ポケモン対戦史part2(第3世代~第4世代)

第1世代~第2世代についてはこちら→ポケモン対戦史Part1
第5世代~第6世代についてはこちら→ポケモン対戦史Part3



2002

  • 11/21 ポケットモンスター ルビー・サファイア 発売

  • 前作との互換性の廃止。
  • 「ダブルバトル」の登場。
新たなバトル方式として登場。シングルとはまた違った戦術が必要となり、また以降の大会ではこの対戦方式が
用いられる事となる。
  • 「バトルタワー」の登場。
  • 「とくせい」の登場他、「ポケモンの構成情報」の変更。
全てのポケモンに一つ(種族によっては二つのうちランダムで一つ)タイプとは別に「とくせい」が追加された。
これによってポケモンの個性付けが強くなり、天候パーティの価値等が大きく上昇した。
  • ポケモンのステータスに於ける「性格補正」の登場、努力値の振り分け式への変化、個体値の拡張
「最速」の条件も厳しくなり、また天候変更特性の登場により「最鈍」の必要性も出てきた。
また、今のレベル以下で覚えられるわざをハートのウロコと引き換えに思い出せるようになり、このシステムは後のバージョンにも引き継がれていった(ハートのウロコではない道具のときもあった)。
  • 「きのみ」の見直し。
金銀で登場したきのみだが、金銀のものとは別の名前で新しくきのみが設定された。
例:はっかのみ→カゴのみ

一部には前作との互換性が廃止された事、前の世代のポケモンが一部登場しないことにショックを受け、
ポケモン離れを起こすユーザーもいたとか。ゲーム内容と直接関係ないがこの頃から新ポケモンのデザインに
拒否感を表す既存プレイヤーも増え、いわゆる現在の「懐古厨」などはこれが要因のひとつとなり第二世代のポケモンシリーズしか
認めない原因となっている。

また努力値の振り分け式は、育成方法によりプレイヤーの個性が出る反面、
非ネットユーザー等の情報量の乏しいプレイヤーには厳しいシステムとの声も。

2003


  • 11/21 ポケモンコロシアム 発売

  • 貴重な「きのみ」が獲得できるようになった。
ここで入手が可能になったのは「ピンチのとき(HPが1/4以下のとき)に能力が上昇する」きのみ。
これにより、こらえる、みがわり等を用いて、あえてきのみを使用するHPまで減らして挽回に出るコンボが
使用される様になった。リュガのみ、カムラのみは既に配布ジラーチのオマケとして入手できたものの、
地方格差や実のランダム性、ユーザーの子供に混じって配布・映画に行く事への抵抗等の影響からか、
それほど広くは浸透していなかった模様。

カムラのみはスカーフが無い時代なので、努力値の調整等に新たな候補が見出される様に。

  • ジョウトポケモンの解禁
金銀で新しく追加されたポケモンが手に入るようになりこれによってルビー・サファイアで一時的に
使えなかったポケモンが使える様になった。
進化後ポケモンが殆どで、この時期にはメタモンも捕獲する手段が無い事もあり、♂の多いジョウトの
御三家ポケモンのタマゴの獲得には苦労するが…
このジョウトポケモンはGBAではしばらく完全には補完されず、このゲームは重宝された。
(ただしエメラルドで完全に補完される事となる)

特にジョウトポケモン捕獲に関してのメリットとしては、
  • ジョウト御三家の確保が楽になる
(エメラルドでも可能だが、全て揃えるにはホウエン図鑑完成を3巡する必要あり)
  • ジョウト3犬を楽に確保出来、しかも厳選が可能
(ファイアレッド・リーフグリーンでも可能だが「ホウエンと通信可能になった後逃げ回る3犬を捕まえる」と
 いう手順を3回繰り返す必要があり、しかも個体値が非常に低く設定されている)
辺りが有名だろうか。

