「四字熟語え②」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
「四字熟語え②」(2008/12/06 (土) 23:31:07) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
#contents()
----
***燕頷虎頸 えんがんこけい
意味:燕のようなあごと、虎のようなくび。遠国の諸侯となる人相のこと。
(「燕頷」は武力に秀でた人物の骨相)
故事:後漢の班超は生まれながらに燕のようなあごと虎のような頸をしており、
はじめ間に雇われ筆書の仕事をしていた。あるとき筆を投じて異域で
戦功を立てた張騫のようにありたいと志し、占い師に見せたところ、
遠方で候に封ぜられる人相という。果たしてのち万里の外に遠征し、
戦勝して定遠候に封ぜられた故事から
出典:『後漢書』<班超伝>
類義語:燕頷虎頭 えんがんことう
燕頷投筆 えんがんとうひつ
***燕頷虎頭 えんがんことう
⇒燕頷虎頸 えんがんこけい
***燕頷投筆 えんがんとうひつ
意味:一大決心をして志を立てること。また文筆をやめて武の道に進むこと。
(「燕頷」は燕のようなあごで武力に秀でた人物の骨相
「投筆」は筆を投げ捨てる、筆をおく意)
訓読:燕頷(えんがん)筆(ふで)を投(とう)ず
故事:⇒燕頷虎頸えんがんこけい の項参照
出典:『後漢書』<班超伝>
***郢書燕説 えいしょえんせつ
意味:こじつけること。意味もないことをこじつけてもっともらしく説明すること。
(「郢」は楚の国の都、「燕」は国の名)
故事:昔、郢の人が燕の大臣に手紙を書いたとき、灯火が暗いので
「燭を挙げよ」と言ったのを、そのまま筆記してしまった。
燕の大臣はこれを読み、「賢人を登用せよ」の意であるとこじつけ、
その通り実行したところ国がよく治まったという故事から。
出典:『韓非子』<外儲説・左上>
***婉曲迂遠 えんきょくうえん
意味:非常に回りくどいこと
(「婉曲」は遠まわしで穏やかなこと「迂遠」は回りくどく実用的でないこと)
対義語:直接簡明 ちょくせつかんめい
***延頸挙踵 えんけいきょしょう
意味:人の来訪を待ち望むさま。首を伸ばし、つま先立って待ち望む意。
訓読:頸(くび)を延(の)べ踵(くびす)を挙(あ)ぐ
出典:『呂氏春秋』<精通>
類義語:延頸企踵 えんけいきしょう
翹首企足 ぎょうしゅきそく
翹足引領 ぎょうそくいんりょう
延頸鶴望 えんけいかくぼう
鶴立企佇 かくりつきちょ
***猿猴取月 えんこうしゅげつ
意味:身の程知らずが身を滅ぼすたとえ
(サルが水に映った月を取ろうとして木の枝にぶら下がったところ、
枝が折れ、落ちて溺死したという寓話から)
訓読:猿猴(えんこう)月を取る
出典:『僧祗律』<七>
類義語:海底撈月 かいていろうげつ
蟷螂之斧 とうろうのおの
***依怙贔屓 えこひいき
意味:片方に心を傾け助けること。好きな方だけ肩入れすること。
(「依怙」は頼りにする意であるが、日本では不公平の意味にも使われる
「贔屓」力を出し努力するさま、転じて人に目をかけて引き立てること
***越俎代庖 えっそだいほう
⇒越俎之罪 えっそのつみ
***越俎之罪 えっそのつみ
意味:自分の分をこえて他人の権限を侵す罪
(「俎」はまな板のこと)
故事:尭帝が許由に天下を譲ろうとした時、許由が、
「人は分を守ることが重要で、たとえ料理人がそのことを怠って
神に供える料理を作らなくても、神主が代わって台所に立つことは
できますまい」と断った故事から
出典:『荘子』<逍遥遊>
類義語:越俎代庖 えっそだいほう
対義語:越畔之思 えっぱんのおもい
***越鳧楚乙 えつふそいつ
意味:場所や人によって同じものでも呼び名が異なるたとえ。
(「鳧」はかも、「乙」は燕の意)
故事:鴻(おおとり)が空高く飛ぶのを見て、越の国の人は鳧(かも)といい
楚の国の人は乙(燕)であると言った故事。
出典:『南史』<顧歓伝>
***宴安酖毒 えんあんちんどく
意味:享楽におぼれてはいけないと言う教え
いたずらに享楽にふけるのは、酖毒をあおって自殺するに等しい
(「宴安」は遊び楽しむこと、「酖毒」は鴆と言う鳥の毒で猛毒)
出典:『春秋左士伝』<閔公元年>
***烟雲過眼 えんうんかがん
⇒雲烟過眼 うんえんかがん
***蜿蜒長蛇 えんえんちょうだ
意味:ヘビのようにうねうねと長く続くこと。
(儒教の五経の一つである『春秋』の表現様式を評した語)
類義語:紆余委蛇 うよいだ
***円滑洒脱 えんかつしゃだつ
意味:物事をそつなくとりしきるさま
(「円滑」はかどだたないこと、「洒脱」はすっきりしていること)
類義語:円転滑脱 えんてんかつだつ
***烟霞痼疾 えんかのこしつ
意味:山水をめでる心が極めて強いこと。また、隠居すること。
(「烟霞」は雲や霞のことで、転じて山水の景色。
「痼疾」は長く治らない病気、持病)
出典:『唐書』<田游巌伝>
