドロス霊 91

種族値ランキング(ワースト)

最終形態のみが対象。

合計値

順位 ポケモン 種族値
1 ダグトリオ 405
2 ホルード 423
3 ミノマダム 424
4 ガラガラ 425
5 ヌオー 430
6 サンドパン 450
7 バクーダ 460
8 ナマズン 468
9 マッギョ 471
10 トリトドン 475

能力別

HP 特攻
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 ダグトリオ 35 1 サンドパン 45
2 ガラガラ 60 グライオン
ネンドール 3 ダグトリオ 50
ミノマダム ガラガラ
5 バクーダ 70 ドンファン
ドリュウズ
ホルード
攻撃 特防
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 ホルード 56 1 ドンファン 50
2 マッギョ 66 2 サンドパン 55
3 ネンドール 70 ドサイドン
4 ナマズン 78 4 マンムー 60
5 ミノマダム 79 ドンファン
防御 素早
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 ダグトリオ 50 1 ハガネール 30
2 ドリュウズ 60 2 マッギョ 32
3 トリトドン 68 3 ヌオー 35
4 バクーダ 70 4 ミノマダム 36
5 ナマズン 73 5 トリトドン 39

地面タイプをもつ複合タイプとその主なポケモン

複合タイプ 主なポケモン 複合タイプ 主なポケモン
バクーダ(1) エスパー ネンドール(1)
ラグラージ、トリトドン等(5) ミノマダム(砂地)(1)
ドダイトス(1) ゴローニャ、ドサイドン(2)
電気 マッギョ(1) ゴースト ゴルーグ(1)
マンムー(1) ドラゴン フライゴン、ガブリアス、ジガルデ(3+1)
ニドクイン、ニドキング(2) ワルビアル(1)
飛行 グライオン、ランドロス(2) ハガネール、ドリュウズ(2)
ノーマル ホルード(1)

複合の組み合わせは格闘とフェアリーを除く全15タイプ、最終進化系24種とかなり多めだが、+水を除いて同タイプの種族数は少ない。
弱点の一つである草が半減されやすいこと、耐性のある電気・岩がサブウエポンとして使われやすいことから
何らかの弱点を相殺できている組み合わせが多い。
弱点があっても、大抵はサブウエポンと組み合わせてなんとか対処できるが、
特殊攻撃で弱点をつかれると撃沈しやすいので過信は禁物。
ちなみに地面単色はサンドパン、ダグトリオ、ガラガラ、ドンファン、グラードン、カバルドンの6体で、うち2体が天候変化特性持ち。

地面タイプの主な技

技名 直接攻撃 分類 威力 命中 PP 範囲 追加効果・備考
じわれ × 物理 --- 30 5 単体 一撃必殺
じしん × 物理 100 100 10 相手・味方複数 穴掘り状態の相手にも当たる
じならし × 物理 60 100 20 相手・味方複数 100%で素早さ↓
だいちのちから × 特殊 90 100 10 単体 10%で特防↓
技名 直接攻撃 ↓は変化 威力 命中 PP 範囲 追加効果・備考
まきびし × 変化 ‐‐‐ ‐‐‐ 20 相手の場 飛行、浮遊以外が出る度に最大値の1/16→1/8→1/4ダメージを与える
たがやす × 変化 ‐‐‐ ‐‐‐ 10 味方全体 草タイプのポケモンの攻撃↑特攻↑

ホネブーメランはカラカラ種専用でドリルライナーは習得者が限られることから、メインの攻撃技は実質物理・特殊ともに一択の者が多い。
しかし物理技のじしんは集団戦では味方をも巻き込む上に威力が75%に下がるというクセの強い性質があるため、まともな威力の単体地面物理技を覚えない地面タイプが多いのが難点。

↓は使用者が少ない。
技名 直接攻撃 分類 威力 命中 PP 範囲 追加効果・備考
ホネブーメラン × 物理 100(50×2) 90 10 単体 2回連続攻撃・ガラガラ系統専用技
グランドフォース × 物理 90 100 10 相手複数 ジガルデ専用技
あなをほる 物理 80 100 10 単体 1ターン目で地中に潜り、2ターン目に攻撃
ドリルライナー 物理 80 95 10 単体 急所に当たりやすい
すなじごく × 物理 35 85 15 単体 4~5ターン拘束
マッドショット × 特殊 55 95 15 単体 100%で素早さ↓

