きらきら。







きらきら。 / 雪舞うP



解けば幻、
縁縒りて星。
汰れば徒夢、
儘咲くこそ花よ。


水面に立つ波の、
織る綾目に又、
誘われては今も、
終に見ぬその歌。

色は瀬に
染まらず、
嗚呼。

その明の音は、
唯夢と
呼ぶも文なし。


空にきらきらと、
輝く様は星。

胸にはらはらと、
積もる想いは
月色。

時にゆらゆらと、
揺れる仕草は風。

この身ある儘と、
立つはいつか見た
花よ。



千々に雑じる糸を、
真白綿の手に、
結わえ紡ぎ全て、
君飾る衣と。

四季を
閉じたように、
嗚呼。

その玻璃の目は、
唯ここにある
彩写。


明にきらきらと、
纏うのは陽の色。

風にさらさらと、
伝う響きは川の音。

空にひらひらと、
舞う様は色鳥。

まるで青星と、
咲くはいつか見た
君よ。



共に強く
歩いた道。

照らす夕映え、
方途を射して。

いつか遠く
望んだ道。

告げた心は、
明日を繋いで。


夜にきらきらと、
輝く様は星。

今もはらはらと、
積もる想いは
月色。

一人ゆらゆらと、
揺れる仕草は風。

この身ある儘と、
立つはあの日見た
花よ。





最終更新:2011年08月30日 01:38
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。