ポケスタ後継のゲームだが、この作品から開発が任天堂からジニアス・ソノリティへと移っているが、
ゲームとしては不評な点が多かった模様。
  • ポリゴンが荒い(グラフィックは殆ど64の流用等。また、登場人物のポリゴンも荒い。)
  • 対戦相手の使用ポケモンに問題がある(レベル50戦では技構成が酷い、レベル100戦では禁止伝説のラッシュ)
  • レンタルポケモンやその他の機能等が軒並み撤廃された
  • 致命的なバグ(例:オーレコロシアムにてプテラやギャラドスではかいこうせんを使うとたまにフリーズ)
  • カードEとの連動に於けるPP回復不能と言う問題、出現するダークポケモンの個体値がALL0という仕様
  • 「すぐに対戦」のパーティーの強さに差がありすぎる上に道具がなぜかなくなっている

  • シナリオ内
  • バトル方式は全てダブルバトル。野性ポケモンは出現しない
  • レポートがパソコンの前でしかできない。
  • ダークポケモンのリライブのテンポが悪い。
  • シナリオ中で捕まえたポケモンでLv100のコロシアムをクリアするのは至極困難

等の問題が挙げられた。
一方で、BGMの評価はかなり高かったりする。

  • 机上論ぎみであったグラードン、カイオーガの強さが実践的に証明された。
天候永続と言う特性は天候パーティの構築を大きく効率化させ、
翌年には「グラードン、カイオーガが使用可能」という、
良くも悪くも思い切った公式ルールが発表された。

2004

  • 1/29 ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン 発売
  • カントーポケモンの解禁
この発売時点でミュウ、ルギア、デオキシス以外の全てのポケモンが手に入る事に。
当然メタモンも解禁され、個体値選びが楽に。
さらにポケコロで解禁されたジョウトポケも解禁された。
但しGBAでの解禁がエメラルドに延期されたポケモンも一部・・・
ちなみに、ポケコロと併用すれば、
ポケコロでスナッチしたポケモンが♂でもメタモンを使えるので♀を厳選せずに済む。
  • 「教え技」の登場。 通称御三家最強技の登場。
レベルアップ、遺伝、わざマシンの使用以外で、わざを覚えられるようになった。
一部のもの以外は、後の世代では覚えられず、わざのためにはGBA版の方で粘る必要もあった。

ちなみにこの年の全国チャンピオンはカイオーガとグラードンを同時に使う両天候パーティーである。

  • 9/16 ポケットモンスター エメラルド 発売
  • マルチバトル登場(バトルフロンティアのみ)
  • エメラルド限定でバトルフロンティア登場
  • 「きのみ」の追加や効果が変更された
「対応するきそポイント(努力値)を下げる」と言う、間接的にバトルに関わるものと
「ピンチのとき(HPが1/4以下のとき)にきゅうしょにあたりやすくなる(きあいだめ状態)」サンのみ
「ピンチのとき(HPが1/4以下のとき)にいずれかの能力が2段階上昇する」スターのみが追加された。
しかしサンのみ、スターのみは運に左右されるもののため、バトル用としてはあまり人気は出なかった。

  • 「教え技」の充実(バトルフロンティアにて技教え人の登場)
後の世代にて、この技教え人を利用することでしか習得できない技の組み合わせが存在する。
またポケモンによっては後に追加された新特性、新タマゴ技との両立できなかったりするので注意。
(例:ガルーラのきもったま ノコッチのマジックコート ケンタロスのいかりのつぼ)

このバージョンからとくせいの中にフィールド上でも効果があるものが出現、
シンクロとかわらずのいしによって性格厳選が容易になった他、
全体的に個体値の高い、性格も理想的なポケモンが対戦に使われるようになった。

バトルフロンティアにてドーブルが大量に出現するため、遺伝技の習得がこれまでと比べても格段と楽になっている。

GBA版では初めてゲーム内で個体値に関する情報が提示された。(バトルフロンティアのお爺さん)

但しエメラルド最大の目玉「バトルフロンティア」は完全にライトユーザーを突き放した難易度になっており、
金シンボルを制覇するには相当な努力と運が必要となる。
特に最も難易度が高いとされるバトルファクトリーはほぼ運ゲーであり、運が悪いと廃人さえも数ヶ月かかっていた。