登場ポケモン早見表

太字はメガシンカ可能
  • 第1世代
サンドパン、ニドクイン、ニドキング、ダグトリオ、ゴローニャ、ガラガラ(+イワーク、サイドン)
  • 第2世代
ヌオー、ハガネール、ドンファン(+グライガー、イノムー)
  • 第3世代
ラグラージ、バクーダ、フライゴン、ナマズン、ネンドール、グラードン
  • 第4世代
ドダイトス、ミノマダム(砂地)、トリトドン、ガブリアス、カバルドン、ドサイドン、グライオン、マンムー
  • 第5世代
ドリュウズ、ガマゲロゲ、ワルビアル、マッギョ、ゴルーグ、ランドロス
  • 第6世代
ホルード、ジガルデ

第1世代

当時は水や氷が全盛だったため防御面では不遇だった。
ただ地面技で弱点を突けるタイプが結構多く、初代から人気のある電気タイプの弱点を唯一突ける点、
威力・命中共に安定している地震の存在など、攻撃面ではかなり優秀だった。
また、サブウエポンには岩雪崩が有ったが、実はこの頃はひるみ効果は無かった。

初代地面は単でサンドパン、ダグトリオ、ガラガラ、+岩でゴローニャ、イワーク、サイドン、+毒でニドキング、ニドクイン。
この中で特にダグトリオが多く使われた。
素早さが高く耐久が低いという地面ポケでは珍しい存在だが、もともと氷技が全盛だったため耐久は気にせず、
ほぼ必ず急所に当たる切り裂く、タイプ一致で安定打の地震、素早さ依存の地割れを武器に、電気・ゲンガーキラーとして活躍した。
その他、ゴローニャが97カップで使われていた。この頃のスターミーは水技を使わないことも多いので
吹雪を耐えて大爆発で相打ちに持ち込めたり、サンダースを安定して倒せたりとそれなりに活躍が出来る。
99カップでは対物理に強いサンドパン、サイドンが活躍をしていた。
対電気として使え、電磁波が無効、大抵のペルシアンをタイマンで倒せるのは共通している。
必ず急所に当る切り裂くと、地割れがより多くに当るサンドパンと
バブル光線や波乗りライチュウに弱いが、99カップ最強の攻撃を誇るサイドンで人気を二分していた。
その他、技が豊富で巧みな立ち回りが可能なニドキングが優勝者の手持ちとして注目された。

イワークは当時最大のポケモンだが、防御、素早さ以外の全てがポッポと大差ない能力なので見掛け倒しだった。
ガラガラもサンドパンに比べ全てのステータスにおいて劣っていた。
ニドクインは当時の素早さが重要すぎる仕様のせいかニドキングの方が使いやすかったらしく、いまひとつ振るわなかった。
この時代、砂かけはノーマルタイプの技だった。

第2世代

新タイプの鋼にも弱点がつけて合計5つのタイプに弱点を突けるようになった。
新勢力はタイプが優秀な水のヌオー、攻撃高めの氷のイノムー、物理面が強い地面単のドンファン、
イワークの進化形で全ポケモン第2位の防御を持つ鋼のハガネール、珍しい飛行のグライガーだった。

ガラガラ専用道具の「太い骨」が現れたのもこの時代。
今までサンドパンの劣化でしかなかったガラガラはこの道具で一気に立場を逆転し、草タイプやエアームドでないと止まらなかった。
めざパの効果が発覚し、めざパ虫がHPが下がらない(バレない)のが分かるとナッシーすら突破するようになった。
その後ヘラクロスらの対策に飛行を持つケースも増え、リフレクターの無い草ではもはや止まらなくなった。
ついにはエアームド級の物理受けでないと止められなくなり、クリスタル版で剣の舞を覚えるとそれすら突破してしまった。
勿論ニンテンドウカップ2000でもカビゴンに次ぐほどの使用率で大活躍をしていた。
逆に前の世代でメジャーだったダグトリオはマイナー化した。

新ポケモンのうち、イノムーは対電気としてはめざ氷が半減で全ての電気の弱点をタイプ一致でつけるため非常に優秀だった
ちなみにめざ氷以外だと突破される可能性があるが、ポケモンスタジアムだとHPの関係で相手を見れば分かるため
安定して受けることが出来る(もちろん、相手のHPが見えないGBでは使えない手段である)。
シナリオの壁となり得るハガネールは電気だけでなくカビゴンなどの受けもでき、イワークとは比べ物にならない強さ。
グライガーはまともなタイプ一致技がないという悲惨なポケモンだったが、
ポケスタ金銀裏のクリアのオマケで地震持ちグライガーが手に入る
ドンファンはそこそこの強さだったが、配布でアンコールドンファンが誕生したことで注目された。
ちなみにドンファンが水鉄砲とアンコールを覚えたのはこの時期だけである。
ヌオーは対電気には強かったが、能力が微妙なせいかそこまで強力ではなかった。