類義語:泉石膏肓 せんせきこうこう
----
#right(){⇒[[四字熟語]]}
#contents()
----
***燕頷虎頸 えんがんこけい
意味:燕のようなあごと、虎のようなくび。遠国の諸侯となる人相のこと。
(「燕頷」は武力に秀でた人物の骨相)
故事:後漢の班超は生まれながらに燕のようなあごと虎のような頸をしており、
はじめ間に雇われ筆書の仕事をしていた。あるとき筆を投じて異域で
戦功を立てた張騫のようにありたいと志し、占い師に見せたところ、
遠方で候に封ぜられる人相という。果たしてのち万里の外に遠征し、
戦勝して定遠候に封ぜられた故事から
出典:『後漢書』<班超伝>
類義語:燕頷虎頭 えんがんことう
燕頷投筆 えんがんとうひつ
***燕頷虎頭 えんがんことう
⇒燕頷虎頸 えんがんこけい
***燕頷投筆 えんがんとうひつ
意味:一大決心をして志を立てること。また文筆をやめて武の道に進むこと。
(「燕頷」は燕のようなあごで武力に秀でた人物の骨相
「投筆」は筆を投げ捨てる、筆をおく意)
訓読:燕頷(えんがん)筆(ふで)を投(とう)ず
故事:⇒燕頷虎頸えんがんこけい の項参照
出典:『後漢書』<班超伝>
***婉曲迂遠 えんきょくうえん
意味:非常に回りくどいこと
(「婉曲」は遠まわしで穏やかなこと「迂遠」は回りくどく実用的でないこと)
対義語:直接簡明 ちょくせつかんめい
***延頸挙踵 えんけいきょしょう
意味:人の来訪を待ち望むさま。首を伸ばし、つま先立って待ち望む意。
訓読:頸(くび)を延(の)べ踵(くびす)を挙(あ)ぐ
出典:『呂氏春秋』<精通>
類義語:延頸企踵 えんけいきしょう
翹首企足 ぎょうしゅきそく
翹足引領 ぎょうそくいんりょう
延頸鶴望 えんけいかくぼう
鶴立企佇 かくりつきちょ
***猿猴取月 えんこうしゅげつ
意味:身の程知らずが身を滅ぼすたとえ
(サルが水に映った月を取ろうとして木の枝にぶら下がったところ、
枝が折れ、落ちて溺死したという寓話から)
訓読:猿猴(えんこう)月を取る
出典:『僧祗律』<七>
類義語:海底撈月 かいていろうげつ
蟷螂之斧 とうろうのおの
***円鑿方枘 えんさくほうぜい
意味:物事がうまくかみ合わないことのたとえ
(「円鑿」は丸い穴、「方枘」は四角いほぞのこと)
出典:『史記』<孟軻伝>
類義語:円孔方木 えんこうほうぼく
***烟波縹渺 えんぱひょうびょう
※煙波縹緲 とも書く
意味:広々とした水面がもやでかすんで、水面と空との境がはっきり見えないさま。
***猿臂之勢 えんぴのいきおい
意味:攻守や進退が自在にできる軍隊の体制。また、遠方に陣地を設けること。
(「猿臂」はサルの長いひじ。長いひじは弓を引くのに有利なことから
弓射にすぐれることをいう。また、長いひじを自由に扱うことから
進退が自在、遠くに陣を張る意となる)
出典:『旧唐書』<李光弼伝>
***偃武修文 えんぶしゅうぶん
意味:世の中が穏やかで平和なこと
(「偃武」は武器を片付けて使わないことから、戦争をやめる意。
「修文」は学問を修める意。戦いをやめて、学問・教養を高めることから)
訓読:武(ぶ)を偃(ふ)せて文(ぶん)を修(おさ)む
出典:『書経』<武成>
類義語:偃武恢文 えんぶかいぶん
天下泰平 てんかたいへい
***閻浮檀金 えんぶだごん
意味:良質の金のたとえ
(閻浮提(須弥山の南方海上にあるという島)にある大樹の閻浮樹の元に
あるという金塊。また、閻浮樹の林を流れる川底にある砂金のこと。
其黄金は赤黄色で紫色を帯び、金の高貴なものとされる。
「檀」は「那檀」の略で、川を意味する)
出典:『大智度論』<三五>
***厭聞飫聴 えんぶんよちょう
意味:聞き飽きること
(「厭」「飫」ともに飽きる意。飽きるほど聴くということ)
出典:曾鞏の文
***婉娩聴従 えんべんちょうじゅう
意味:心が優しく素直で、人の言う事に逆らわず従うさま。
(「婉娩」はおとなしく素直なさま、しとやかなさま。「聴従」は命令に従うこと)
出典:『礼記』<内則>
***衍曼流爛 えんまんりゅうらん
意味:悪が広くはびこり、世の中全体に広がってゆくこと
(「衍曼」は広がりはびこること、「流爛」は散り散りになる意)
出典:『史記』<司馬相如伝>
***轅門二竜 えんもんにりょう
意味:唐の烏承玭と族兄の烏承恩のこと。この二人は沈着で勇気に富み、
かつ決断力があったので、戦場で功績を上げてこのように評された。
(「轅門」は陣屋の門。戦場では車を並べて囲い、轅を向かい合わせて
門のようにした。転じて、戦場のこと)
出典:『唐書』<烏承玭伝>
***厭離穢土 えんりえど
⇒厭離穢土 おんりえど
***円顱方趾 えんろほうし
意味:丸い頭と四角い足。人類のこと。
頭は天に、足は大地に似るという人類と天地の類似を説いたもの。
(「顱」は頭、「趾」は足。)
類義語:円頭方足 えんとうほうそく
円首方足 えんしゅほうそく
----
#right(){⇒[[四字熟語]]}