また、周回を重ねていくと出現するトレーナーの使用ポケモンは努力値と型がしっかりしており、
中には性格厳選すれば実戦でも使用できるようなものまで現われている。
そのため育成する際、これらの型を参考にした人も少なからずいる。

ちょっとした事だが、エメラルドが発売されたことで、コロシアムを介さずともポケモン図鑑を完成させることが可能となった。

2005


  • 8/4 ポケモンXD 闇の旋風ダークルギア 発売

  • 「XD技」の登場。
本来覚えられない技を覚えたポケモンが次々と登場。
特に手助けを習得したヨマワル等は現在に於いても有用性が非常に高く、このソフトは重宝されている。
また、XDでも技教えがあり、このソフトを用いて実現出来る自爆カビゴンは凶悪な性能だった。
タイトルにもなっているルギアはサイコブーストとフェザーダンスを思い出す。
サンダーは金属音、バトンタッチなどで注目されたが、捕獲後強制レポートと仕様の為、その戦闘での
ダメージ率や素早さ調整をフル活用しないと厳選が出来ない。

鬼火ファイヤーは、鬼火が技マシンに追加された現在、容易に再現可能。

後にXD技の中でダイパの仕様変更で甘えるウインディ、トライアタックトゲピーなどが注目される。
ちなみにXDのポケモンは性格値の仕様が違う所為か、DSに送ると特性が変わったと言う報告例が多い。

ゲーム自体は、先のポケモンコロシアムへのシステム面での不満点が多く、以下の点が改善。
  • リライブの仕様。
  • キャラクターのポリゴンの大幅描き直し。れいとうビームなど、技のエフェクトが大幅にパワーアップ。
  • ダークポケモンの持つ「ダークわざ」にダークポケモン以外全てにこうかばつぐんと言う性質が追加。
    その結果、相手に回すと厄介な存在になった。
  • 野生ポケモンの捕獲が可能。
    但し野生で捕獲出来るポケモンの種類が少なく、捕獲関連の特性が発揮されない。
  • ミニゲームに当たるビンゴやバトルディスクやチュートリアル等の追加。
    またこれらのミニゲームで景品も手に入る

対戦は基本的にオーレコロシアムでしかできず、相手の実力は高くなっている。
問題点としては、
  • GBAで直接このオーレコロシアムに行くことはできない。
    その為おんがえしを使いづらい。
  • シナリオのトレーナーとはダブルバトルしかできない。
    コロシアムモードはオーレコロシアムしかなく、ダブルのみと、野生以外完全にダブルのみ。
  • 対戦方式はレベル60オープンと言う仕様。
    対戦相手にカイリュー・バンギラスを使用する相手がいる為それの配慮かも知れないが、
    努力値の配分が大きく変わる為50専門のプレイヤーには厳しい仕様であった。
  • 禁止級のポケモンはオーレでは使えない。
    従ってミュウツールギアなどを使うムゲンダイやミステリオの様なCPUトレーナーは居ない。
等が挙げられる。

2006

  • 9/28 ポケットモンスター ダイヤモンド・パール 発売

  • 12/14 ポケモンバトルレボリューション 発売

  • Wi-Fi通信の導入
これまで、インターネットを使った通信機能はモバイルアGBアダプタを使用しての交換と
バトルタワーのデータをダウンロードする方式だけだったが、DSにWi-Fiコネクションが
搭載された事により対戦・交換が簡単にできるようになった。

ともだちコードを交換することによって通信ができるが、後に発売したバトルレボリューションで
ランダムバトルが可能となるまではコードも知らない誰かとは、CPU操作のバトルタワーを介してしか
対戦できなかった。
手軽に通信できるというメリットは非常に大きく、そしてこれらの影響で今個人の募集、ユーザー主催の
企画、大会等、対戦が盛んに行われる様になった。