新しい技は命中率ダウンの泥かけ、撒き技のまきびし、ランダムダメージのマグニチュード。
中でもまきびしはこの世代の後半から昆布戦法に組み込まれて使用された。
また、サブウェポンの岩雪崩にひるみ効果がついたのはこの世代から。

第3世代

水タイプに水の御三家ラグラージと遺伝でスパークが使えるナマズン、炎には元祖噴火使いのバクーダ、
エスパーに耐久のネンドール、ドラゴンには技レパートリーが広めのフライゴンが登場。
禁止伝説に「日照り」の特性を持つグラードンが登場した。

ラグラージは現在まで御三家最高の合計種族値で高い攻撃力と耐久力、優秀な技、一つしかない弱点と
文句なしでメジャー級の強さを持っている。
また、ネタ方面でもミズゴロウの進化した姿とは思えないギャップからキモクナーイの愛称で親しまれる。
そのラグラージがメジャーすぎるせいでスパーク、地割れぐらいしか取り得のなかったナマズンは全く目立たなかった。
フライゴンは高いステータスである程度の強さを持っていたが、全てのステータスが同じか上回るボーマンダの影にやや隠れていた。
ただし地震の威力は上回るので、そこそこ使われている。
ネンドール、バクーダは地味な印象を受けるが、ネンドールは格闘受け、バクーダは電気受けが可能だった。

ポケモンリーグ2004では、何と本来禁止級のグラードンが使用可能なため大暴れしていた
ポケモンリーグ2005では、新たに「避雷針」を手に入れたガラガラ、サイドンがギャラドスと共に活躍していた

この時代、物理特殊がタイプで分かれていた関係で、物理技はノーマルを除くと軒並み低威力またはクセのある技ばかりだった。
その中で「命中100 威力100」のじしんは素晴らしい性能で、ほぼすべての物理アタッカーにメインまたはサブで入っていた。
さらに、ダブルバトルの地震は威力100で全体攻撃という高性能で、味方が守るか浮いてるかすればかなりの強力技だった。
しかし、エメラルドが発売されるまで技マシン26は終盤にしか拾えない一品モノで、レア技マシンの代表格だった。
ただし、地面ポケモンは鈍足が多いため、多くの鈍足の地面ポケモンは使われることが少なかった。

地震のメジャーさを見越してか、今世代から技マシン26を後付けで使用可能になった旧世代のポケモンが非常に多い。
その中でもギャラドスは龍の舞や威嚇の獲得もありかなりの強化を遂げている。
第2世代ではポケスタ金銀のクリア報酬限定だったグライガーも普通にマシンで地震を習得可能になった。

素早さダウンのマッドショットが登場したのもこの時代。
前作で冷遇されたダグトリオは特性「蟻地獄」を引っさげ電気狩りとしての役割を背負って帰ってきた。
ヌオーが「貯水」を手に入れたため、カイオーガやランターン受けに使われるようになった。
なお初代でダグトリオのカモであったゲンガーは、特性「浮遊」で地面技を克服、地面タイプのポケモンでは相手をしにくいポケモンとなった。
この特性「浮遊」の影響は大きく、タイプ一致の地面技が効かず岩技を使う必要が出たり、その岩も半減する相手が増えてきた。

第4世代

この時代になって強豪が続出。
ほぼ永久に砂嵐を吹かせるカバルドン、攻撃が高く砂パーティによく用いられるガブリアス、同じく砂パーティに多く高い物理耐久を持つ新進化のグライオン、
タイプ優秀且つ技にポテンシャルを秘めたトリトドン、HP攻撃防御の高い新進化のドサイドン、霰パーティに多く攻撃高めで氷の礫もち新進化のマンムー、
スキルスワップや地割れを持つミノマダム、そして草御三家のドダイトスが登場した。

ドンファンが氷の礫を得て強化され、ハガネールはジャイロボールを得て攻撃が強化された。
だが、今まで有利だった電気タイプが電磁浮遊、ラスターカノン、気合玉や氷の物理技など
新たな技を覚え始めたため、対電気では今までより厳しくなった。
プラチナだと更にサンダーが熱風を使ってくるので、
金銀で電気受けとして安定していたイノムー(マンムー)やハガネールは先制で大ダメージを受けることも多くなった。

