橘京子スレまとめWiki

s036

「お久しぶりなのです!」
「──久しぶり──」
「昆布シリーズ第四弾!といっても主役はこの私、ラブリーチャーミングな」
「──空気読めない──弄られキャラ──」
「くっくっそしてビビりな悪の女幹部」
「フンッ属性過多だな」
「──ッみんなひどいです!」
「フンッまぁせいぜい活躍するだな橘京子」
「──でも主役は──わたし──」
「んんっ・・・もう!とにかく、昆布シリーズ第四弾」
「『昆布の報告パート2』のはじまりだよ」
「私のセリフ言わないで下さい、佐々木さん!」



『昆布の報告パート2』



秋。
寂しい雨が降り続き、ただでさえ彼氏もいないそして3日連続で残業の
あたしを一層憂鬱にしてくれる。
佐々木さんと彼は今頃一つの傘で街を歩いているのだろう
こっちは森さんから求められた賠償請求と、協定文書の作成で忙しいのに。
佐々木さんわかってます?あなたの笑顔の裏であたしは相当頑張ってるんですよ?
父親からは変な宗教にはいった娘いらんと家を追い出され、
家賃五万のアパート暮らしなんですよ?
機関のお陰でなんとか高校には通えてるけど、おしゃれもままならない
…鬱になりそう
突然、大塚愛のsmilyがなり響き、あたしはあわてて携帯を取り出すと、
そこには「周防九曜」の文字
2日ぶりの電波・・・じゃなくて電話。取り敢えずでると、
「────」
無言。
いたずら電話かと思うほど無言。
切るかどうしようか正直まよっちゃう。
「──下──」
…またこの子は単語だけじゃ伝わらないのに
下がどうしたんですか九曜さん?
「──傘──待ってる──」
そして電話が切れる音。
多分傘持って下に来たから、降りてこいって言うのでしょう。
そういえば傘持って出てこなかった・・・
ここは仕事は終わりにして、九曜さんの厚意に甘えるとしましょう。

雨。
その中に真っ黒な傘を見つけました。
「──入る?──」
ありがとうございます
濡れて帰るには憂鬱すぎる秋霖もこれで濡れずにすみそう
ぼんやりとした安心感に包まれて、しばらく無言のままあたしの家まで歩きます
家の前まできて、ありがとうございましたと言って階段を上ろうとすると、
「──上がってく?──」
と小首を傾げる九曜さん。
いやあの、可愛いですけど多分それあたしのセリフですよ?
けど、ついつい家にあげてしまうそんな可愛さがさっきの九曜さんにはありました。
べっ別に変な意味じゃないですよ!
意味もなく顔を真っ赤にしていると、九曜さんがまた小首を傾げて、
髪が揺れて可愛いくて、
──って何考えているのでしょうね。
ぼんやりと、彼氏いないせいで、変な方向に行ってるのかも
と思っていると
九曜さんがあたしのベットの下を探り始めました。
何してるんですか?
「──エロ本──」
女子がそんなこと行っちゃダメなのです!そもそも、男の子だけですよ
「──そう──だから置いてる──」
へ?どういう意味です?
「──藤原の──ベットの下から──橘さんの──ベットの下に──ちぇーんじ──」
ばか!やめろ昆布!
「──ほら──」
うゎ!ヒ、人妻・・・
ダメよ京子!何も見てない何も見てないの!
「──やめた──つまんない──」
ふぅ良かったのです。それにしても意外でしたてっきりロriだと思って
「──いやらしい──」
って家でそんなもん読むなぁ!

「──今日は──楽しかった──」
あたしは疲れましたけどね。まぁ楽しくなかったって言ったら嘘か
「──レポート──書けた──」
いつの間にか、九曜さんの手にある一枚の紙。
読ませていただいていいですか?
「──どうぞ──」


雨。
傘で橘京子を迎えにいく。嬉しそうな顔
家に上がってくというと顔を真っ赤にした。
よほど嬉しかったのだろう。
家では色々遊んでくれて楽しかった。
人間が遊ぶ理由を学習した。


──今あたしの顔はまた真っ赤でしょう
楽しかった・・・嬉しいですね。本当に嬉しいのです。
あれ?裏に写真とPSが・・・

PS.橘京子のベットの下の本

…写真は皆さんのご想像にお任せします
このっ!コーンーブー!
「──バイバイキーン──」
髪を翼のように羽ばたかせ、飛んでいってしまいました
最後にチラッとみせた九曜さんの笑顔のお陰で、
あたしは秋霖の中、寂しい思いはしなくて済みそうです。