  • わざ毎の物理、特殊分離
これまでタイプで固定だった物理、特殊がわざごとに個別に設定された。
そのため、ポケモンの活用できるわざの幅が広がったり、狭くなったりした。
例として今まで特攻の低かったカイリキーやエビワラー等が攻撃依存に変わった三色パンチを使いこなせる
ようになった一方、逆にフーディンの三色パンチが弱体化した等。
また、ニューラ等の様にこれまで種族値と使用出来る技の物理・特殊技が噛み合わず日の目を見ることが
無かったポケモン等も、活躍の場が与えられた等。

  • 高威力技の拡充
インファイト、きあいだま、フレアドライブ、リーフストームといった多少癖があるものの
威力100を超える技が増えた。
下の項にあるいのちのたまやこだわり~と組み合わせることにより、従来では考えられないような突破力を
持つようなポケモンが増え、金銀で全盛期を誇っていた役割理論が更に大きく破綻する事に。

  • 先制技の拡充
先制技が5タイプ+条件付で1タイプ増え、必然的に使い手も増えた。
中でもふいうちは条件付ながら80と、メインにできる威力。
存在そのものが、あくタイプを弱点とするエスパー、ゴーストや、耐久の低いポケモンへの強い牽制となり、
それ以外の先制技も後述のきあいのタスキが流行したため、それを持った相手への対処を主な目的として
人気が増した。
これの影響もあり、逆にこらきし等先制技を苦手とする戦法の需要はかなり落ち着いた。

  • 補助技の強化
旧来の技で大きく強化された補助技では、特にさいみんじゅつとちょうはつが挙げられる。
さいみんじゅつは命中率が60→70へ上昇したことと、使い手の増加、命中を上げるアイテムの登場により
相手を眠らせる戦法が再び増加した。
ちょうはつは相手の補助技を封じることができる技だが、今作から先手で撃った場合は後攻の補助技を
不発にする効果も追加された。また、発動時間も「そのターンと次のターン」から2~4ターンと増加した。
また、じゅうでんやたくわえるのように使用すると能力上昇の追加効果が加えられた技もある。

新しく出たわざでは、「発動ターンを含めた5ターン(実質4ターン)の間、すばやさが低いポケモンから
行動できる」トリックルームの登場が大きい。

天候変更特性以外のポケモンでも「すばやさが低い方が有利」という状況の発生で、
すばやさ以外のステータスが優秀だったポケモンにスポットが当たるようになり
天候変更特性以外でも「最鈍」の必要性、またトリックルームパーティーが誕生した。
その猛威はすさまじく、1ターンの総行動数がシングルよりも多いダブルバトルで真価を発揮し、
実際に(翌年の話だが)ダブルバトルを採用した公式大会のポケモンリーグDP2007での優勝者は
小学生以下リーグ、中学生以上リーグ共にトリックルームパーティー使いだった。

この他にも
  • 発動中は全員の回避率が低下し、飛行タイプや特性「ふゆう」に地面技などを当てることができるじゅうりょく
  • 相手の相性によってダメージが変動するがきあいのタスキをつぶしたりできるステルスロック
  • 相手の鋼または毒または飛行タイプ、或いは特性ふゆうまたはめんえきを持たないポケモンを
    どくかもうどく状態にするどくびし
  • じこさいせいと同じく最大HPの半分量回復するが、発動したときに自分の飛行タイプが失うはねやすめ
これらの補助技等が対戦での注目を集める。