ダブルではじしんの威力が低下してしまったが、トリックルームを利用することで素早さを補えるようになり、
今まで使われにくかった鈍足の地面たちも活躍できるようになった。
地震は弱体化したが、威力が1.5倍になった岩雪崩、噴火が一致で使える連中もいる。逆に言えば早い地面があまり得をせず、
ダブルにおいては攻撃技のすべてが下方修正されているガブリアスは火力の低さや砂パの弱さ故に当初ダメリアスなどと呼ばれがっかり扱いされていたが…
結局バンギラス解禁までがっかり扱いされたままだった。ガブリアスでこれなので基本的にトリパで使えない地面タイプはじしん弱体化をもろに食らい、
だいちのちからを使えたフライゴンや鈍足でトリパに使えるガラガラ、ドサイドン、カバルドン等の地面以外は厳しい環境だった

砂パ自体はダブルでは最弱の天候といわれることも多いが、ポケモンリーグ2007、日米交流戦のジュニアのチャンピオンは
共にカバルドンを使った砂トリパである。

わざでは特殊技として「だいちのちから」が追加された。地面版サイコキネシスといった性能だが、地面タイプのポケモンは攻撃が高いポケモンが多いため
地震を選ぶポケモンが多く、それ以前に覚えるポケモンが少ないこともあり、ダイパの時点では選択肢とされることは少なかった。
また変化技として、一時的に無効相性を突破して地面技を与えられる「じゅうりょく」が登場したが
同じく一時的にふゆうの効果を得られる「でんじふゆう」も登場した。ダイパの時点では両者とも覚えるポケモンは少なかったが、
タイプ一致技が無効化されるでんじふゆうは十分脅威となった。じゅうりょくもPT次第では強力な基点となる技である。

岩技だが、多くの地面タイプのポケモンが覚えられる、交換時ダメージを確実に与える「ステルスロック」
いわなだれ以上の威力の岩版クロスチョップの「ストーンエッジ」は新たな選択肢として活用された。
また、鈍足のポケモンの多い地面タイプには、数ターン素早さの低いポケモンから行動できる「トリックルーム」の登場で
遅さを生かした戦法をとることができるようになり、活躍の場が増えた。

これまでは1ターン回避の代わりに相手に隙を与えていた「あなをほる」は、威力が60から80に増し
更にチャージを1回分補えるもちもの「パワフルハーブ」の登場で
じしんの無いポケモンでも、即座に地面技による奇襲ができるようになった。

そしてプラチナから、だいちのちから、でんじふゆうが教え技となり、使用者も増えてきた。
だいちのちからの教え技化は岩タイプが主に恩恵を受けているとの見方もある。
また、ダブルバトルでは大幅に弱体化したじしんに代わり、ラグラージやトリトドンなどのメイン技として採用され、
並み以上の特攻を持つ一部の地面タイプは救済されることになった。
でんじふゆうは困ったことに、電気タイプならほぼ全てのポケモンが習得でき
一部の鋼タイプのポケモンも覚えられるようになってしまった。
耐久のあるポケモンや、早いポケモン、中でもアンコールを覚えるポケモンがでんじふゆうを得たのは
地面タイプにとっての脅威が増えたと言える。

GSではグラードンが解禁。カイオーガに押されて不遇だろうという当初の予想に反し
ジュニアシニアともに世界優勝を決めている。04を含めればなんと3連覇である。

第5世代

新たな地面タイプに鋼複合アタッカーのドリュウズ、お馴染水複合のガマゲロゲ、
新しく悪タイプ複合のワルビアル、電気複合で見た目もタイプも驚異的なマッギョ、
初見でタイプを見抜くのが難しいゴースト複合のゴルーグ、地面初の準伝説で飛行複合のランドロスが登場。
最終進化形は全て複合タイプで、新たな組み合わせが多い。そして水複合は定番化している。

ドリュウズは「すなかき」か「すなのちから」の特性を持ち、どちらも砂パで活躍できる新特性である。
ゴルーグは典型的な物理アタッカー。特性は「てつのこぶし」か「ぶきよう」だがほぼ前者が採用される。技の候補は少なめだったが、BW2で三色+ドレインパンチを習得し特性をフル活用できるようになって範囲が広がり、夢特性ノーガード解禁で爆裂パンチが使いやすくなった。
準伝説ポジションのランドロスはグライオンと同じ飛行複合。
ダブルトリプルでは味方の地震をかわせるが氷4倍が痛い。
特性は「すなのちから」でバンギラスとのコンビが注目されている。
さらにBW2では霊獣フォルムが登場、素早さが下がったもののガブリアスを越える攻撃力と威嚇を手に入れ、さらに夢特性のちからずくで特殊型が強化されたために活躍の場を増やしている。

