おどるこびと / (雁)
そらにほしがまたたいて
パパとママがねむるころ
ちいさなこびとたちが
ひとりふたりとあらわれた
みんなではしゃいでは
おおきなわらいごえ
わたしはきになって
ねむれやしないのよ
かがみのなかでたのしそうに
おどるこびとをながめていたら
くるりくるりとまわりすぎて
めをまわしてたおれた
よるがふけてくさもきも
すやすやとねむりにつく
ところがこびとたちは
いつまでもあそんでいるの
ひとのへやのなかで
どたばたするのなら
わたしがねてるまに
しゅくだいぐらいやってよ!
こびんのなかにもぐりこんで
ゆがむこびとをながめていたら
あたまがつかえぬけなくなって
ころりころりころげた
かがみのなかでとくいそうに
おどるこびとをながめていたら
つくえのかどをけとばして
なみだをうかべあいたた
最終更新:2013年02月09日 14:27