  • 「もちもの」の追加
これまでのシリーズも度々持ち物が追加されてきたが、ここに来てこれまでのバトルの常識を覆す
もちものが多数登場し、読みの必要性が大いに増した。
  • きあいのタスキ
HP満タン時、一撃で倒されるダメージをおった場合にHP1で耐えることができる消費アイテム。
反射技や、HPが減った時に強くなるわざ、とくせいの発動、また1ターンの行動が比較的安全にできるようになった。
しかしこれが大流行したため、ステルスロック、でんこうせっかやこおりのつぶてといった先制技や
すなあらし、あられのような天候ダメージなどでこれらを潰す対策も練られるようになった。
潰し手段が多いので現在は3対3、ダブルでは強いが6対6では役立たずと言われる。
  • こだわりスカーフ
持つとすばやさが1.5倍になる代わりに、所持して最初に放ったわざしか使えなくなる。
自分よりも種族値が上の(最速調整もされた)相手のすばやさを(制限付きとはいえ)上回る可能性を作るアイテム。
奇襲に向いていて、上昇後のすばやさを加味してすばやさを調整(50戦では上昇後201で130族抜きになる134)されたポケモンも多いが、
134に達しないポケモンや、同じスカーフ相手を想定しての最速スカーフという手段もある。
  • いのちのたま
持つとわざのいりょくが1.3倍になるが、攻撃時にHPの1/10のダメージを受ける。
どの攻撃技にも適用され、使用後に別のわざに切り替えられるため、相手に交換された後にも柔軟に対応できる威力増加アイテム。
全体的な火力向上に非常に便利で、「受け」が機能しなくなることもありうる。
  • No36~52のきのみ
通称半減実。対応したタイプの弱点(ノーマルはどんな場合も)によるダメージを1/2にする消費アイテム。
これにより、4倍弱点を持つポケモンも、タイプ一致4倍ダメージを食らっても沈まない可能性が出てきた。
  • かえんだま、どくどくだま
持っているとターン終了時に、かえんだまはやけど、どくどくだまはもうどく状態になる。
一見すると単なるデメリットアイテムだが、使いこなせば非常に有用で、
特性やまもると組み合わせて高火力を手に入れたり、眠り対策に使用する、トリックで相手に押し付けるなどの戦術が生まれた。

その他にも天候や壁の継続時間を延ばすアイテムなどが増えた。

  • 「天候」の効果変更、「天候」に関する特性の充実
今作より天候が砂嵐の状態では岩ポケモンの特防が1.5倍になる仕様変更がなされ、岩ポケモンの活躍の場が増えた。
また、それまでは氷タイプ以外はダメージを受けるのみで大きなメリットがなかった霰状態にも
吹雪が必中になるという追加効果、「アイスボディ」や「ゆきがくれ」、
更には天候変更特性の「ゆきふらし」の登場により、霰パーティーを組むことが可能になった。
この他にも「サンパワー」や「リーフガード」、「うるおいボディ」など天候を利用した特性が増えており、
これまで以上に多種多彩な天候パーティーが出現するようになった。

  • バトルタワーなどでポケモンのレベルを50に補正することが可能となった
これにより、(新ポケだが)ヒードランのマグマストームなど、50以上の高レベルで覚える技も使用可能となる。
しかし、後述のポケモンバトルレボリューションと違い、
50未満のポケモンのレベルを50に補正して使うことはできないなど、利用できる場面は少ない。

  • 一部の場面でのみ野生のポケモンが2匹同時に出るようになった。

  • ポケモンバトルレボリューションの登場
GCでのポケモンシリーズとは違い、シナリオがなくなり、対戦に特化している。
同時に、なみのりピカチュウ以外限定ポケモンも存在しないものの、ポケクーポンと呼ばれるゲーム内の
お金によって、レアアイテムを入手することができるようになった(但し回数制限あり)
GC版から改善された点としては、
  • キャラクターのポリゴンの精度が向上
  • 実況の復活
等がある。

しかし問題点として、
  • バトルパス同士の対戦では相手側の技が丸見えとなる
  • マルチバトルが不可能
  • wi-fiランダムバトルのルールの使用ポケモンが全て無制限
    一部ではカイオーガ、ダークライが解禁されればダークライとカイオーガしか出てこない等の例
等の問題点も。

  • 役割理論の衰退。ダメージレースの時代へ。
高威力技の増加や拘りアイテム等の登場で突破力が大幅に上昇し、
またガブリアスやボーマンダといった受けが不可能なポケモンが多数現れたことで、
役割理論が成立し難くなり、各ポケモンは「流し」程度の役割しか持てなくなった。
そのため受けることよりも高火力をぶつけることがより勝ち筋につながるようになり、
流し際に強力な攻撃を放ち、相手のサイクルをいち早く崩す「ダメージレース」という概念が登場。
鉢巻逆鱗でごり押ししたり、交代読みで相手の弱点を突くなど、いかに控え先を倒すかが重要視されるようになった。
この概念を突き詰め(すぎ)、かつ従来の役割理論を皮肉った「役割論理」という考え方が現れたのもこの頃からになる。