新たな地面技に攻撃範囲が地震と被るが当たると素早さ下げるじならし、単体物理技のドリルライナー等が登場。
しかしじならしはじしんに威力が劣り、攻撃範囲が被っているくせに穴掘り中の敵に当たらないと言う謎仕様で使いづらい。
ドリルライナーも威力が若干低く、覚えるポケモンも少ない。
一応BW2で教え技化されたが、やはり恩恵を受けるポケは多くなかった。

特性方面では砂嵐版すいすいのすなかき、砂嵐下で地面/岩/鋼技の威力が上がるすなのちからが登場。
砂パが強化されたと言える。

その他では新岩技のうちおとすによって飛行、ふゆう持ちの相手に攻撃が当てられるようになった、
新アイテム「ふうせん」によってふゆうと同じ効果を得て地面技を無効化されるようになった。
後は3世代と同じく常に砂嵐の砂漠エリアがあるのとと、初代以降いなかった地面タイプのジムリーダーが登場した事とか。

ダブルにおいては第4世代では微妙だった砂パだが、バンギラスの正式な解禁によりようやく日の目を見ることになった。
先のドリルライナーは貴重な単体攻撃でじしんを上回る威力となる優秀な技になる。
ドリュウズやランドロスのような砂パのアタッカーも出そろい第4世代から大きく躍進し、砂パの本領を発揮した。

ただし環境によって強化されたとはいえガブリアスが600族でもあまり強くない扱いなのは変わらず。
しかし環境の変化により前作よりは明らかに強くなっているので、命中の低い技を避けまくって活躍することも少なくない。
また、トリトドンはよびみずが水無効&特攻アップに変更されたため大きく強化され、種族値で上回るはずのラグラージを差し置いて高い使用率を誇る。

歴代の主な地面使い

第一世代にサカキ、第四世代にキクノ、第五世代にヤーコンが登場した。
サカキはロケット団のボスでもあり、説明書でもジムリーダーであることは伏せられていたため、多くのトレーナーを驚かせた。
FRLGでは切り札がまさかのサイホーンであり、さらに驚かせた。
キクノは四天王の一人だが、守るを二連続で使うなど、プレイヤーをイライラさせた。
ヤーコンはサカキ以来久々のジムリーダー。企業人としての性格を持つ。

一般トレーナーでは、やまおとこやいせきマニア、さぎょういんに岩タイプと共に好んで使われている。

ご意見所


グラードンと第四世代の強ポケでかなり地位を上げたよな
第2世代までは他の旧物理タイプ同様に地味なタイプだったのに
ガブリアスも最近じゃ地面タイプとして運用されてることが多い
第三世代の「じしん」についてって特筆するほどじゃないかな?
ほとんどの物理系のポケモンのメインウエポンはじしんだったし、物理系でまず要求されるのが「じしんを覚えられるか」だった
ダブルでも凄まじい強さを誇ってたし、第三世代はじしんゲーって言われることも多い
地面タイプのポケモンの話じゃないけど・・・。
↑その反動での第4での落ち目っぷりも追加してみた。ついでに表でじしんの威力が75%になることが書いてなかったので追加
まぁプラチナでだいちのちからが解禁されてラグラージとかは救済されるんだけどね

[ゴルーグは電気/ノーマル/格闘の3タイプを無効化出来るちょっと凄いタイプ。コイツを初見で相手にするのは自殺行為ともいえる。]
これはちょっと言い過ぎじゃないか・・・
↑変更してみた

主な技のところでだいちのちからの追加効果発動率が20%になってたけど10%な。修正しといた。

補修って表記変だったので補正に書き換えました

グラードンは種族値合計680じゃなくて670なので修正しといた。

ドリルライナーって、ダブルなら味方を巻き込まない分地震より使いやすいと思ってたんだけど、ダブルでもやっぱり使いにくいの?
↑地震とライナーは選択かなー?味方を浮いてるやつにすれば問題ないし。
そもそも覚えるやつが少ないから、もっぱら地震が使われるわけなんだけど。
でも逆にこれが地面版ギガインとかエッジだったらぞっとするけど。
↑↑両立が一般的だと思われ。技スぺが浮くからね…って何をマジレスしてんだ俺?
↑全部 それ含めて追加しといた

第5世代のところ常に砂嵐の砂漠エリアってルビーサファイアにもなかったっけか
↑それどころか第4世代でも普通にある。リゾートエリア上の228番道路

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最終更新:2013年12月02日 22:36