2007

  • 夏休み
  • 配布によるデオキシス・ダークライの配布。
前作のミュウを含め、シェイミ・アルセウス以外のすべてのポケモンが入手可能に。
そしてダークライの解禁により、凶悪な催眠技のダークホールが対戦で蔓延する。

余談だが、この年の公式大会の全国優勝者は、
中学生以上と中学生以下両方ともトリパ使いであり、ダブルにおけるトリパの強さが証明された。

  • 対戦動画の全盛期
この頃にはyoutubeやニコニコ動画等の動画共有サイトが広まりポケモン関連の動画も投稿され、
対戦動画も例外ではなくバトレボの対戦動画も大量に投稿される。
元々上記のWi-Fi通信で通信の壁が縮まった中「気軽に相手の対戦内容を見れる」「相手の対戦を参考に出来る」など対戦動画を楽しむ、
研究材料にできるという事は対戦においても、エンターテーメント的な意味でも非常に大きいものとなった。
もっとも厨ポケ批判などの一部の視聴者の問題や対戦モラルの問題の表面化など新しい問題も生み出すことになった。

  • マイナーポケモンの研究
今まではどちらかというと「対戦で勝ちたければ強いポケモンを使う」「ガチポケにはガチポケをぶつける」という風潮が強かったが、
一部のプレイヤーは研究を重ね、ガチポケに対する徹底的なメタを施し、マイナー(好きなポケモン)で勝つことに挑戦するようになった。
これらマイナーポケモン達が活躍するさまは、エンターテイメント性を高めた対戦動画で数多く公開され、大きな反響を呼んだ。
「弱いポケモンでも調整次第で厨ポケを倒せるんだ!」と訴えたこれら動画は視聴者を強く刺激し、様々な調整ぶりやメタが研究される契機となった。
しかし同時に「あえてマイナーを使って厨ポケを狩る」ことにこだわるプレイヤーも数多く現れ、過剰な厨ポケ叩きや、
マイナーポケモンを敗北の予防線とする、いわゆる「マイナー厨」と呼ばれるプレイヤーを生み出す結果にも繋がってしまった。

2008

  • 3/20 ポケモンレンジャー バトナージ 発売
期間限定で配信されるスペシャルミッションにより、
マナフィ・ダークライ・波動弾リオルがDPで入手できた。

  • 3/25 みんなのポケモン牧場 配信開始
ポケモンファンが待ちに待った通称「DP版ポケモンボックス」の登場である。

このソフトでのご褒美的ポケモンとして、フィオネと催眠術ミュウがある。
フィオネは、マナフィを持っておらず友達がいない人は大いに助かっただろう。
さらにミュウは配布以外で入手出来るのは、みんなのポケモン牧場だけであり、
催眠術を覚えていることにより、XDを使わずに初めて催眠術を使えるようになった。
だが、フィオネもミュウも、もらった後強制セーブされるので、個体値厳選は出来ないので注意。
さらに今作は、ポケモンコミュニケーションとのが主なので、預けたポケモンは、預けたソフトでしか
引き取れないので注意。全部預けて最初からは出来ません。

  • 夏休み
  • シェイミの配布。
また、シェイミスカイフォルムやギラティナオリジンフォルム等既存ポケモンのフォルムチェンジした
姿が存在することが明かされた。
また前売り券の配布でもらえるレジギガスはプラチナに連れて行くとレジ3匹に会えると言う特典が発表される。

  • イバンの実の解禁
「ピンチのとき(HPが1/4以下のとき)に発動し行動順が早くなる」という木の実。
「素早さは低いが、大爆発を使える」等のポケモンを主として、多くの需要を得る。

最初のワールドチャンピオンシップが行われる。
ジュニアリーグではアメリカ人が全国大会決勝と同じく砂トリパで
シニアリーグでは先の全国チャンピオン=Lv1ドーブルが優勝
けっきょく トリパが いちばん つよくて すごいんだよね

  • 9/13 ポケットモンスター プラチナ 発売
  • 新道具「バトルレコーダー」の登場
バトルの様子を録画・再生できる道具。新しくなったグローバルターミナルで送受信もできる。
これによって、以前はビデオを買いバトルをしながら録画して、wedサイトに公開するしか、
世界にバトルの様子を見せることが出来なかったが、気軽に世界に公開できるようになった。
これで気軽にバトルの研究ができるだろう。

  • 教え技の追加
げきりん、ダストシュート、こごえるかぜ、タネばくだんなど、一気に教え技が増えた。
これによって、影響を受けたポケモンも多い。
さらに3色パンチやこごえるかぜなどのエメの教え技(の一部)が復活し、
これでエメを持ってない人はエメの教え技を使えるようになり、
ダイパの新特性・新タマゴ技と両立できるポケモンが増えた。

  • 催眠術の命中率変更
催眠術の命中率が70から60に下げられた。(というより戻された)

  • 状態異常の持続時間変更。
「ねむり」「こんらん」の最低ターンが2から1に変更され短くなった。
「アンコール」の最低ターンが2から3に変更され長くなった。
これにより「さいみんじゅつ」が大きく弱体化し、バランスが調整された。

  • おいうちバグ
天候が変わっている時においうちを使うとバグる。
そのためおいうち導入がバトルそのものをめちゃくちゃにしてしまう可能性が出てしまい、導入がためらわれる事態になった。

  • 覚える技の変更
一部のポケモンの覚える技が変更された。
ウツボットのリーフブレード、ハッサムのバレットパンチなど、これによって強化されたポケモンも多い。

  • バトルフロンティアの復活
バトルフロンティアが復活した。これによって、ダイパよりも気軽にバトルが楽しめるようになった。
ダイパにあったバトルタワー、
レンタルポケモンを駆使してバトルを進めるバトルファクトリー、
巨大なルーレットがバトルの行方を左右するバトルルーレット、
バトルに勝つともらえるキャッスルポイント(CP)をうまく使って、有利にバトルを進めていくバトルキャッスル、
1対1で10連戦に挑み、相手の出すポケモンのタイプを選べるバトルステージがある。

さらにバトルタワーには、個体値に関する情報を提示するジャッジがいる。

  • エメループ等の乱数現象の解明
対戦とは関係無いが、前代未聞の出来事であるために話す。
エメループはエメラルドループの略で、ポケットモンスターエメラルドで同じ個体値のポケモンが出てしまう厄介な現象。
だったのだが、2008年11月末にある人がそのエメループを解析し、ソフトリセットから野生ポケモンと遭遇するタイミングで個体値が決定することが分かり、同時に高個体値が手に入るタイミングが判明。
それがネット上に広まり、高個体値のポケモンが簡単に手に入れられるようになってしまった。有名なものとしては臆病最速めざパ地ラティオスがある。
このエメループの解明により、交換でのレートは大きく崩壊。
後の公式大会、対戦等に少なからぬ影響を与えることとなった。
さらに某スレではエメラルドのみならず、プラチナでの乱数固定厳選の研究も進められた。

2009

  • アルセウスの解禁
配信時のレベルは100。当時の仕様上、レベル100になるとドーピング薬以外での努力値振りが不可能な為、その点で大きな非難を浴びるが、考察等で合計種族値720の凄まじさを見せ付ける。
また、このアルセウスは後に発売されるHGSSに於いて、シンオウ3竜を捕獲する為のキーポケモンとなる。

  • 9/12 ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー 発売
元々金銀リメイクを望む声が多かったユーザーが多い中、メディアでも大きな発表告知がありファンを喜ばせた。

  • 孵化環境の改善
「パワーリスト」等のパワー系アイテムで対応した親の個体値を確実に遺伝出来る、変わらずの石による
性格固定が♂のポケモンの性格も遺伝出来る様になった等。DPtからの爺前固定も勿論可能で、孵化環境が
更に改善され、対戦用のポケモンを誕生させる事が容易となった。

  • 新たなタマゴ技の習得
HGSSに新たなタマゴ技が追加された。これによって大きく強化されたポケモンも多い。
例として、もろはのずつきを獲得したボスゴドラ、パワーウィップを獲得したフシギバナ等。

  • 新たな教え技の登場
バトルフロンティアにて、BPと引き換えに教え技を覚えることが出来るようになり
Ptで登場した教え技に加え、新規の教え技を覚えられるようになる。
主な新規の教え技はけたぐり、いかりのまえば、いたみわけ等。
特にけたぐりは、次の年の禁止級伝説が解禁されたWCSで禁止級伝説の大半が重かったり、
ユキノオー、バンギラス、メタグロス等の流行により高威力を期待でき、
インファイトと違って、耐久を維持できる等の理由でトップクラスの使用率となる格闘技になった。

  • ミュウ配布
ポケットモンスター 金・銀10周年記念に11/11~11/23ではHGSS限定でWi-Fiよりミュウが先行配布されることとなった。
GTSには出せないものの、初期Lvが5で性格も厳選可能である点に注目したい。
HGSSにおいて教え技がさらに追加されたため、対戦での活躍も期待できるだろう。
過去にも幾度とミュウは配布されていたが、イベントや映画限定が多く、敷居が高い傾向にあった。
Wi-Fi環境さえ整っているor対応した店が近くにあれば1ソフト1匹限定とは言え、より気軽に入手できるため対戦でお目にかかる確率も増えるかもしれない。

・ラティ系配布
現在は終了してるが2009年11月27日から2010年1月11日の間、HGではラティオスSSラティアスを呼び寄せる道具「なぞのすいしょう」が配布された。
ミュウと同じでWi-Fi環境があれば家でも入手できる。ちなみにシンボル系で登場するので、シンクロ厳選も楽に可能。
これによりラティ系の厳選が非常に楽になり、準伝説使用可の対戦では高確率で出くわすように。
ちなみにこのラティ系は倒してしまってもニビシティからでれば復活する

2010

  • WCSでのルール変更
去年のWCSがメタグロスやクレセリア等の決まったポケモンばかりが出ていてマンネリ化していた為か、
禁止級伝説を手持ちの中に2体まで入れられるというルール変更を決行。それにより劇的に環境が変化した。
GSルールという禁止伝説を使用できる対戦ルールとして後まで親しまれ、研究が進む中で有名な初手が数多く作られていった。

主な有名な初手
カイオーガ&ルンパッパ(雨パと非雨パの両方が存在する)
ミュウツー&ユキノオー(必中となった吹雪を連打)
ホウオウ&ルンパッパ(ノオー、グロス、サルなどの非伝説に強いホウオウとオーガに強いルンパッパのコンビ)
ゴウカザル&パルキア(パルキアの同族運ゲーを阻止するためのサルの組み合わせ)
ディアルガ&ドーブル(トリパと非トリパの両方が存在する。読みにくい)
クレセリア&グラードン(クレセリアが手助けなどでサポートし、グラードンが地震を連発する。トリパでもある)

勿論これ以外にも数多くの初手が存在する。

  • 絶対零度スイクン配布
性格のんき固定、色違い固定、プレシャスボール固定というデメリットがあるが、
ラプラス以上の耐久の非常に強力な絶対零度持ちが登場。
WCSで早速登場して全国優勝を果たすなど、環境に大きく影響した。
配布ポケモンが直接大会に影響を与えたのはこれが初めてだったりする。
(ダークライのダークホールも影響を与えたが、ドーブルを介してのことなので間接である。)
因みに波動弾ライコウ、フレアドライブエンテイも解禁された。

なお、第5世代(ブラック・ホワイト)において、自分のIDで捕獲できるアルセウスが配布された(パソコンとWi-Fiに接続できる環境が必要だが)事によって、
ダイヤモンド・パール・プラチナにおけるてんかいのふえの配布は永久にお蔵入りとなってしまった……。

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最終更新:2023年08月09日 12:12